[インタビュー]のん 映画『星屑の町』6年ぶりの実写劇場映画でちょっとオトナなムード歌謡を熱唱

 25年にわたって愛され続けた舞台「星屑の町」シリーズが、ヒロイン役にのんを迎え実写映画化。6年ぶりの実写劇場映画出演となるのんが、東北弁バリバリの田舎娘から一躍、大舞台へと躍り出るヒロイン愛を好演。ベテラン俳優陣の真っただ中に飛び込んだ撮影現場の様子から、インパクト満点の昭和歌謡を自ら歌い上げる歌唱シーンまで、その舞台裏を振り返る!
[のん]撮影・蔦野裕 スタイリスト・町野泉美 ヘア&メイク・菅野史絵(クララシステム)

のん、ベテラン俳優陣の真ん中に“飛び入り”!


 本作は、劇作家・演出家の水谷龍二とラサール石井、小宮孝泰が結成したユニット「星屑の会」によって1994年に第1作が上演、その後シリーズ化され25年にわたって愛され続けた舞台作品の映画化。 

「初演時の映像を拝見したのですが、すごく面白いと思いました。ムード歌謡を軸に、ハローナイツの皆さんの笑いたっぷりのやり取りや、地方巡業のドタバタ感が楽しく、温かく描かれていて、ステキな世界観だなと思いました。何より、このすごい顔ぶれの中に加わらせていただくことができる作品なんて、そうそうないと思いました。お一人おひとりもそうなんですが、この皆さんが集まった作品に参加できるのは、本当に貴重なことだ、と思ってぜひ出演させていただきたい、と思いました。それと、個人的なつながりを感じたのが、偶然にも私が手掛けた『のんたれ (I AM NON)』という作品の中の映画『おちをつけなんせ』で、お母さん役を演じていただいた春木みさよさんは、初演のときに、ヒロインを演じていらっしゃった方なんです。そういったこともあり、つながりというか、運命的なものも感じたんです」

 売れないコーラスグループ「山田修とハローナイツ」のメンバーを演じるのは、舞台版と同じく、大平サブロー、ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、有薗芳記という、個性たっぷりのベテラン俳優陣。今回、のんが演じるのは、そのハローナイツの中に飛び入りする歌手志望の田舎娘・愛という役どころ。劇中と同じく、長年チームを組んで舞台を行ってきたベテラン陣の中に“飛び入り”した感想は…?

「皆さんとお会いした初日は本当に緊張しました。もともと本作は、皆さんが25年続けられてきた舞台シリーズが原案となっていて、そこへ“ぽっと出”の私が加わらせていただくわけなので、緊張しっぱなしでしたね。でも、皆さんはちょうど本作の前に新作舞台を終えられた後だったということもあり、控室も和やかで、お話もすごく面白くて。皆さんが普通に話している様子を切り取って映画にしてもいいくらい、本当に会話が面白いんです(笑)。その中にあって、私も最初は借りてきた猫みたいでしたが、皆さんが本当に優しくて、気さくに話しかけてくださって。緊張はなかなか取れなかったですが(笑)」
 メンバーの一人を演じるラサール石井からは、ステキなプレゼントも。

「私が、映画の『スパイダーマン:スパイダーバース』を熱く語っていた記事をラサールさんが読んでいらっしゃって、『スパイダーバース』のプリントパーカーをいきなりプレゼントしてくださったんです。すごくうれしかったですね。他のキャストの皆さんも、本当に優しく接してくださって、撮影はとても楽しかったです」
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