SearchSearch

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第27回「DANCEって本当にすごい」

2014.11.15 Vol.DANCEの道

 青い空、広がる海、少しだけ丸みを帯びた水平線に目を奪われて2日間の天気予報に感謝した。今年のネイチャーダンスキャンプ in DANCE EARTH ビレッジ。僕は今回で3回目の参加です。去年に引き続き、今年も福島の子供たち20人くらいがバスに乗って到着。はじめは少し緊張気味でしたが、ランチのころには、すっかり打ち解けて、ケンチを呼び捨てにしてました(笑)。今年も100%元気な子供たちで、とにかく踊ることが大好きなんだなぁっていうのが伝わってきます。このキャンプ、メンバーのUSAさんのプロジェクトのDANCE EARTHの活動の一環で、今回で5回目になりますが、自然の中で、子どもたちにDANCEを通じていろいろなことを感じてもらうのが目的です。僕も普段はスタジオにこもってDANCEしているので、でっかい空の下で踊るというのは、ものすごい気分転換になります。眩しいほどの日差しや気温、肌を通り過ぎる風、土の匂い、波の音や鳥の声、人間の持っている五感で感じながら自分を解放するというのは何かをリセットしたようで、とても気持ちいいです。

 今回みんなで踊る楽曲として、DANCE EARTH PARTYの『PEACE SUNSHINE』を振り付けました! 音の速さに最初はびっくりしていたみんなも、さすが普段福島のスタジオで踊っているだけあって、2日間で踊れるようになっていました。レッスンが終わっても音がかかっている限り踊り続ける子供たちの無邪気さとDANCE熱は見ているだけで笑顔になってしまいます。毎回そうですが、最終的には自分がみんなから元気をもらったなぁと感じさせてくれるこのキャンプには、これからも参加させていただきたいと思います。

 さて、話は変わりますが、先日知り合いに送ってもらったDVDを見てビックリしました! それは大学のDANCEサークルの発表会の映像だったのですが、踊っているみなさんが聴覚障害者だというのです。耳が聞こえなくてどうやって音を取ってDANCEをしているんだろうと疑問に思い、すぐに会いに行ってきました。そこは、授業が終わった夕方の筑波技術大学敷地内の武道場。外まで聞こえるくらいのノリノリな音が響いていました。中に入ると鏡の前で十数人の生徒さんが踊っています。端から見たら何の違和感もない普通のDANCEレッスンに見えます。耳が不自由と言っても、普通に会話できる人からほとんど聞こえていない人までさまざまで、サークルのリーダーの合図やスピーカーから聞こえるかすかな音、そして振動をすべての神経を研ぎすませながら踊っているのです。レッスンは普通に音をかけてリズム取りやアイソレーション、振りの練習と進んで行きます。見ているだけはウズウズするので僕も参加(笑)。最初は生徒さんも僕も緊張していてうまくコミュニケーションが取れなかったのですが、皆さんがDANCEを見せてくれたり、僕もEXILEの楽曲を振り付けたりしていたら、やっぱり最後は全員汗だく笑顔でイェーイ!!ってなっていました(笑)。

 DANCEって本当にすごいなぁ……。国境だろうが障害だろうが超えてくれるんです。そんなことを目の当たりにしたこの経験は僕にいろんなことを感じさせてくれました。うまく言葉ではいえないのですが、何かまた一つ自分のなかで突き動くエネルギーになりました! 筑波技術大学のDANCEサークルの皆さんありがとうございました! また一緒に踊りましょう!!

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第28回「残り1カ月!やり残したことがないように」

2014.11.15 Vol.DANCEの道

 2014年も残すところ1カ月になりました。毎年12月になるとその年にやり残した事が無いかを考えます。仕事のやり残しや誰かに恩返しをし忘れていないかとか、、、考えだしたらキリがないですが、今年も最高の締めくくりができるようにとにかく最後まで一生懸命踊りたいと思います。

 年末は音楽番組が多いので、ありがたいことに毎年忙しくさせていただいています。ライブ中なのでより感じるのですが、ステージでファンの皆さんを前に生で踊る踊りと、カメラに向かってカメラの向こう側にいるファンの皆さんに向かって踊る踊りは同じ踊り方なのか、そうでないのか…皆さんはどう思いますか?

