イタリアの郷土料理やとんかつレジェンドの洋食も!春のグルメは「東京ガーデンテラス紀尾井町」へ

 東京・赤坂の複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」が開業5周年を迎え、この春のリニューアルで新たに飲食店5店舗をオープンさせた。南イタリア・プーリア州に本店を構える「アンティキ・サポーリ」や、ニューヨークスタイルのステーキハウス「ベンジャミン ステーキハウス」など、海外で人気のレストランからベーカリー&カフェまで揃う。注目の新店舗をはじめ、「東京ガーデンテラス紀尾井町」のおすすめ店を本紙グルメ担当がチェックした。

3階「アンティキ・サポーリ」の「菜の花とカラスミの自家製オレッキエッテ」1800円(税込)

 東京メトロ「永田町駅」9a出口直結、「赤坂見附駅」D出口から徒歩1分。紀尾井町通りに面したパブリックアート「Echoes Infinity ~Immortal Flowers~」が目印の「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、グランドオープンから5周年を迎えた現在、「KIOI CONNECT」をテーマにさまざまなイベントやコンテンツを発信している。それではこの春にオープンした新店舗を含め、おすすめ7店舗を紹介しよう。

 3階の「アンティキ・サポーリ」は、南イタリア・プーリア州の郷土料理をメインとしたイタリア料理店。シェフがプーリア州モンテグロッソの本店で修行して本場の味を再現し、イタリアと同様の質の高いサービスと料理を提供するレストランに与えられる「MOI(イタリアホスピタリティー国際認証マーク)」にも認定される。

 おすすめは“ズッキーニのスフォルマート(イタリア風スフレ)”や“カポコッロ(生ハム)とランパッショーニ(ムスカリの球根)のヴィンコット(葡萄のソース)がけ”などが次から次へと出てくる「プーリア風前菜」や、やわらかくゆでた菜の花のソースにカラスミをトッピングした「自家製オレッキエッテ(耳たぶ型のショートパスタ)」。締めのドルチェにはリコッタチーズにフルッタカンディータ(果物の砂糖漬け)を混ぜ、マジパンで包んで冷やし固めた甘~い「リコッタのカッサータ」を召し上がれ。

 店内のテーブルやイス、食器などもすべてプーリアから輸入しており、初めてなのにどこか懐かしさや親しみを感じられるイチオシのレストランだ。

 店内の通路を挟んでお隣は、北イタリア・ヴェネチアの“バーカロ(気軽にワインと料理が楽しめるお店)”スタイルのレストラン「スーペルバッコ」。「ヴェネチア風“チケッティ”前菜盛り合わせ」は、“バーカロ”には欠かせない軽いおつまみを少量ずつ味わえる。「自家製ビーゴリ“ブーサラ”魚介の煮込みトマトソース」は、ビーゴリという太めのロングパスタを新鮮な魚介とトマトソースで煮込んだもの。魚介の旨みとトマトの甘さが溶け込んだソースが、パスタの表面に絡まって悶絶のおいしさ。締めはドルチェの王道「発祥の地ヴェネチアの伝統ティラミス」で決まり。

3階「スーペルバッコ」の「ヴェネチア風“チケッティ”前菜盛り合わせ」1870円(税込)
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