関東・東京でプロ野球観戦のヒント|おすすめの球場やチケットの値段、服装や持ち物

初めてのプロ野球観戦なら気持ちがいい神宮球場! 総合的には東京ドーム



既に好きなチームや選手がいる。家の近所の球場から行ってみたい。そういう方はそこから野球観戦を始めるが一番いいでしょう。まだ初観戦の球場に迷っている方々に、ここではアドバイスさせていただきます。

総合的に考慮するとやはり「東京ドーム」がおすすめです。余程のことがなければ中止にならないというのは大きなアドバンテージです。特に子供連れや、遠方から知人との観戦ならなおさらです。試合が催行されても、野外での観戦は気持ちがいい反面、春秋は肌寒く、夏は暑さに悩まされることもありますが、東京ドームなら空調が効いており快適な観戦ができます。当然アンチの方もいるでしょうが、ジャイアンツは野球をあまり知らない人でも知っている著名な選手も多く、一度は見たいチームです。ただ予定が決まればネットで買えますのでチケットは押さえておきましょう。
もうひとつのおすすめは「神宮球場」です。アクセスのいい都心にありながら、神宮外苑の緑に囲まれ、晴れた日には青空や夜空の下、関東の球場では一番歴史のある、古き良き時代の野球観戦の雰囲気を味わえます。曜日や対戦カードのよっては当日でもチケットを買えるので、気軽に会社帰りに寄れるのが魅力です。神宮外苑の再開発で2027年には今の秩父宮ラグビー場の場所に新球場が建て直され、その後取り壊される予定もあるので、今のうちのこの雰囲気を味わっておきたいものです。

チケットを手に入れる! 購入は公式ページが簡単! 球場窓口なら相談も



まず気になるチケットの値段ですが、昨今東京ドーム以外は曜日や対戦カードでチケットの値段が細分化され変動します。概ね特殊席を除くと2000~6000円程度になります。バッターボックスの後ろのネット裏が一番高く、2階席や外野席などバッターボックスから遠くなる程安くなります。どんな席がいいかは次の項目でご説明します。

次にチケットの購入方法ですが、各チームの公式ページから購入するのが一番初心者にはわかりやすいです。ここからはライブのチケットを買うのと同じ流れです。公式ページを見るとお得なチケット情報も出ています。

もうひとつは球場が職場や住まいに近いようなら、下見を兼ね球場の窓口に前売り券を買いに行ってみるのもいいでしょう。「通路側がいい」「出入口の近くがいい」等細かい要望にも相談に乗ってもらえます。

そして当日券ですが、曜日、対戦カード、チームの成績等で流動的な部分がありますが、夏休み以外の平日で、席種を問わなければ東京ドームでもなんとかなることが多いです。逆に今は横浜が混む傾向にあります。対戦カードとしてはセリーグ3球場ともタイガース、カープ戦が混みます。そしてパリーグの千葉マリン、西武ドームの2球場は、平均的に札止めになりませんが、当日券が200円高くなります。いずれにしろ予定が決まったら、希望に近い席も取れますし、前売りを抑えた方が無難です。

豊富な席種! 初心者におすすめ席はバックネット裏に近い2階席



初心者の方が席種を選ぶ際押さえておきたいことは、「1塁ライト側」はホームチームファン(例えば東京ドームならジャイアンツ)「3塁レフト側」は対戦相手ビジターチームのファンの席になります。ただし関東5球場で「西武ドーム」は変則的でこの逆になりライオンズファンは「3塁レフト側」に行くことになりますので注意してください。特に熱狂的なファンが集まる外野席中心に「応援席」としてチケット購入時に住み分けし、このエリアではトラブル防止のため他チームのユニホーム着用禁止などの規定があります。また対戦カードによって「ホームチーム応援席」をビジター側に広げることもありますので、チケット購入時に席種図を確認してください。

総じて外野席はリーズナブルですので(2000~2500円)、こういうにぎやかな席で楽しむのも「プロ野球に来た!」という実感がわきいい経験になるかと思いますが、自軍の攻撃時には立ち上がって応援歌を歌い続けるのが観戦スタイルになりますのでなかなかハードです。チケット売れ行きが一番早い席ですので早めの予約が必要です。

のんびり、リーズナブルに楽しみたいなら、2階席のバックネット裏に近く、なるべく前の方の席がおすすめです。球場全体が見渡せ、チーム全体の動きもわかります。じっくり見たい野球通の集まる席でもあります。概ね料金は3000~3500円前後です。

野球観戦を思い切り楽しむための服装、持ち物、注意点



まず服装ですが、平日など会社帰りに訪れる人も多数いますので、極端に神経を使うことはないです。普通に遊びに行く服装で一向に構いません。野外ライブを見に行ったことのある方ならその時のことを思い出してください。ただ春先や秋のナイターは一枚羽織る物を用意した方がいい場合もあります。また夏は、タオル類は余分があった方がいいでしょう。多少の雨なら試合を決行することありますので、天候によってなるべくカッパを用意しましょう。傘も持ち込めますが、周囲に気を使ってしまいます。女性は日本の球場は傾斜が急な席が多いのでヒールの高い靴は避けた方が楽です。その他は食事をする際にウエットティッシュ、2階席ですとオペラグラスがあると助かります。また現地購入で各チームの公式ガイドブック(イヤーブックとも言います)を買うのが記念にもなりますのでおすすめです。選手の紹介から、球場内の案内まで出ていますので便利です。グッズを買う人は少し大きめなバックで出掛けましょう。

逆に持ち込めない物はビン、缶です。場内の飲み物は正直高いですが、安全上禁止です。ペットボトルは500ml以下の物(600ml可の球場もあります)なら凍らせなければ常識的な本数であれば関東の5球場はOKです。なお紙パックに関しては問題ありません。自前のお弁当類ですが持ち込みは可ですが、夏場は注意が必要です。

そして試合中は打球の行方にはくれぐれも注意して楽しみましょう。

以上プロ野球観戦未経験者の方が疑問に思いそうなことをまとめてみました。入場料の値幅も広いので、お財布事情や、「ゆっくりみたい」「応援に参加したい」等各人の観戦スタイルに合わせて思い思いに楽しむことができます。一昔前のように大暴れする酔っ払いもめったにいませんので、「カープ女子」という言葉もあるように女性同士でも安心して観戦できます。チケットの確保も、レギュラーシーズンであれば前売り日に延々と並ぶことも必要ありませんので気軽に楽しめる娯楽です。関東の場合、都心以外にも、横浜、千葉、埼玉にほどよく散らばっていますので、近い球場から出かけてみましょう。
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