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改めて皇位継承問題を考える(その四・完)【長島昭久のリアリズム】

2021.07.12 Vol.743

 前回の最後に述べた皇室典範の改正については、私も国政に参画する一人として真剣に取り組む覚悟です。さらにもう一つ大事なことは、「伏見宮」家はつい70年前まで皇位継承資格を持つ皇室の「藩屏」として確かに由緒正しいお血筋には間違いないけれど、その中からどのようにして皇室にふさわしい方をお迎えするか、という問題です。結論から申せば、その際には、皇室典範の規定に従い、三権の長と皇族で構成される皇室会議の議論に委ねるべきでしょう。

 ここで一つ紹介しておきたいのですが、一九四六年に十一宮家が皇籍離脱する際、当時の加藤進宮内府次長が重臣会議の席上、皇籍を離れる旧宮家の方々を前にして、「(今後)万が一にも皇位を継ぐ時が来るかもしれないとのご自覚のもとで、身をお慎みになってご生活いただきたい」と述べたというのです。実際、そのようにお慎みになっている方は、例えば東久邇家や賀陽家などにいらっしゃるようです。

 このような議論をすると、「当人の意向を確認したのか」と言う人がいます。しかし、皇籍取得の制度もできていないのに、いきなり尋ねて、「じゃあ、私がやります」なんて言う方はいないですよね。だからこそ私たちには体制を整備する責務があるのです。いずれにせよ、私たちが培ってきた二千年の歴史を、今後とも引き継いでいく方策は十分にあるのだということを、ぜひこの機会に皆さんと共有したいものです。

 もちろん皇籍を取得されるか否かは、慎重の上にも慎重な意思確認が必要です。この際、傍系としての宮家の役割は極めて重要です。直系が行き詰まった時、皇統を引き継ぐために特別の宮家として「世襲親王家」が創設され、天皇家の歴史はずっと続いてきました。

 たしかに「皇位継承は、男性であろうが女性であろうが、直系であるべき」と言う直系優先の考え方もあります。「男系男子に拘れば、やがて皇統が途絶えてしまう」と。しかし、じつは直系優先のほうが、お妃様にかかる出産のプレッシャーは甚大でしょう。むしろ、三つ四つの傍系が準備されていれば、いずれかの家に男子が生まれる可能性があるわけですから、その意味で直系のお妃様が追い詰められなくて済みます。これこそが、歴史の知恵だと思います。

 率直に申せば、二千年以上も続いてきた歴史と伝統を、私たちの代で安易に放棄してしまうなどということは、まさに畏れ多いと言わねばなりません。百年後に振り返った時、「なんだ、これは正統性がないではないか」という批判に必ずさらされるでしょう。その時にはもはや取返しがつきません。皇統の正統性は破壊され、日本が日本でなくなってしまうのです。

 歴史の関頭に立つ私たちには、国家の大本たる皇統二千年余の歴史を踏まえた謙虚な姿勢こそが求められると考えます。

(衆議院議員 長島昭久)

【ひめくりワンダホー】ライくん(4歳0カ月)

2021.07.12 Vol.web originai

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。今回のテーマは「ペットと過ごすおうち時間」です。

【ひめくりワンダホー】きみちゃん(1歳5カ月)

2021.07.11 Vol.web originai

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徳井健太の菩薩目線 第103回 しょうもな!って思うことほど、バカにしてはいけないんだよね

2021.07.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第103回目は、アミューズメントカジノで遭遇した体験について、独自の梵鐘を鳴らす――。

アミューズメントカジノなる施設がある。

ブラックジャック、バカラ、ルーレット、ポーカーといったゲームを楽しむことができる――、といっても“仮想カジノ”なので、本物のお金をかけたりすることはできない。

プレイヤーは、施設内のゲームに参加するために、あらかじめ専用のチップを購入し、そのオリジナルチップを投じて楽しむ。

いうなれば、ゲームセンターにあるコインゲームと同じ。勝ったからといって、そのオリジナルチップを法定通貨に交換することはできないから、ゲームに勝っても“オリジナルチップが増えるのを自己満足として、楽しむ”だけ。まぁ、平たく言えば、酔狂の類だろう。

「料金が後払い」という点についても説明しておこう。入店して、希望のチップ枚数を選ぶ。チップが足りなくなったら、また申告し、希望のチップ枚数をもらう。費やしたチップ枚数は入場伝票に記録されるので、退店するときにまとめて清算するという具合だ。

