図鑑の世界で生き物採集!話題の体験型デジタルミュージアム「ずかんミュージアム銀座」に行ってみた

迫力満点の大きなヘラジカが登場して鼻先を持ち上げる

 鳴き声や「記録の石」の検知機能をもとに、エリア内をぐるぐる探索して生き物を探す。と、大きなヘラジカが現れた。大型の生き物が登場すると迫力満点で、気づかれないように近づくのも勇気が入る。鼻先を持ち上げて白く光った瞬間、ポチッとボタンを押して無事に記録できた。この世界には1日を24分に凝縮した独自の時間が流れ、朝から夜に加え、天気なども変化する。たとえば熱帯雨林の中で昼はアレクサンドラトリバネアゲハ、夜には同じ場所でヘラクレスサンに出会うことも。清流にすむ生き物たちの「ウォーターフォールゾーン」では、ダイサギのいた水辺に夜間はゲンジボタルが舞う。

 世界各地の淡水に暮らす生き物が登場する「アンダーウォーターゾーン」では、目の前の大きな川でゆうゆうと泳ぐピラルクーやアマゾンカワイルカだけでなく、天井にナイルワニが這い出したり、岩場を観察していると何かが飛び出すことも!? さらにアリの視点になる「アントビューゾーン」では、小さな虫たちが巨大化し、まるで映画のような世界が繰り広げられる。ここではカブトムシが飛ぶと風が吹くなど、臨場感たっぷりの演出も。

世界最大の淡水魚であるピラルクーが目の前をゆうゆうと泳ぐ