 実は、その答えは個人的になんですがいまだに出ていません。ライブで踊った時に返ってくる反応で更にパワーアップする時はありますが、自分からライブだからこう踊るとかはあまり考えてないです。カメラが目の前に来ている時に意識しないと言ったら嘘になりますが、だからって踊りを変えるかと言われたらそうでもないし、、、この先もっと経験を積んで今よりも先の踊りを踊れるようになったらその時の状況に合わせたダンスが踊れるようになるかな?(笑)なんて思いながらより伝わる世界レベルのダンスを日々追求していきたいと思います…。

 世界レベルといえば先日、ダンスではないのですがとある番組で水泳の入江陵介選手と無謀にも泳ぎで対決するという企画をやらせていただきました。僕は小学生から高校1年までかなり本気で水泳をやっていて、あのころから考えたらまさかオリンピックのメダリストの方と水泳で対決なんて夢みたいな話でしたが、本当に光栄な経験をさせていただきました。どんなジャンルでも世界レベルを感じることはもの凄い刺激をもらえます。世界一綺麗に世界一早く泳げるんですよ!(笑)きっとその裏側には素晴らしく努力しているんだろうなぁと感じました。いろいろな人に会って、いろいろな経験をさせて頂いた1年だったなぁとふり返ると思います。

 そんな怒濤の2014年を駆け抜けてきましたが、EXILE TRIBE PERFECT YEARは皆さんにとってどんな1年になりましたか?? 日々の生活の中の活力に少しでもなっていてくれたらうれしいです。毎月読んでいただいて応援してくれているファンの皆さんいつも本当にありがとうございます。

 文章を書くのは得意なほうではありませんが、いつもあたたかいお言葉をもらえるのが僕の活力になっていて続ける事ができています。僕がEXILEで踊る限り、ダンスから何かを感じる限り、そしてヘッドラインさんが許す限り(笑)

 書き続けていきたいと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。来年はAMAZING WORLDと題しまして、EXILE第四章が本格的に始動します! たくさん待ってくれた皆さんに、やっぱりEXILE最高だね!!って言ってもらえるようにHIROさんを含めた19人で2015年を駆け抜けて行きたいと思います。

  残り1カ月やり残したことがないように頑張って行きましょう!!

EXILE TETSUYA DANCEの道 第27回 DANCEって本当にすごい

2014.10.27 Vol.629

青い空、広がる海、少しだけ丸みを帯びた水平線に目を奪われて2日間の天気予報に感謝した。今年のネイチャーダンスキャンプ in DANCE EARTH ビレッジ。僕は今回で3回目の参加です。去年に引き続き、今年も福島の子供たち20人くらいがバスに乗って到着。はじめは少し緊張気味でしたが、ランチのころには、すっかり打ち解けて、ケンチを呼び捨てにしてました(笑)。今年も100%元気な子供たちで、とにかく踊ることが大好きなんだなぁっていうのが伝わってきます。このキャンプ、メンバーのUSAさんのプロジェクトのDANCE EARTHの活動の一環で、今回で5回目になりますが、自然の中で、子どもたちにDANCEを通じていろいろなことを感じてもらうのが目的です。僕も普段はスタジオにこもってDANCEしているので、でっかい空の下で踊るというのは、ものすごい気分転換になります。眩しいほどの日差しや気温、肌を通り過ぎる風、土の匂い、波の音や鳥の声、人間の持っている五感で感じながら自分を解放するというのは何かをリセットしたようで、とても気持ちいいです。
 今回みんなで踊る楽曲として、DANCE EARTH PARTYの『PEACE SUNSHINE』を振り付けました! 音の速さに最初はびっくりしていたみんなも、さすが普段福島のスタジオで踊っているだけあって、2日間で踊れるようになっていました。レッスンが終わっても音がかかっている限り踊り続ける子供たちの無邪気さとDANCE熱は見ているだけで笑顔になってしまいます。毎回そうですが、最終的には自分がみんなから元気をもらったなぁと感じさせてくれるこのキャンプには、これからも参加させていただきたいと思います。

 さて、話は変わりますが、先日知り合いに送ってもらったDVDを見てビックリしました! それは大学のDANCEサークルの発表会の映像だったのですが、踊っているみなさんが聴覚障害者だというのです。耳が聞こえなくてどうやって音を取ってDANCEをしているんだろうと疑問に思い、すぐに会いに行ってきました。そこは、授業が終わった夕方の筑波技術大学敷地内の武道場。外まで聞こえるくらいのノリノリな音が響いていました。中に入ると鏡の前で十数人の生徒さんが踊っています。端から見たら何の違和感もない普通のDANCEレッスンに見えます。耳が不自由と言っても、普通に会話できる人からほとんど聞こえていない人までさまざまで、サークルのリーダーの合図やスピーカーから聞こえるかすかな音、そして振動をすべての神経を研ぎすませながら踊っているのです。レッスンは普通に音をかけてリズム取りやアイソレーション、振りの練習と進んで行きます。見ているだけはウズウズするので僕も参加(笑)。最初は生徒さんも僕も緊張していてうまくコミュニケーションが取れなかったのですが、皆さんがDANCEを見せてくれたり、僕もEXILEの楽曲を振り付けたりしていたら、やっぱり最後は全員汗だく笑顔でイェーイ!!ってなっていました(笑)。

