絵画のように美しいアニメーション!ショートフィルム『On my Bicycle / 自転車に乗って』を、観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 まずは「J-BOT ケロ太」の公式ホームページ( https://www.l4l4.co.jp/kerota/ )が開設されたケロ〜。ということで、こちらでいろいろ情報が発信されると思いますので、ぜひ覗いてみてください。

 ここ最近、ケロ太の話ばかりでしたが、実は三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.14『この暗闇を超えて温泉に行こう!GOLD』の稽古も始まっておりまして、6月14日開幕とこちらもあっという間にやってきます。皆さん、こちらもお忘れなく。

 では今週も始めましょう。

『On my Bicycle / 自転車に乗って』Programs上映・配信プログラム ANIME 1アニメーションプログラム 1

 SSFF2023への参加作を観させて頂いているのですが、素晴らしいアニメーション作品に出会いました。「On my Bicycle / 自転車に乗って」

 基本的には、おじいさんが自転車に乗って散歩しているだけ、台詞もなく淡々と終っていく8分の作品。

 これを聞いて「観たい!」と、思う人がどれだけいるかわからない概要ですが…観て!!!

 ゴッホとかモネみたいな“印象派”と呼ばれる、輪郭や色ではなく、光と空気で表現するタイプの画家が描いた絵を動かしている様な、素晴らしい作画。

 悪く言えば、ずっと画面がチラチラしているんですが、それがなんというか、観ていて苦じゃない。

 印象派の油絵の不安定さを見事に、映像に落とし込んで表現されていました。

半分以上は実写で撮って加工したのかな?と、いう感じですが、人物の所はしっかりと書き込んであるのではないでしょうか?

どういう技術なのか知りたい。

 そして、この技術を使ったオープンワールドのゲームを作って、自転車で走り回りたい!

絵画みたいな作画をするアニメーション作品自体は、結構あるのですが、観づらいものも多く、今回の画風で、説明せずに全部何が起こっているかわかる表現だったのは、圧巻です。

 印象派発祥の地、フランスで作られた作品なんですが、これぞまさに映画祭の魅力で「海外の8分のアニメ映画に出会う機会、他にある!?」と、改めて思いました。

「頑張って探して、出会う」と「偶然、出会う」の“感動の種類の違い”という感じですかね。

 様々なジャンルのプログラムが組まれているSSFF、オンラインもあるし、何よりも“ショート”なので沢山見れる!

 フラっと「普段見ないジャンル」に手を出してみるのもオススメです。

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023 (SSFF & ASIA 2023)
【開催期間】2023年6月6日(火)~6月26日(月)※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)
【会場】TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンス、オンライン会場ほか ※開催期間は各会場によって異なる
【料金】無料上映(一部、有料イベントあり)
【URL】https://shortshorts.org/2023/
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23