年末年始は“映え”アート展へ!「山沢栄子 私の現代」

山沢栄子《What I Am Doing No. 9》 1980(プリント1986)年 銀色素漂白方式印画 大阪中之島美術館蔵
 日本における女性写真家の草分け的存在・山沢栄子の生誕120年を記念した写真展。

 山沢栄子は1899年大阪に生まれ、1920年代のアメリカで写真を学び、1930年代から半世紀以上にわたり日本における女性写真家の草分けとして活躍。当初はポートレートの撮影を主な仕事としていたが、晩年の1980年代には抽象絵画のような写真作品を制作する作家として知られ、高い評価を得ていた。とくに、カラー写真による色鮮やかな作品群は、当時の日本では他に例を見ないものであり、〈私の現代 / What I Am Doing〉と題して発表されたこのシリーズには、きわめてコンセプチュアルな表現も含まれている。

 本展では、1970~80年代に手がけたカラーとモノクロによる抽象写真シリーズ〈What I Am Doing〉を中心に、 抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、戦前の活動を伝えるポートレートや関連資料などを展示し、写真による造形の実験を重ねることで、独自の芸術表現に到達した作家の歩みをたどる。

 また会場では東京都写真美術館のコレクションから、アルフレッド・スティーグリッツやポール・ストランド、アンセル・アダムス、エドワード・ウェストン、イモジェン・カニンガム、ラルフ・スタイナーほか、ファッション・広告写真のセシル・ビートン、ジョン・ローリングス、ポール・アウターブリッジ・ジュニアらの作品も加えて紹介し、1920年代以降のアメリカ近代写真の状況と、山沢への影響を探っていく。

山沢栄子 私の現代
【会場・会期】東京都写真美術館開催中~2020年1月26日(日)
【時間】10~18時(入館は閉館時間の30分前まで)
【休】毎週月曜(月曜が祝日・振替休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/29~1/1) ※1月2日(木)と3日(金)の開館は18時まで
【料金】一般700円、学生600円、中高生・65歳以上500円 ※1月2日、3日、21日は無料
【問い合わせ】03-3280-0099
【交通】JR恵比寿駅東口より徒歩約7分 恵比寿ガーデンプレイス内
【URL】https://topmuseum.jp/