 DANCEって本当にすごいなぁ……。国境だろうが障害だろうが超えてくれるんです。そんなことを目の当たりにしたこの経験は僕にいろんなことを感じさせてくれました。うまく言葉ではいえないのですが、何かまた一つ自分のなかで突き動くエネルギーになりました! 筑波技術大学のDANCEサークルの皆さんありがとうございました! また一緒に踊りましょう!!

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第26回「五代目J Soul Brothersという夢」

2014.10.15 Vol.DANCEの道

 秋も深まり、ついつい美味しい秋の味覚を食べ過ぎてしまう季節になりました。なんだか夏の思い出に浸りながら寂しさを感じる匂いもしてきて、いよいよ寒さがやってきます。今年はどんな秋がやってくるのか楽しみです。

 さて、EXILE TRIBEはドームツアーが始まりました。何回経験してもドームの規模感には圧倒されてしまいます! リハーサルから演出やステージング、皆さんの前に立った時のことを頭の中で何度も想像して来ましたが、やはりファンの皆さんのエネルギーは僕の身体中をビリビリ駆け抜けます。あの歓声と笑顔と感動がいつまでも続いてほしいと思ってしまいます(笑)。LIVEってやっぱり格別ですね! 年末まで全国ツアーを皆さんと楽しみたいと思っていますのでこれから見に来る皆さん、ぜひお楽しみに!

 最近はツアーと平行して、全国のEXILE PROFESSIONAL GYMのみんなとTETSUYA’sカリキュラムというレッスンをしています。今年で2年目になりましたが、今回も楽しい時間を過ごせています。前回のDANCEの道でも言いましたが、DANCEから曲を作るという企画、実はこのカリキュラムのために作ったんです! みんなでDANCEの可能性について話したり感じてもらえたり、日本語の歌詞で振りを作ってみたり、それを発表したり……。1つの曲から学ぶことはたくさんあって、本当に作ってみて良かったなと思いました。いつか皆さんにもお見せできたらうれしいです!! 3時間のカリキュラムはみんなにとっていい時間になってもらえればうれしいですが、僕にとってもたくさんの財産を与えてくれます。それは去年もやったのですが、みんなに色紙に夢を書いてもらって発表してもらうというもので、いたってシンプルなんですがいろいろと考えさせられます。アーティストになりたい人、EXILE TRIBEに入りたい人、E-GIRLSになりたい人、人を笑顔にするパフォーマー、世界に通用するDANCER、体育教師、飛行機のパイロットなどなど、それぞれがさまざまな夢を発表してくれます。中でも面白くて考えさせられたのが、五代目J SOUL BROTHERSになりたいと書いた男の子の夢です。まだ四代目も存在していないのに!(笑)と思いましたが、考えてみれば去年はこんな事書いた人はいなかったなぁなんて思ってハッとしました。もしかして僕たちEXILEやEXILE TRIBEが進化や変化することによってそのピラミッドの裾野にいる生徒たちの夢や目標も進化や変化するのかもしれない! そう思いました。

 夢を与える職業とはよく言いますが、自分に必死で、EXILEにも必死でなんとかここまで来た今、目の前でそれを目の当たりにすると責任の重大さを痛感します。でもこれはネガティブな意味でプレッシャーを感じているわけではありません。こんなにもキラキラした目で自分の夢を堂々と語る素敵なキッズたちの輝きが、僕やEXILEまでもキラキラ輝かせてくれるんです!! まさに相乗効果(笑)。

EXILE TETSUYA DANCEの道 第26回 五代目J Soul Brothersという夢

2014.09.29 Vol.627

 秋も深まり、ついつい美味しい秋の味覚を食べ過ぎてしまう季節になりました。なんだか夏の思い出に浸りながら寂しさを感じる匂いもしてきて、いよいよ寒さがやってきます。今年はどんな秋がやってくるのか楽しみです。

さて、EXILE TRIBEはドームツアーが始まりました。何回経験してもドームの規模感には圧倒されてしまいます! リハーサルから演出やステージング、皆さんの前に立った時のことを頭の中で何度も想像して来ましたが、やはりファンの皆さんのエネルギーは僕の身体中をビリビリ駆け抜けます。あの歓声と笑顔と感動がいつまでも続いてほしいと思ってしまいます(笑)。LIVEってやっぱり格別ですね! 年末まで全国ツアーを皆さんと楽しみたいと思っていますのでこれから見に来る皆さん、ぜひお楽しみに!

