LEDパフォーマンス「SAMURIZE」や屋内型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」を紹介、経産省の次世代エンターテインメント研究ワーキンググループで

LDH JAPANのLEDパフォーマンス「SAMURIZE」
 その後、エンターテインメントの事例と課題について、LDH JAPANとSMALL WORLD各社の取り組みを映像を交えて紹介。LDH JAPANの石井一弘ストラテジックプロデューサーは、LEDシステムを使ったダンスパフォーマンス「SAMURIZE(サムライズ)」のライブ会場における活用例を披露した。ダンスミュージックに合わせて1/1000秒単位でLEDの色と点滅をプラグラムし、すべてコントロールしながらパフォーマンスを行う「SAMURIZE」は、世界的にもこの規模では類を見ないコンテンツだという。今後は街頭イルミネーションに転用する可能性や将来的には聴覚障害者に音楽を感じてもらえるように技術を高めていく予定だ。

 続いてSMALL WORLDの近藤正拡代表取締役が、2020年に開業予定の世界最大の屋内型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO(スモールワールズ TOKYO)」を解説。日本のIP(知的財産)コンテンツである「新世紀エヴァンゲリオン」や「美少女戦士セーラームーン」などのエリアを設け、3Dスキャンを使って来場者のミニチュアを作成し、住民として参加できることが特長のテーマパーク。ビジネスモデルとしての万博を目指し、スケールを1/80に落としたミニチュアで実現させた。今後は海外展開を視野に入れるほか、場所や資金調達の面で日本独特の難しさがあったことを訴えた。

 なお「都市型文化・芸術・エンターテインメント構想に関する研究ワーキンググループ」の今後の活動予定は早稲田大学グローバル科学知融合研究所とともにさらに意見交換を行い、東京2020オリンピック・パラリンピック公認プログラム「BEYOND 2020 NEXT FORUM」と連携して2020年3月に向けたレポートにまとめていく。
SMALL WORLDの「SMALL WORLDS TOKYO」イメージ映像より
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