「ゲームセンターのカジノ版だろ。所詮は子ども騙しだ」なんて思うかもしれないが、これがなかなか面白い。特に、ポーカー(テキサスホールデムポーカー)は、本場のカジノさながらの臨場感を味わえるからか、アミューズメントカジノにもかかわらず連日、多くの客でにぎわい、なかなか席が空かないほど人気を博している。

お遊びといっても、酒を飲みながら楽しむこともできるので、それなりにギャンブル感も味わえる。というわけで、最近は俺もたびたび足を運んで、疑似カジノに興じていたりするのだが、「住めば都」ではないけど「やってみるとギャンブル」を痛感する次第だ。

といっても、“ゲーム”にではなく“人”に、だ。

俺が訪れるアミューズメントカジノには、かならず長身のじいさん(以下・長じい)と、ガラの悪い兄ちゃん(以下・ガラ兄)がいる。その二人はよく顔を合わせるからだろうか、お互いをハンドルネームのような名前で呼び合っている。

俺がお酒を再注文した姿を見るや、「お、兄ちゃん、飲み放題にしたほうがいいよ」なんてアドバイスをしてくる。これがガラ兄だ。俺はチップがなくなったため、この1杯を飲んだら帰ろうと決めていた。ところが、掣肘を加えられたもんだから、帰るに帰られなくなった。大して飲みたくないのに「飲み放題」に変え、追加のチップを支払う。裏目。アミューズメントカジノとは言え、人によって裏目になる。面白い。

一方、長じいはというと、オリジナルチップの中でも最上級と思われる銀色のプレート(もはやチップですらない)を投じてバカラに参加するリッチマンだ。皆がチップを投じているなか、突然、銀のプレートが飛んでくるので、びっくりする。

回転寿司の皿みたいなもので、おそらく一番高いチップを購入すると、その銀のプレートになるんだろう。でも、コインゲームの延長線上にあるアミューズメントカジノで高いチップを買う……そんなイカれた行動ができない俺には、その銀のプレートが実際には何なのかよくわからない。とにかくすごい勢いで、プレートがバンカー、あるいはプレイヤーめがけて飛んでくる。

アミューズメントなカジノとはいえ、狂った人はいるのだ。

ただ、あくまで疑似カジノ。慣れていないスタッフがカードを見せてしまうなどの凡ミスもあるし、本場カジノのように目が「$」になっている人間はいないので、牧歌的な雰囲気につつまれている。初めて参加するカップルがいれば、皆で教えてあげるような空気感もあり、カジノに行く前のチュートリアルだと考えれば、ちょうど良い場所かもしれない。

長じいは、各ゲームを一通りプレイし、2時間ほど滞在していただろうか。

会計をするらしく、たまたま近くにいた俺は、銀のプレートの謎が解けるかもしれないと思い、彼の会計を注視していた。

「お会計は7万円です」

聞こえてきた声に、愕然とした。長じいは酒も飲んでいない。チップだけで……7万円……!? 銀のプレートがいくらなのかわからないけど、ここはアミューズメントカジノだぜ。うそだろ。7万円も使うような場所なのか――。

月に1~2回ほどしか行かない俺が、ほぼ必ず遭遇する長じい。ということは、この人は二日に1回くらいは来ているのかもしれない。毎回平均して7万円くらい使っているのだとしたら、長じいは一体月にいくら落としているんだろうか。まさにギャンブル。こんな酔狂な金持ちが、いるところには、いる。

もしかしたらカジノが大好きで、世界中のカジノで金を吸い上げ、ときには溶かしてきた猛者なのかもしれない。喜び勇んでカジノに行きたい。だけど、コロナ禍で渡航ができない。だから、その欲をアミューズメントカジノへ全振りしているのだろうか。あれこれ想像するけど、疑似カジノに7万円も突っ込める狂人がいることに、俺は戦慄し畏怖の念を抱いた。

あの銀のプレートは、アミューズメントカジノでは魔法のチップかもしれない。でも、一歩外に出ればテレホンカードよりも価値のないプレートだ。

たしかにその通りなんだ。だけど、長じいにとっては、きっと価値のあるプレートなんだろうと考えると、人の欲、趣味嗜好というのは、簡単に考えちゃいけない。しょうもなって思うことほど、バカにしてはいけないんだなって。