 最近はツアーと平行して、全国のEXILE PROFESSIONAL GYMのみんなとTETSUYA’sカリキュラムというレッスンをしています。今年で2年目になりましたが、今回も楽しい時間を過ごせています。前回のDANCEの道でも言いましたが、DANCEから曲を作るという企画、実はこのカリキュラムのために作ったんです! みんなでDANCEの可能性について話したり感じてもらえたり、日本語の歌詞で振りを作ってみたり、それを発表したり……。1つの曲から学ぶことはたくさんあって、本当に作ってみて良かったなと思いました。いつか皆さんにもお見せできたらうれしいです!! 3時間のカリキュラムはみんなにとっていい時間になってもらえればうれしいですが、僕にとってもたくさんの財産を与えてくれます。それは去年もやったのですが、みんなに色紙に夢を書いてもらって発表してもらうというもので、いたってシンプルなんですがいろいろと考えさせられます。アーティストになりたい人、EXILE TRIBEに入りたい人、E-GIRLSになりたい人、人を笑顔にするパフォーマー、世界に通用するDANCER、体育教師、飛行機のパイロットなどなど、それぞれがさまざまな夢を発表してくれます。中でも面白くて考えさせられたのが、五代目J SOUL BROTHERSになりたいと書いた男の子の夢です。まだ四代目も存在していないのに!(笑)と思いましたが、考えてみれば去年はこんな事書いた人はいなかったなぁなんて思ってハッとしました。もしかして僕たちEXILEやEXILE TRIBEが進化や変化することによってそのピラミッドの裾野にいる生徒たちの夢や目標も進化や変化するのかもしれない! そう思いました。

 夢を与える職業とはよく言いますが、自分に必死で、EXILEにも必死でなんとかここまで来た今、目の前でそれを目の当たりにすると責任の重大さを痛感します。でもこれはネガティブな意味でプレッシャーを感じているわけではありません。こんなにもキラキラした目で自分の夢を堂々と語る素敵なキッズたちの輝きが、僕やEXILEまでもキラキラ輝かせてくれるんです!! まさに相乗効果(笑)。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第25回「想いの強さ or 効率の良さ」

2014.09.15 Vol.DANCEの道

 毎日リハーサルで忙しい中、すき間を見つけて向かった先には素敵な砂浜と海が目の前に広がっていました。時間って作ろうと願いさえすれば意外とできるもんだなぁ…なんて感じた今日このごろ、みなさんはどんな夏を過ごしていますか?

 僕は先月から変わらず毎日リハーサルをしています! だんだんと形も見えてきて、お披露目する日が待ち遠しくなっています。先日、毎年恒例になったツアー前合宿をさせていただきました。本番と同じステージを建ててのリハーサルです! EXILE TRIBEみんなで朝から晩まで、作っては話して作っては話して修正しての繰り返しで、合間を見つけてトレーニング、寝る前にはその日のリハーサルの映像チェック…本当にツアーのことだけを考えられる時間です。スタジオで作る構成や頭の中でイメージした演出も実際にやってみると思った通りにいかなかったり、大幅な変更はしょっちゅうあるので、その度に作り直してはやってみる。出演者もスタッフさんもものすごい人数がいるので、ひとつの改善だけでも大変な騒ぎです! 

