新美貴士が玖村修平、森坂陸を倒しフェザー級王座獲得【Krush.119】

準決勝第1試合。森坂(右)のパンチが岡嶋の顔面に炸裂(撮影・堀田真央人)

準決勝第1試合は森坂が岡嶋にKO勝ち


 準決勝第1試合は岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と森坂が対戦。

 1Rは森坂が左右のキックで岡嶋を翻弄。森坂の左ミドルで岡嶋がボディーを嫌がるしぐさも。それでも岡嶋は飛びヒザ、前に出て右ストレートを当てていくが、森坂は巧みにいなしてダメージはもらわない。

 2Rは森坂のローに岡嶋もローを返していく。岡嶋はテンカオも森坂はしっかりガード。大きなダメージとはならない。中盤以降、森坂の左ジャブが当たり出すが岡嶋は食らいながらも距離を詰めてパンチを繰り出していく。しかし森坂は左フック、左のボディーからバックブローと変幻自在な攻撃。追う岡嶋だが捕まえきれない。

 3R、岡嶋はしゃにむに前に出るが森坂は足を使ってかわしながら的確にパンチを当てていく。それでも前に出る岡嶋に森坂がカウンターの左バックブローを決めダウンを奪う。

 すぐに立った岡嶋はなおもプレッシャーを強めるが、ここも森坂は足を使ってかわしてはパンチを当てていく。岡嶋のパンチが森坂の顔面をとらえる場面もあったが、決定打にはならず。ラウンド終了間際、森坂はまたもカウンターのバックブローでダウンを奪う。トーナメントの規定は1Rに2つのダウンでKO負けとなることから、森坂のKO勝ち。決勝に駒を進めた。
「Krush.119」(11月27日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 Krushフェザー級/3分3R
○立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定3-0=30-28、30-27、30-26)神田 賢吾(WSRフェアテックス幕張)●

◆プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R
●古宮 晴(昇龍會)(判定0-3=28-30、27-30、26-30)児玉 兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)○

◆第1試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
●山浦力也(北斗会館浅科道場)(判定0^2=28-29、29-29、28-29)水津空良(優弥道場)○

◆第2試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R2分58秒、KO)森坂陸(エスジム)○

◆第3試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
●玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)新美貴士(名古屋JKファクトリー)○

◆第4試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定2-0=30-29、29-29、30-28)目黒 翔大(優弥道場)●

◆第5試合 Krushライト級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)(1R2分2秒、KO)志村力輝(兼清流総本部)●

◆第6試合 Krushウェルター級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
●松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)(2R2分42秒、反則)加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)○

◆ダブルメインイベント第1試合(第7試合) 第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)MOE(若獅子会館)●

◆ダブルメインイベント第2試合(第8試合) 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
●森坂陸(エスジム)(延長判定0-3=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=29-30、30-30、29-29)新美貴士(名古屋JKファクトリー)○
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