「武尊二世」橋本実生【格闘家イケメンファイル Vol.103】

橋本実生(撮影・蔦野裕)

「1回も負けたくない。上り続けて、誰の手も届かないところへ行きたい」


 AbemaTVで放映された『格闘代理戦争 4thシーズン』でTEAM武尊の優勝に貢献した19歳の橋本実生。決して引くことのないファイトスタイルに甘いルックスが加わり”武尊二世”として注目を集める橋本が、『格闘代理戦争』でK-1ファイターが率いたチームの中から選抜された7名とK-1選抜の7名が対抗戦を行う「K-1 KHAOS NIGHT.9〜K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦」(9月27日、東京・新宿FACE)で、格闘代理戦争チームとして、メインイベントでプロデビューを飾る。

「デビュー戦でメインイベントなんて予想もしていなかったことなので、本当にありがたいです。その分プレッシャーも感じていますので、まずはそのプレッシャーに打ち勝つこと。それから、この試合が決まって対戦相手の松本日向選手の過去の試合を見たのですが、アグレッシブで強いファイターなので、圧倒的な試合をして勝利したいです。そのために今は自分の弱点を補う練習をしています」

 幼少期から空手を習っていて、全日本ジュニア空手道選手権大会で優勝経験も。ブランクの末にキックボクシングにたどり着いた経緯は?

「特に打たれ強さという点では空手の経験は今に生きているのですが、空手自体は習い事として親にやらされていただけだったので、小学生の頃はやめたくて仕方がなかったんです。それでもやらなくてはいけなかったので仕方なくただただ励んでいたら結果が伴ってしまった。中学に入ってサッカーをかじった時期もありましたが集団競技の“連帯責任”という考え方が性に合わなかったりと、他のスポーツに目移りすることもなく、一方で中学生の頃には空手も楽しくなっていました。ただそれでも“空手をやってても将来性がない。続けていても未来がない”という気持ちのほうが強かったので両親には中学いっぱいでやめる意思を伝えたところ“やめるなら結果を出せ”と。それで全日本大会で優勝してきっぱりとやめました。高校時代は何もせず学校以外は仕事と遊びに夢中でしたが、高校卒業にあたって“これからどうしよう”となった時に、ずっと好きだったK-1に挑戦してみよう、と。お兄ちゃんと一緒に“空手やってたし、やってみたらいけるんちゃう?”と、割と軽い気持ちで話をして(笑)、とりあえず、武尊さんや卜部功也さんをはじめとする憧れの選手たちのいるK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST(以下、KREST)の体験に行ってみたんです。それで、最初にジムにたどり着いたら中で卜部弘嵩さんと功也さんがシャドーしてて、そんな人たちがいるかたわらで体験させてもらえるなんて思ってもいなかったので、“場所間違えたかな?”と思って、思わず一回引き返しちゃったんです(笑)。でもマップを見る限り“ここだよな?”って確認して(笑)。体験させてもらっている時に功也さんが来てくれていろいろ教えてくれたりして……、憧れますよね。その体験の際にプロ志望であることを用紙に記入していたら、(渡辺雅和)代表から“明日スパーリングがあるからおいで”と誘ってもらえたんです。本来はトライアウトで勝ってプロ練に入っていくので、これはあまりないことだと思うんですが。その時は自分も正直“やれるだろう”と思って行ってみたんですが、みんなにボコボコにされちゃって。それで地元に戻って近所でキックボクシングを習い始めながらお金を貯めて、お兄ちゃんと東京に出てきました。もともと、いろんなジムに行ってみようと思っていたのですが、KRESTでボコボコにされてしまったので、それでKREST以外のところに行くというのも嫌だったんです。だからここで強くなろう、と」
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