 そんなことを繰り返すうちに思ったのですが、想いの強さと効率の良さというモノは全く逆の位置にあるモノなんだなぁ…と。人数の多いTRIBEのみんなが全員納得できるものを創るには、一人ひとりのイメージや想いのすり合わせが必要になってきます。逆に効率よくもの作りをしようとすると、みんなへの伝達やすり合わせがおろそかになってしまい、想いの強いエンターテインメントではなくなる…もちろん何年も一緒にいてずっとやってきたメンバーだけならできることもあるとは思いますが、このメンバーは始まりも違えば世代も違います。そんな僕たちが今回のツアーで立てたテーマが「挑戦」でした。想いのこもった素晴らしいエンターテインメントで来てくれる皆さんをおもてなししたい! この想いはみんな一つなのであえて効率なんて二の次にしてみんなが納得できるツアーを目指しています。

 本番初日が近づいてきて全員のパフォーマンスPowerが一気に上がってきているのを感じます! もしダンスPowerメーターなんて物がこの世にあれば今のリハーサルスタジオに置いときたいですね(笑)。あっ!いつかEXILEパフォーマンス研究所でそんなメーターを作れたら面白いですね(笑)。

 現在進行中ですが、研究所では新しい試みがスタートしました! ダンスから音楽を作ってみる!ということで、協力してくれるドーベルマンインフィニティのP-CHO君とSWAYとトラックメーカーのネイキッド君と共にダンスの可能性を感じる素敵な曲を作りたいと思っています。また一つダンスの可能性を広げて行きたいと思っていますのでお楽しみに!

 夏も残りわずかですが皆さん全力で素敵な季節を楽しみましょう!

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第24回「大先輩からいただいた「苦労は絶対にするな!」のお言葉」

2014.08.15 Vol.DANCEの道

 夏い暑!! いや熱い夏!! 心がワクワク躍りますね。皆さん満喫してますか? 海、山、プール、たまにお祭り、海、山、プール、たまに花火大会!! できることならこの順番で毎日過ごしたいです(笑)。

 そんな妄想をしながら、僕は毎日スタジオにこもってリハーサルにリハーサルを重ねています。9月から始まるEXILE TRIBEでのドームツアーに向けて、毎日みんなであーだこーだ言いながら楽しくやっております(笑)。前回のEXILE TRIBE TOWER OF WISHをさらにパワーアップさせて願いの塔が帰ってくるわけですが、ドームの天井に届いてしまいそうなたくさんの思い出が詰まった、あの塔にまた会えるのが僕も今から楽しみです。

 願いの塔のようなセンターステージは立ち位置を決めたり、演出を決めたりするのが、普通のエンドステージとはかなり違ってきます。360度、四方八方から見られているということは、全方位にいる皆さんに楽しんでもらえるものを作らないといけないということで、DANCEへのこだわりだったり立ち位置、踊る向きの工夫だったり、360度だからこそできる演出の仕方、全体的な流れの持って行き方を一つひとつ丁寧に想いを込めて創造して行くのですが、EXILE TRIBEは26人……。これだけ自分の意志を持った人間が集まって一つのモノを作るのは容易なことではありません。それぞれにこうしたい、ああしたいとか、こっちのほうが盛り上がるとか、いろいろな意見が飛び交います。これだけのメンバーがいて、答えのないエンターテインメントを作ろうとすればそうなるのは当たり前なのですが、なるべく全員の意思を尊重してみんなが演出した、みんながやりたいLIVEにしようと先輩も後輩も一つになって頑張っています。

 こんなことを言っていても、気づいたらツアーが始まっていて、気づいたら年末になっているんだろうなぁ……(笑)。時間が経つのは本当に早いと感じていますが、それだけ充実していて集中できているということなんでしょうね。

 先日とある大先輩に言われたのが、苦労は絶対にするな! そんなものは死んでもするものじゃない!! だから自分の好きな事、やりたい事を貫き通せ。どんなに大変な事でも自分の好きな事、やりたい事ならばそれは苦労ではない!!! 0か100かなお言葉ですが(笑)。本当に間違いないなぁと思いました。人間って辛いとか、苦しいとか、ネガティブなことは多くの人が共感できるらしいですが、笑いとか幸せは、人それぞれ違くてなかなか全員で同じことで共感するのは難しいらしいです。ライブに来てくださるファンの皆さん全員に幸せな気持ちになってもらうのは究極に難しいことだと思います。だけど僕は本当にライブが好きで、あの大きなステージで踊ることが僕の生き甲斐なのでリハーサル中に煮詰まることもよくありますし、トレーニングや振り作りも時間かかりますが、全く苦労とは感じません! あっ、大先輩に言われたのはこういう事か……(笑)。なんてことに気づいたり、感じながら毎日ワクワクして過ごしております。ぜひ皆さん暑い夏を乗り越えて、9月から始まるEXILE TRIBEのドームツアーを楽しみにしていてください。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第23回「アラスカで感じた自分」

