高杉真宙「漫画の最終巻は深夜に読まない」と決めた理由にあふれる作品愛! 25歳、自分らしく新たな一歩へ

レシピ本原案ドラマ主演の高杉真宙がいま相談したい悩みとは?

 同書は、2018年の3月から3年にわたってWEBサイト『幻冬舎plus』で連載された「漫画喫茶・タカスギ」に、新たに書き下ろしたエッセイと写真を加えまとめた1冊。

「始めたころよりも文章を書くのが上手になったと自分でも思いますし、僕は文章を書くのが好きなんだと改めて思いました。話すのはいまだに苦手なんです。でもやっぱり言葉にしないと伝わらない。文章を書くときは、自分の中で考えながら言語化できるので、それが好きなんだと思います。もっと人に上手に伝えられるようになりたいですし、もっとたくさん書いて文章力を上達させたいです。実際に文章を書いていると、こういうときはどんな言葉を使えばもっと美しく表現できるんだろうとか、もっと分かりやすく伝わるんだろうと思うことがよくあるので、その都度、調べてみるんですが、それがあまり使ったことがない言葉だったりするのでとても勉強になります」

 逆に、高杉がファンにおすすめされたい漫画は?

「一人旅におすすめのスポットが分かるおすすめの漫画はありますか?…と相談したいです。ずっと一人旅をしてみたいと思っているんですが、どこに行ったらいいか決めかねているんです。しかも僕は普段からあまり出歩かないので(笑)、まずは、東京を旅気分で楽しめるようなスポットとか過ごし方を教えてくれる漫画があったら読みたいです。旅気分で東京を歩き回りたくなる気持ちにさせてくれる漫画を募集中です。自分でも探してみたのですが、なかなか自分にぴったりな作品と出会えていなくて」

 漫画を通して別の視点と出会い、気持ちが切り替わったり新たな気持ちが生まれたりすることも。ゲスの極み乙女。の休日課長が原案を手掛ける新ドラマ『ホメられたい僕の妄想ごはん』では、彼女の存在を妄想しながら手料理に奮闘する主人公を演じるが…。

「料理が楽しいという気持ちにさせてくれる漫画も募集したいです(笑)。自分で作ったりもしましたけど、まずくはないけど特別においしくもなく、出来上がったものが労力や時間に見合わない気がして。料理することそのものが楽しいと思えればまた別で、腕も上がるのかもしれませんが…数年頑張ったんですが断念してしまったんです。“料理をしていると無心になれる”なんて言っている料理男子を見ると、かっこいいなと思いつつ少し嫉妬しています(笑)」

 料理で人とつながることもあれば、漫画でつながることもある。連載を始めたころから、撮影現場などでおすすめ漫画を聞かれることも増えたとか。

「この人に合うんじゃないかなと思う漫画を探すのがけっこう好きなんです。現場などで共演者の方から“こんな漫画知らない?”と聞かれるとうれしくて(笑)。そういうときは、いろいろとおすすめさせていただいています」