車いすバスケ、パラ本番会場で特別強化試合。1年半ぶりプレー披露

写真・PARAPHOTO 秋冨哲生

2019年ぶりの日本代表プレー

 男子強化指定選手は2チームに分かれて対戦。チームホワイトには、秋田啓、古澤 拓也、鳥海 連志、宮島徹也、チームブラックには、藤本怜央、豊島英、赤石竜我、岩井孝義らが名を連ねた。男子代表チームとして観客にプレーを見せるのは、2019年11月にタイで行われた「2019 アジアオセアニアチャンピオンシップス」以来、1年半ぶり。

 第1クオーターは14対13でホワイトがリード。ホワイトは背の高さを活かした秋田、スピードが持ち味の鳥海、古澤を中心に得点を重ね、対するブラックもエース藤本を中心に得点を決め、互角の戦い。続く第2クオーターも点差をわずかに広げた21対19だった。試合が動いたのは、後半、第3クオーター。立ち上がりで豊島、藤本、岩井のシュートが決まり、ブラックが逆転すると、勢いに乗って一気に6点差まで引き離す。その後も点差を広げ、34対41でブラックがリード。第4クオーター、粘るホワイトが徐々に点差を縮め、試合終了残り13秒で古澤が3ポイントを決め、53対54に。ぎりぎりまで点差を縮めたホワイトだったが、最後はブラックのディフェンスに阻まれ、53対54で終了。ブラックの勝利で幕を下ろした。