2014.07.15 Vol.DANCEの道

 2014年2月18日深夜0時、この時33歳の誕生日を迎えた僕は、アラスカという見知らぬ土地の山の中で野宿をしながら迎えていました。この何とも不思議な体験は、先日放送されてご存知の方もいらっしゃると思いますが、ある番組の企画で100時間サバイバルして生き残れるか?という過去最高に過酷な挑戦をしていた僕が、偶然にもその期間と33歳の誕生日がかぶっていたのです。実はこのお話を頂いたのは昨年にさかのぼりますが、なぜ僕が選ばれたのかはいまだに謎です(笑)。出発の日、羽田空港に到着した僕は、その日異常な大雪で足止めを食らっていました。結局飛行機が飛ばずにスケジュールが一日ずれて次の日に飛んだのですが、今思えばそこからサバイバルが始まっていました(笑)。

 アラスカのアンカレッジ空港に到着した僕はまずその寒さに洗礼を受けました、どこを見ても真っ白だし道路は凍っていて5分もいればどんどん体温を奪われて行きます。EXILEである以上体脂肪率は低くいようと思っていた自分に初めて後悔しました(笑)。動物が冬眠する前にたくさん食べて体力を蓄える理由が、こんなスタート時から身にしみました。まずサバイバルのレクチャーを受けるためにセスナに乗って、アメリカで最高峰のマッキンリー山に向かいました、そこでの景色や体感した寒さはこの先、生きていく中でたぶん二度と感じられないモノだと思います。岩山と真っ白な雪に太陽の暖かさを全く感じさせない強い風が僕を歓迎してくれました。鼻から息を吸えば鼻の中が凍ってくるし、顔に風を浴びれば表情筋が動かなくなってしまいます。あそこでは何をもってしても無力でした。

 レクチャーは火の起こし方やシェルターの作り方、罠の仕掛け方、釣り道具の作り方など様々でしたが、中でも一番衝撃的だったのは放送はされていませんでしたが、鳥のさばき方を教えて頂いたことです。普段何気なく食べている物にも必ずその瞬間は訪れる訳で、命の大切さや感謝の気持ち、だからこそそれを頂いた自分には大きな責任があるのだと改めて感じる事が出来ました、日本には食べ物がたくさんあり、物に溢れていて本当に豊かだと思います。何をしていてもなんとか生きては行けると思います。それは本当に有り難くて幸せな事ですが、アラスカのサバイバルでは生きるための根本的に大切な事を大自然から学ばせて頂いた気がします。結局この時期は食物がほとんどなくて100時間で魚一尾のみの食事となりました。あの味は一生忘れる事の出来ない何よりのごちそうでした。

 そんな地球さんは僕にたくさんの厳しさを与えてくれたのですが、優しさも同時に見せてくれたのです。オーロラ!! 皆さん見た事ありますか?太陽の光が不思議な形で地球に降り注いで緑色のカーテンを僕の目の前にかけてくれました。ゆらゆらと大きくなったり小さくなったり夜空を彩っていました。この地方ではずっと見れていなかったらしく本当にラッキーな誕生日プレゼントを地球さんから頂いたな、と疲れきっていた僕はその自然の厳しさと優しさに涙が溢れてきました。この経験で見つけた自分は財産です。でもやはり周りにいてくれたスタッフさんやレクチャーしてくれた先生、楽しんで見てくださった視聴者の皆さん、そして応援してくれたEXILEメンバーに感謝です。完全に生命力を増した僕はまた思いっきり踊りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。

EXILE TETSUYA DANCEの道 第23回 アラスカで感じた自分

2014.07.07 Vol.621

 2014年2月18日深夜0時、この時33歳の誕生日を迎えた僕は、アラスカという見知らぬ土地の山の中で野宿をしながら迎えていました。この何とも不思議な体験は、先日放送されてご存知の方もいらっしゃると思いますが、ある番組の企画で100時間サバイバルして生き残れるか?という過去最高に過酷な挑戦をしていた僕が、偶然にもその期間と33歳の誕生日がかぶっていたのです。実はこのお話を頂いたのは昨年にさかのぼりますが、なぜ僕が選ばれたのかはいまだに謎です(笑)。出発の日、羽田空港に到着した僕は、その日異常な大雪で足止めを食らっていました。結局飛行機が飛ばずにスケジュールが一日ずれて次の日に飛んだのですが、今思えばそこからサバイバルが始まっていました(笑)。

