初のリベンジマッチの海人「いつものようなワクワク感はない。負けたら終わり。すべてを出して勝ちたい」と決意の出陣【SB】

2月10日の試合の模様。ペットモラコットの左ミドル(撮影・穂積美咲)

タイでスーパーボンから“技の深さ”を学ぶ

 この2カ月間の成長度合いについて海人は「成長したかしていないかは試合をしてみないと何とも言えないが、これ以上ないというくらい勝つためにしっかり動いてきたので、試合をするだけかなと思っている」、前戦との違いについては「技術面ももちろんそうですし、試合の展開とか作り方とかも前回よりイメージを変えてきたので、そういうところは違うと思うし、気持ち的な覚悟や自信は前回よりもあるので、そういうところも変わっているんじゃないかと思う」と語った。

 作戦については「今回に関しては作戦とかより、自分らしく自分がしたいことを徹底的にやっていくという感じ。今の自分が持っているすべてを出して勝ち切りたいので、作戦とか対策は前回より組み立ててはいない。自分ができることを全て出して勝ちたい。これで負けるのであればそこまで。これで勝てないんであれば、何をしても勝てないと思っている。すべてを出して勝ちたいと思っている」と不退転の決意を口にした。

 この間、海人はタイに渡りONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者のスーパーボンと練習。首相撲、蹴り合いといったさまざまな局面でのペットムラコット対策を伝授されたのだが、「知ってはいたが使いこなせなかった技については、その技の深さを知らなかったから。その深さを教えてもらったので、それを試したい」とかなりの手応えを感じているようで「新しい技というか。前回は首の展開でも負けたと思っているので、首は首でしっかり組んで戦っていきたいと思っているし、蹴りも蹴られた後の展開とか蹴られる前にしていく展開も教えてもらった。そういうところはやっていきたいことがいっぱいある。一つではなく何種類も教えてもらった。それをすべて出して勝ちたいと思っている。首も前回のようにはさせないし、ヒジも前回のヒジよりはしっかり切れて倒せるヒジを教えてもらった。蹴り合いでも僕が勝れる蹴り合いの仕方を教えてもらったので、試合展開的なものを全部出していきたいと思っている」などと具体的な話も。