どんなにゴミのように無価値なものに見えても、当の本人にとってはかけがえのないものがある。しょうもなって思ってしまうことが、もっとも価値を狭めてしまう言動だと、アミューズメントカジノから教えてもらった気がした。

 

※【徳井健太の菩薩目線】は毎月10・20・30日更新です。

【ひめくりワンダホー】アリスちゃん(7歳8カ月)

2021.07.10 Vol.web originai

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。今回のテーマは「ペットと過ごすおうち時間」です。

「さみしくて孤独なオナニー」【36歳のLOVE&SEX】#13

2021.07.09 Vol.web Original

 7月21日は「オナニーの日」です。

 0721の語呂合わせなので、ただのジョークです。

 個人的には、0721は「オナニィ」という感じがして、7月2日の072で「オナニー」のほうがしっくりくるので、7月は2回の「オナニーの日」があるということにしています。

 

 いきなり「オナニー」を繰り返してしまって申し訳ないんですが、皆さんはなんて呼びますか?

 自慰? ひとりエッチ? セルフプレジャー?

 いろんな言い方がありますが、表立ってオナニーについて話し合う機会は多くないと思うので、普段なんて言ってるか無自覚な方がほとんどかもしれないですね。

 でもここはあえてちゃんと「オナニー」と言いたい気持ちが私にはあります。

 

 オナニーという行為はあなたにとってどんなものですか?

 パートナーがいないから、または、パートナーに満たされないから行う行為でしょうか。

 たぎってたぎってしょうがない性欲を解消するための行為でしょうか。

 それともトレーニングのように自分を向上させる目的の行為でしょうか。

 そのどれもが正解だと思います。

 

 9年前から女性向けのアダルト産業に携わってきましたが、当初女性にとってのオナニーは本当にタブー視されていました。

 女性には性欲がない、女性はオナニーをしない、それが男性にとっても女性にとっても当たり前でした。

 オナニーをしていることを知られるのは社会的に終わるんじゃないか、というくらい思い詰めていた女性も多くて、罪悪感を伴う行為でした。

 2021年の今、信じられなくないですか? 私はちょっと信じられないです。

 まだまだ完全にオープンになったとは言えないけど、伊勢丹やラフォーレ原宿にバイブが並ぶ時代です。テレビでもYoutubeでもTwitterでも、女性の性が語られることが肯定される時代ですよ。

 

 当時は「オナニー=寂しい女性がするもの」というイメージが付きまとっていたことも、女性たちを不安にさせた原因だと思います。

 男性中心の社会において、誰にも求められないことやパートナーがいないことは、女性にとって、社会的な居場所を感じづらい状況をもたらしていたように思います。

 でも少しずつ、女性は女性としてしっかり自立し始めている。

 誰かに求められないことは恥ずかしいことでもないし、誰かと一緒にいないとこの社会を生き抜けないほど無力ではなくなってきました。

 私はそういう意味でも、「自慰」という言葉があまり好きではないのです。

 他者に癒してもらえないから、自分で自分をしかたなく慰めているというニュアンスが、前時代的な感じがしませんか?

 だから、しっかり「オナニー」と言いたいんです。

 

 あとこれは、アダルトグッズの販売に携わって思ったことですが、オナニーをすることのメリットもあります。自分の体の感覚を知ることができるということです。

 これは私自身がグッズのレビューをしたり商品をオススメしたりする過程で、実際に体験したことですが、どこを触ればとかどのように動かせばということはもちろんのこと、どう力を入れれば(抜けば)いいのかを知るタイミングは、オナニーしかないと思います。

 人間の体は一人一人違っているし、自分の体がどういうものなのか、あなたはどのくらい知っていますか?

