のん、東日本大震災から12年の東北に「のんになってから特にあたたかく迎えてもらえる」

 俳優で創作あーちすとののんが9日、都内で「ふくしま12市町村 移住PRイベント」に登壇した。

「ふくしま12市町村 移住PRイベント」に登壇したのん

 まもなく発生から12年を迎える東日本大震災で、福島第一原子力発電所の事故により避難指示等の対象となった「ふくしま12市町村」。その現状と移住の魅力をPRするため、自身のYouTubeチャンネル「のんやろが!ちゃんねる」にてコラボ動画を制作した。

 のんは南相馬市で地元食材を使ったレストランを経営する吉川夫妻と、楢葉町でシェアハウスと食堂を運営する古谷さんの2組の移住者と対談。実際に訪れてみて「自分のやりたいことがあって南相馬市に行った吉川夫妻のお話や、楢葉町に行ってから自分のやりたいことが見つかった古川さんのお話を聞いたので、自分が好きだったりやりたいことを実現する準備ができるところなんだなと思いました」と語る。

 特に印象に残ったことは「ご飯がメチャクチャおいしかったです」と即答。

「吉川夫妻はレストランを営んでいて、お2人に朝ごはんを作っていただいたり、お昼にもその場で作っていただいたごはんを食べたんですけど、今年に入って一番おいしかったかもしれないくらい胸いっぱいになるようなおいしさ。シェアハウスを営んでいる古谷さんには『マミーすいとん』とか『ゆず味噌のふろふき大根』を作っていただいて、体に染み渡るおいしさですごく幸せでした」といい「東北に行く度に “本当にいいところだな” と感じるんですけど、福島も景色だったり接する人のすべてがあたたかくて、いいところだなと思いました」としみじみ。

 後半は事前に用意したフリップを元にトーク。「ふくしま12市町村」の魅力は「好きを包んでくれる」ところだといい「土地の人たちがやさしくて、だめなところは教えてくれるけど拒否しているわけではない。住む人と一緒に生きようとしてくれているみたいなやさしさがあって、好きなことをやるためや見つけるために移住した時に、自分の好きを包んで受け止めてくれるような包容力がある場所」と表現。

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