クルーザー級トーナメントV候補サッタリと対戦のRUI「最後にモノをいうのは魂」【Krush.127】

「最後にモノをいうのは魂」とRUI

谷川「自分は空手家で“押忍”なので、やっぱり心」

 ワンデイトーナメントにあたり「心技体」の中で一番重要なものとしては「心」と口をそろえた4人。その理由については杉本が「接戦になったときはメンタルの戦いになると思う」と話せば、谷川は「KRESTで良かったなと思ったことがあって。先輩方にトーナメント経験者がたくさんいて、トーナメントには何が一番大事か聞いたら“気合だ”ということなので心。自分は空手家で“押忍”なので、やっぱり心ですね」。

 RUIは「恩師といえる人から常に“心”と言われてきました。勝負に対する執着、負けん気。そして“リングの中では生き方、人生観、すべてが出る”と、そういうふうに言われてきています。そして先日の福岡大会でもECO信頼サービスの樋口会長が“魂だ”と常におっしゃっていた。トーナメントを経験したことはないが、やはり最後にモノをいうのは心、魂だと思います」とあえて“魂”という言葉も加えた。サッタリは「チャンピオンになるのに一番大事なのはメンタル面。厳しい練習をすることでフィジカル面は鍛えられるが最終的に一番大事になるのはフィジカルよりメンタルになると思う」と話した。

 Krushエバンジェリストを務める石川直生氏は「このトーナメントはどの選手がサッタリ選手を食い止めることができるかということがテーマになると思う。でも対戦相手のRUI選手はトーナメント随一の長身からの足技、課題であるパンチへの対応といった“攻防”が整えば覚醒する可能性もあると思っている。RUI選手が覚醒すればトーナメントの図式は大きく変わってくる。谷川選手と杉本選手は長く重量級戦線で実績を積んできた杉本選手に谷川選手が挑む図式となる。どれだけ谷川選手が持ち前のスピードでかき回していくか。全選手に言えることだが、ワンデイなので1回戦をいかにダメージなくクリアしていくかが一番大事なポイントになると思う」とトーナメントを展望した。

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)
◆第1試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
工藤勇樹(エスジム)vs 中平卓見(北眞舘)

◆第2試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs 谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆第3試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)vs サッタリ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス・イラン)

◆第4試合/Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
真優(月心会チーム侍)vs RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)

◆第5試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)vs 寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)

◆第6試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)vs 南雲大輝(八光流柔術総本部)

◆第7試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)vs 昇也(士魂村上塾)

◆第8試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
里見柚己(team NOVA)vs 川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)

◆第9試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 弘輝(team ALL-WIN)

◆メインイベント(第10試合)/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
準決勝(1)勝者 vs 準決勝(2)勝者
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