初のリベンジマッチの海人「いつものようなワクワク感はない。負けたら終わり。すべてを出して勝ちたい」と決意の出陣【SB】

最後まで前に出てペットモラコットを倒しに行った海人(撮影・穂積美咲)

眠れない日もあったが乗り越えて来た

 また前回の試合については「出し切れないというか、僕のやりたいことを相手のうまさみたいなもので全て止められて、接戦みたいな感じになってしまった。僕は接戦がしたかったわけではないので、そういう意味では出し切れてないことはあったのかなと思う」と振り返ったうえで「前回やりたかったこともまだあるし、それと違うことも今回はやりたいこともたくさんできたので、そういうところも全部できれば、今回はしっかり勝てるんじゃないかと思っている」と語った。“出し切る”ためには「相手がやりたいことをさせないとか、やりたいことに対しても、やり合っても僕が勝れば自分がしたいことはおのずとできていくのかなと思っている。前回も精神面では負けたとは思っていない。うまさとか見せ方とか技術面でちょっと自分のほうが劣ったのかなと思うのでそういうところでも勝ちたいと思っている。見せ方もそうですし、首の展開でもいい位置を取られていたので、そういうところも取らせないように自分がいい位置を取って圧倒したいと思っている」などと続けた。

 初めてのリベンジマッチでいつにも増して負けられない試合ということについては「いつもはもっとワクワクしたり楽しみだなと思うことが多いんですが、今回はそんなのは正直なくて。絶対に勝ちたいし、負けたら終わりと思っている。そういうところはいつもの試合とは全然違うと思っている。ベスタティ戦も野杁さんと試合をした時も楽しみでしかなくて、ワクワクしていた。その試合も“絶対に負けられない。勝つ”と思っていたが、今回はそれ以上に勝ち負けに対しては貪欲。しっかり勝ちたいと思っているので、ワクワクという気持ちはない。深く考え込み過ぎて眠れない日もあったが、そんな日もしっかり乗り越えて、試合直前まで来たので“あとはやるだけ”と思っている。自信とか覚悟とかも練習を信じて、あとはやるだけなので、ワクワクもしていないし楽しみでもないが、勝ちたいと思っている」などと現在の心境を明かした。

シュートボクシング「SHOOT BOXING 2024 act.2」(4月13日、東京・後楽園ホール)
◆SB世界スーパーウェルター級 タイトルマッチ(70.0kg契約)エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)vs ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/元ONEムエタイ世界フェザー級王者)

◆57.6kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)vs 栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)

◆SB日本ヘビー級 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限R
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位)vs 荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス 大阪 稲垣組)

◆70.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級2位)vs ロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)

◆46.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本アトム級王者)vs ホンカンラヤー・ゴー・パーサージム(タイ/チョンムロンムエタイ50kg級王者)

◆61.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級4位、元DEEP☆KICK-55kg級王者)vs 山浦俊一(新興ムエタイジム/元NJKFスーパーフェザー級王者)

◆55kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原直希(シーザージム)vs 濱田海(TIA辻道場)

◆47.0kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
坂本梨香(BELLWOOD FIGHT TEAM)vs MIYU(DFC Team LEOS)
<<< 1 2 3