GENERATIONS 小森隼の【小森の小言】第25弾 長いようで短かったこの日。そして伝説へ…

早いもので
小森の小言も遂に1年。

気づけば平成も終わり
令和元年を迎えた
暖かい光が降り注ぐ春の季節。

思い返せば
1年前の今頃は
コラムを始めるお話をいただき
自分の今までの経験にはない事で
あまりに荒唐無稽な話に聞こえていた。

昔から話す事は好きで
周囲の人間から
うるさく口数の多い人だと
言われていた。
とても慌てん坊で、おっちょこちょいで、無くし物も多く
それに加えて運動神経まで悪いときたら
周囲の人間から、間抜け王の称号を欲しいがままにかっさらう男である。

そんな僕が、言葉を使って読者の皆さんに
月に2回もコラムをお届けするなど
不安しかない。
心の片隅に1ミリも成功する要素や気持ちが無かった。
今は満足している。成功しているとは1ミリも思ってないが
人間面白いものでやり続ければ少しばかりの自信はつくものだ。(笑)
そんな僕が
遂に1年間コラムを書き続けることができた。
そして、コラムを書くことによって
とても文字が好きになった。

沢山の方が書かれた本に潜り込む事によって
自分の頭の中の引き出しが
少しずつ増えていく感覚もあった。
昔はただ高くそびえている本屋さんの本棚が
いつしか沢山のステキな本が詰まっていると気づき、
少し意識をして本屋さんを巡るようになった。

この1年間で
小森 隼が少し変わった気がする。
それはきっと僕だけではなく
読者の皆さんもそうだと思う。

青い春を迎え
沢山の出会いや不安を抱えながら
社会の渦に飲み込まれ
自分の未熟さを感じながらも
夢や希望の活力に溢れた春

朱い夏が訪れ
抱えきれない程の想いが
次から次へと自分の中に溶け込み出し
それを弾けさせようと心踊り
燃え盛る勢いに満ちた夏を迎え

白い秋が訪れて
舞い落ちる枯葉を見て
自分の中にあった情熱が一度白色になるように
どこか落ち着いていて
どこかに悲しさを感じた秋

玄冬は
陽が暮れるのがとても早く
この世界には1人しかいないのではないかと
錯覚してしまうような孤独を感じながら
見渡した周りにいる人々に温かさを感じた冬

何気ない1年でも
みんなそれぞれに
何かを無意識に感じている。
何もなく過ぎる1年はなく
何かしらの成長や変化を遂げて人は成り立っているのではないかと改めて感じる。

この1年の流れも
人生に例える事が出来る
と昔、先輩に教えていただき
その言葉がとても自分の心の中にある。

若い時は青春に囚われてしまう。
若さは失っていくもので
2度と戻ることのないものだから。
でも、人には
青春で輝いたように
その時に応じて同じように輝く時が来る。

青春が過ぎれば
朱夏が来て
それを乗り越えれば白秋
そして玄冬を迎えるのだと。

だから、一瞬一瞬を大切にしようと思うのです。
得るものもあれば
失っていくものもあって
ただそれが必ずしも悲しい結末とは限らない!

新元号を迎え
時代が少しずつ変わっていく今、新しい自分に会いにいきませんか?


さて、小森の小言1年記念の
小森のサイン入り色紙プレゼント当選者は……

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