 アラスカのアンカレッジ空港に到着した僕はまずその寒さに洗礼を受けました、どこを見ても真っ白だし道路は凍っていて5分もいればどんどん体温を奪われて行きます。EXILEである以上体脂肪率は低くいようと思っていた自分に初めて後悔しました(笑)。動物が冬眠する前にたくさん食べて体力を蓄える理由が、こんなスタート時から身にしみました。まずサバイバルのレクチャーを受けるためにセスナに乗って、アメリカで最高峰のマッキンリー山に向かいました、そこでの景色や体感した寒さはこの先、生きていく中でたぶん二度と感じられないモノだと思います。岩山と真っ白な雪に太陽の暖かさを全く感じさせない強い風が僕を歓迎してくれました。鼻から息を吸えば鼻の中が凍ってくるし、顔に風を浴びれば表情筋が動かなくなってしまいます。あそこでは何をもってしても無力でした。

 レクチャーは火の起こし方やシェルターの作り方、罠の仕掛け方、釣り道具の作り方など様々でしたが、中でも一番衝撃的だったのは放送はされていませんでしたが、鳥のさばき方を教えて頂いたことです。普段何気なく食べている物にも必ずその瞬間は訪れる訳で、命の大切さや感謝の気持ち、だからこそそれを頂いた自分には大きな責任があるのだと改めて感じる事が出来ました、日本には食べ物がたくさんあり、物に溢れていて本当に豊かだと思います。何をしていてもなんとか生きては行けると思います。それは本当に有り難くて幸せな事ですが、アラスカのサバイバルでは生きるための根本的に大切な事を大自然から学ばせて頂いた気がします。結局この時期は食物がほとんどなくて100時間で魚一尾のみの食事となりました。あの味は一生忘れる事の出来ない何よりのごちそうでした。

 そんな地球さんは僕にたくさんの厳しさを与えてくれたのですが、優しさも同時に見せてくれたのです。オーロラ!! 皆さん見た事ありますか?太陽の光が不思議な形で地球に降り注いで緑色のカーテンを僕の目の前にかけてくれました。ゆらゆらと大きくなったり小さくなったり夜空を彩っていました。この地方ではずっと見れていなかったらしく本当にラッキーな誕生日プレゼントを地球さんから頂いたな、と疲れきっていた僕はその自然の厳しさと優しさに涙が溢れてきました。この経験で見つけた自分は財産です。でもやはり周りにいてくれたスタッフさんやレクチャーしてくれた先生、楽しんで見てくださった視聴者の皆さん、そして応援してくれたEXILEメンバーに感謝です。完全に生命力を増した僕はまた思いっきり踊りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第22回「なぜDANCEシューズというカテゴリーが無いんだろ?という想いから……」

2014.06.15 Vol.DANCEの道

 adidasの世界初となるダンスパフォーマンスシューズ『DP.01』が6月20日に全国発売となります。このシューズは、僕が2011年から個人的に始めさせていただいた『EXILEパフォーマンス研究所』、略してE.P.Iという活動の中で生まれました。E.P.IではDANCEを科学的に研究したり、いろんなスペシャリストの方々とお話をさせていただき、そこで得た経験や知識をEXILEや後輩たちのパフォーマンス力の向上に役立てるというのが目的なのですが、遂に『adidas x E.P.I』というコラボレーションで、構想から発売まで約2年の歳月をかけ、たくさんの熱い想いが詰まった靴を形にすることができました。

 きっかけは、いろいろなスポーツを観させていただいたり、選手たちと接するなかで、バスケットボールシューズやサッカーシューズのように、なぜストリートDANCEというカテゴリーのシューズがあまりないんだろうと疑問が湧いたことです。そう思った僕はadidasジャパンの皆さんと一緒にドイツに行きました。なぜかというと、adidas本社の方たちに、自分の想いと自分の考えるストリートのDANCEシューズのあるべき形を伝えに行かせていただくためでした。

 ドイツのヘルツォという場所にあるadidas本社はadidas村と言っても過言ではないくらいに広大で自然に囲まれた場所にあり、創始者アディダスラーさんの銅像がある敷地内のグラウンドには、休み時間の社員さんたちがワークアウトしに来ていて、スポーツブランドならではの健康的な雰囲気にあふれていました。本社の建物に入ると開放的な吹き抜けと3本線が僕を迎えてくれました。