 自分の体のどこに力が入りがちで、どんな癖があるかなんて、自分が知らないことを他人が最初から知ってるはずがありません。自分が知らなければ、パートナーに説明することもできませんよね。

 だからオナニーは寂しいとか、オナニーしている自分は孤独だとか思わないで、自分の人生をよりよく生きるためにも、パートナーのためにも、プラスになることだと思ってほしいんです。

 

 というか、そもそも、オナニーしている人生がさみしくて孤独だったとして、いったいそれの何が悪いのか。

 さみしくても自分の人生を生きていけるのが、本当の自立ではないでしょうか。

 他人と比較する必要がなく、判断基準を自分自身の中に持つことができるなら、孤独もすばらしいことではないでしょうか。

 ならば、さみしさも孤独も大歓迎です。

 

 だから、女性にとってのオナニーは、自立の証でもあるし、自分の人生を楽しむ手段を知っている、肯定的な行為だと思うんですよ。

【ひめくりワンダホー】蘭丸くん(2歳10カ月)

2021.07.09 Vol.web originai

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【ひめくりワンダホー】ラッキーくん(4歳3カ月)

2021.07.08 Vol.web original

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タイトルで勝っちゃった!「男の優しさは全部下心なんですって」を観てきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.07.07 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 先月末に公演が終わりまして、うだうだしつつも次の仕事に向かって動き始めた今日この頃です。

 雨自体は嫌いじゃないんですが、ここ数日の豪雨は音がすごすぎて集中力を欠いたりして、ちょっとなあ…という感じです。

 そんな中でも選挙には行きましたよ、はい。何がどう変わるかは分かりませんが、取りあえず行かないとね。

 さあ、今週も始めましょう。

【ひめくりワンダホー】チャチャくん(2歳8カ月)

2021.07.07 Vol.web original

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THE RAMPAGE 浦川翔平がアートなサウナでととのう! バズってるTikTok チームラボ リコネクトを体感《前編》<BUZZらないとイヤー! 第6回>

2021.07.06 Vol.Web Original


THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らす浦川翔平が、いろんなバズりのバズったワケを探る『BUZZらないとイヤー!』 。今月のターゲットは大人気のチームラボの新しい展示「TikTok チームラボ リコネクト」! 六本木けやき坂下に期間限定で登場したアートとサウナで整う施設で、アート好きもサウナーも虜にしてしまっているよう。チームラボの魅力は他の展覧会で体験済みだという浦川が、TikTok チームラボ リコネクトがバズるわけをじっくりと探ります。

 

TOKYO HEADLINE:翔平さん、すっかり夏ですね、毎日暑いですけれども、今日はサウナです。以前から、来たいっておっしゃっていた「TikTok チームラボ リコネクト」です。

浦川翔平(以下、浦川):3月にオープンする少し前ぐらいかなあ、「チームラボさんがサウナをやるんだよ」と聞いて、サウナは大好きだし、行きたいと思っていたんですけど、なかなか機会がなくて。前に「チームラボ プラネッツ」に行ってすごく楽しかったのもあったし、オープンしたら絶対バズると思ってたし、その通りにバズってますし。

TOKYO HEADLINE:今回はバズリの答え合わせみたいなところかもしれませんね。ちなみに「TikTok チームラボ リコネクト」ですが、美術館ってもともとお城だった場所や邸宅だったり高級な場所で、高級な空間でアートを楽しむというスタイルなわけですけれど、それならばサウナで自分自身を高級な状態にしてアートを見たらどうだろうという発想からスタートしているそうです。もちろん、楽しみ方は翔平さん次第です。さて、それでは今日案内をしてくれるのは、チームラボの工藤岳さんです。

浦川:よろしくお願いします!

工藤岳(以下、工藤):それでは「TikTok チームラボ リコネクト」について、サウナ、冷水シャワー、アート浴の仕方、ルールなどを映像で説明します。

浦川:なんだかワクワクしてきましたね……サウナは10分が推奨なんですね、僕は12分派なんですよ。

工藤:……サウナにはよく行かれるんですか?

浦川:好きですね。コロナになってからは行けてないんですけど、それ以前は週3回ぐらいのペースで行ってました。THE RAMPAGEのメンバーにも好きな人がいるので。

工藤:推奨はサウナ10分、冷水シャワー、アート浴10分の3ターンですが、サウナに行き慣れている方はその限りではないですし、続けてサウナに入る方もいますね。

浦川:追いサウナ! 

工藤:今日は限られた時間ですけれども……それしちゃいましょうか!

浦川:いいですね!

翔平さんの左が工藤さん

工藤:では、こちらに館内着がありますので自分のサイズを持っていただいて、サウナに行きましょう。タオルやスマホケースなんかもあるので、手ぶらで楽しんでもらえますね。では着替えていただいて……。

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