ウィズコロナでも恋愛は…できる?「恋愛自粛してない人」に話を聞いてみた



こんな時だからこそ「恋愛欲」強めな人に出会える



 吉田かおりさん(仮名・28歳)は、今年からしっかり結婚を見据えた恋活・婚活を予定していたという

「今年で28歳。なんとなく、本気のアラサーになるという焦りもあり、冬から結婚も見据えられる相手を合コンやマッチングアプリなどで探していました」

 そんな中、新型コロナウイルスが世の中に蔓延した。吉田さんは今も恋活を続けているのだろうか。

「ぶっちゃけ、ちゃんと続けています。さすがに緊急事態宣言が出た直後は一瞬自粛したけれど、4月後半頃からはまた活動し始めました。最初はなるべく電話などで会話してくれる人をネットやアプリで探したけれど、結局会ってみないと分からない。だから、緊急事態宣言が明けてからはリアルで会える人を探して、デートしています」

 なかなか前衛的な考え方だ。感染するリスクのことなどは考えなかったのか。

「もちろん、こんな中で会うからには、予防はしっかり心がけていましたよ。デートも飲食店とかでなく、ドライブデートにしたり公園の散歩にしたりアルコールジェルや除菌シートは持ち歩いてます。実家に帰ったり、都内を出たりということだけはないようにしていました。

渋谷・宮下公園は散歩する男女も多い
 それになにより、コロナが怖いのは確かだけど、自分が今恋愛をあきらめたくない気持ちがとても強かったんです。こんな時でも会ってくれる人って、自分と同じくらい恋愛したい人なんだろうなって思ったら、いつもよりいい人に出会えるんじゃないかなとも思ったんです」


コロナ出会いは暑いうちに…?



 コロナ禍でもじっくりと恋活を続けた吉田さん。つい最近、努力が実って彼氏ができたのだそうだ。

「夏になってからは、ほぼ毎日のようにデートのアポイントを入れました。夏になってからは感染者数は増えたけど、死亡率は下がっているから……身の回りでも”羽を伸ばすなら今しかない”っていう考えの人もいたし、私もスパートをかけるなら今だなと思いました。

 ネットやアプリ経由の人は、この後また自粛意識が強くなってきても、なんとかコミュニケーションすることはできるかなと思ったから、合コンや友達の紹介など、リアルな関係を築ける人たちとの出会いを優先しました。結果、合コンで出会った人と仲良くなり、交際に至りました。

 秋以降、また彼とも会いづらくなってしまう日々が来てしまうかもしれないから……そうなってもいいように、今のうちにたくさんコミュニケーションしていきたいです」

 コロナ禍の中で、人々の恋愛・結婚に関する意欲は増しているという。しかしその一方で、出会いに対する心理障壁は大きくなり、意欲はあっても出会いには行けないと思っている人も多いハズだ。マッチングアプリ最大手の『Pears』が7月に発表した恋愛・結婚の意識調査によれば、新型コロナウイルス感染拡大後の「交際・結婚意欲の変化」に関して、20~39歳の約3割が「交際相手が欲しい気持ちが強まっている」と回答した。しかし全体の7割が「現在恋活・婚活をしていない」と回答し、そのうちの64%は「コロナウイルスの影響で現在活動を休止している」と答えている。

 これは一つの事例でしかないが、世の中の全員が恋愛を諦めてしまったわけではないということ。考え方は人それぞれだが、自分自身の優先順位に則って行動していけばいい。

 ただ一つ言えるのは、コロナ禍の中でも、新しい恋愛は生まれているということなのだ。

(文・ミクニシオリ)

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