 本社の方々は日本からアスリート契約をしたアーティストが来ると聞いて、ウェルカムな対応で会議室に案内してくれて早速僕の話に耳を傾けてくれました。まずストリートダンサーの僕たちがどんな靴を履いているかをメモしながら、最高のパフォーマンスに必要な条件をインプットし始めました。英語が得意ではない僕は通訳していただきながら、EXILEがどんなDANCEをしていて、どんなシューズを求めているのかと細かい所までくまなく詰めていきます。つま先の固さ、ソールのグリップ性、軽さ、デザイン、3時間のパフォーマンスに耐えきれる耐久性など、今まで自分がEXILEとしての経験で感じたシューズへ求める機能やデザイン感を遠慮なく提案させていただきました。初めてのプレゼンに緊張や言葉の壁はありましたが、adidasさんの契約アスリートを大切にする姿勢と歴史あるシューズづくりに対する真剣な想いで『DP. 01』の開発はスタートしたんです。

 日本に帰ってきてからも、デザインや機能性を何度も話し合いを繰り返し、約2年の月日を経て形となり、発売決定に至りました。完成品が手元に届いた時はまるで自分の子供のように愛おしく感じましたし、達成感からの感動は本当に大きかったです。

 DANCEはもちろんですが、さまざまなパフォーマンスを長く楽しんでいただけるよう、心から願いを込めたシューズです。良かったら試してみてください。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第21回「第四章EXILEをよろしくお願いします」

2014.05.15 Vol.DANCEの道

 2014年4月27日。日本武道館で行われた、EXILE PAFORMER BATTLE AUDITIONで第四章EXILEがスタートしました! 新メンバー5人を迎え、HIROさんを含めて総勢19人になりました。驚かれた方も多いかと思いますが、全員で真剣にEXILEの未来を考え、話し合って決めた結果です。

 まず、岩田剛典。みんなから、がんちゃんという愛称で呼ばれています。彼は三代目 J SOUL BROTHESのメンバーでもあり、新メンバーの中でも一番色濃いEXILEの魂を持った男です。KRUMPというジャンルのDANCEを武器にこれからどんなパフォーマンスを見せてくれるのか本当に楽しみです。白濱亜嵐はGENERATIONSのメンバーでもあります。もともとはEXILE PROFESSIONAL GYM松山校の生徒で、最初に出会った時はそんなにDANCEがうまい印象はなかったのですが、ここ数年の彼の努力でその実力はどんどん成長しました。ルックスも中身も本当にいい男です! 関口メンディーもGENERATIONSのメンバーで、そのルックスやフィジカルな体に似合わない優しい性格で最近ではバラエティー番組などに引っ張りだこです。現在、DANCE EARTHの舞台で一緒ですが、彼もがんちゃんと同じでKRUMPがスタイルです。山本世界はその名前の通り、世界レベルなDANCEがAUDITIONの参加者の中でひときわ輝いていました。最近ではEXILE PROFESSIONAL GYMのインストラクターもしていましたが、実は彼と初めて出会ったのは、15年前になります。地元横須賀で僕がDANCEを始めた時には、彼はまだ小学生でしたが既にDANCEが上手かったです(笑)。それからの付き合いですが、ずっとDANCEを愛する姿勢は変わりませんし、EXILEのステージに一緒に立つことが今から楽しみです。そして佐藤大樹君は若干19歳とEXILE史上最年少メンバーです。AUDITIONの時から彼のDANCEを見ているともの凄く初心に返る自分がいました。若さ、がむしゃら、DANCE愛でとにかくキラキラしていて何か惹き付ける魅力を持っていますし、役者としての経験もある次世代パフォーマーです。

 というこの5人が加わったEXILEはやはり今まで以上にパフォーマンス力や存在感を上げて、応援してくださるファンの皆さんに「やっぱりEXILE最高!!」と言って頂けるように、良い意味で変わったところと変わらないEXILEの本質的なところをこれからも楽しんで頂きたいと思っております。第四章をどうぞよろしくお願い致します。

 さて、僕は今まさに舞台の真っ最中です。稽古場で創り上げたお芝居やDANCEが本番の回数を重ねる度に変化して行きます、舞台は生き物といいますがこの生感はたまらなく好きです。普段LIVEでするDANCEとお芝居でするDANCEは全く別もので、この表現の仕方にもの凄く魅力を感じています。日々Changeするこのファンタジーな世界観を千秋楽まで思いっきり楽しみたいと思いますので、DANCE EARTH PROJECT舞台『Changes』!これから観に来られる皆様も楽しんでいただけたらうれしいです。

 DANCE EARTHが終わると6月のTHE SURVIVALが始まります。PERFECT YEAR 2014はまだまだ驀進していきますので、ぜひよろしくお願い致します。

Copyrighted Image