市川中車、歌舞伎町で初日前の息子・團子に「もう歩いたの?」自身は「60が歩く感じではない」
歌舞伎町大歌舞伎 三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛』初日前会見に挑む市川中車(右)と市川團子
歌舞伎俳優の市川中車と市川團子が挑む大スペクタクル歌舞伎、歌舞伎町大歌舞伎 三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』(5月3~26日)が、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaにて開幕した。開幕に先立って5月1日、初日前会見が行われた。
四世鶴屋南北作『獨道中五十三驛』は1827(文政10)年に初演され、長らく上演が途絶えていたが、1981(昭和56)年に3代目市川猿之助(2代目猿翁)が復活上演。澤瀉屋の「三代猿之助四十八撰」の中でも特に人気が高い作品で、中車は二幕目「岡崎無料寺の場」で初役の猫の怪を勤め、十二単をまとってTHEATER MILANO-Zaで初の宙乗りに挑戦。團子は大詰の舞踊「写書東驛路」で13役の早替わりを勤める。
中車は化け猫「猫の怪」、團子は「丹波与八郎」の衣装と化粧で登場し「この姿で同時に並ぶことはなかなかない」。中車が初日を迎える意気込みを「たくさんのお客様に来ていただいて、父の思い入れのある作品を一人でも多くの方の見ていただきたい。その思いで一丸となっているので、日々研鑽を積みながら頑張って前に進んでいる」と言えば、團子も「昨日、初めて舞台の上で大道具込みで早変わりさせていただいたんですけど、率直な感想として本当に難しかった。より一層お客様に楽しんでいただける公演となるよう研究を重ねたい」と気を引き締めた。

