首都圏最大級!川崎で本気すぎる沖縄イベント『はいさいFESTA 2020』スタート

 JR川崎駅の東口から徒歩5分にある複合商業施設「ラ チッタデッラ」で、首都圏最大級の沖縄イベント『はいさいFESTA 2020』がスタートした。沖縄旅行気分が味わえる飲食屋台や物産展が42店舗出店し、伝統芸能「エイサー」の演舞(19日、22日)、沖縄ゆかりのアーティストによる野外フリーライブ、22日にはガレッジセールのゴリがMCを務める人気企画「クラブゴリッタ」が行われる。

 例年はゴールデンウイークに開催されていたが、新型コロナウイルス感染予防の観点からエイサーと野外フリーライブの観覧、飲食エリアへの入場を事前予約制(入場無料)にしたうえでシルバーウイークに開催となった。すでに入場チケットは完売しているものの、混雑時以外や空席が出た場合には会場で当日券の配布があるほか、通常エリアのチネチッタ通りおよびクラブチッタ通りにも屋台がひしめき、施設内の各レストランでも「おきなわ久米島グルメフェア」を開催中だ(〜22日)。
味付き三枚肉と丸かまぼこがのった「おきつる食堂」の「沖鶴そば」600円(税込)
 それでは、編集部のグルメ記者が厳選した沖縄グルメをご紹介しよう。チケットエリア内「おきつる食堂」の「沖鶴そば(おきつるそば)」は鶴見区のおきなわ物産センターが運営し、味付き三枚肉と丸かまぼこがのったシンプルな一杯。自社工場で製造している沖縄そばは、湯がいてから油をまぶして冷ます工程を経ることで、あの独特の食感が生まれるという。島唐辛子を泡盛に漬け込んだ伝統調味料「コーレーグース」をかけるのもおすすめ。

 そして、沖縄県那覇市から出店の「カフェンチュ」には、郷土料理の「やぎ汁」が! ヤギ肉と塩だけを丸1日かけて煮込んだ滋養たっぷりのスープは、下処理がしっかりしているのか臭みやえぐみはほとんど感じられず肉もほろほろ。お好みでトッピングにおろししょうがをのせることもできる。まさか川崎でこんなにおいしいヒージャー(ヤギ)汁が食べられるとは恐るべし。

 沖縄おでん屋台「かねまん」では、イベント限定メニュー「てびち(豚足)」が登場。30時間煮込んだというボリュームたっぷりのてびちは、少し箸を入れただけで骨から外れるほどとろとろに。ゆっくり加熱することで、軟骨がゼラチン質に変化しており、コラーゲンが豊富なのは女性にとってうれしいところ。ヤギに加え、てびちまでラインアップするとは、まさに首都圏最大級の面目躍如と言って差し支えないだろう。ちなみに、すっきりした喉越しが沖縄グルメにうってつけの「オリオンビール生」は、チケットエリア内の2カ所で提供している。

 デザートは通常エリアの「BLUE SEAL」で定番の「ブルーシールアイスクリーム」をゲット。「シークヮーサーシャーベット」は、さわやかな酸味とほのかな苦みが食後にぴったり。パイナップルアイスとラムネ入りのソーダシャーベットが混じり合った「ブルーウェーブ」は、見た目も味わいも華やかでお祭り気分の締めに最高!

 駆け足でおすすめ屋台を紹介したが、ほかにも沖縄物産やアクセサリーなど気になる屋台がいっぱい。また、各地でお祭りが中止になった今年、迫力満点の「エイサー」の演舞を見られることは胸に響くだろう。なかなか旅行には行けないけれど、近場で沖縄を楽しめる貴重なイベント『はいさいFESTA 2020』は、川崎「ラ チッタデッラ」で22日まで。

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