今しか見られない15人体制のEXILEのツアー『EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”』が25日、東京ドームでフィナーレを迎えた。EXILE ATSUSHIがEXILEに限定復活し、パフォーマーの黒木啓司にとってはファイナルツアーとなったスペシャルなツアーは感謝と感動が渦巻く熱狂のなかで幕を下ろした。
本記事は、そのオフィシャルリポート。
今しか見られない15人体制のEXILEのツアー『EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”』が25日、東京ドームでフィナーレを迎えた。EXILE ATSUSHIがEXILEに限定復活し、パフォーマーの黒木啓司にとってはファイナルツアーとなったスペシャルなツアーは感謝と感動が渦巻く熱狂のなかで幕を下ろした。
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LDH所属の6人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP SQUADが18日、東京・LDH kitchen THE TOKYO HANEDAでオンラインワンマンライブ『DEEP SQUAD SPECIAL LIVE 2022 “VIVA DEEPER!!!!!!”』を開催した。最新シングル『VIVA SUMMER!!!!!!』を携えて行われたライブ。夏の終わりを最高のハーモニーで締め括るべく行われたこの日の夜公演のリポートが到着した。
「DEEP SQUAD AIRLINE HANEDA 918便をご利用いただきまして誠にありがとうございます。まもなく、『DEEP SQUAD SPECIAL LIVE “VIVA DEEPER!!!!!!”』に到着のお時間です」
飛行機のジェット音とともに、こんな機内アナウンスからスタートしたこの日のライブ。ファンクラブ「DEEP LINK」の会員が“搭乗”している会場に「VIVA SUMMER!!!!!!」のイントロが流れ始めると、テンション高いマイクパフォーマンスでオーディエンスを煽りながらメンバーが現れた。客席はもちろん準備万端で、会場は早くも一つになって最強のパーティチューンを楽しんだ。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)エンディングテーマになった「Good Love Your Love」は、心地いいグルーヴに包まれながら自然と体が揺れるようなナンバー。続く「YOLO」では極上のボーカルとコーラスを聴かせながらも、ふとした瞬間にそれぞれの素の魅力が伝わってくるようなパフォーマンスが楽しい。6人がステップを揃えるサビも、肩の力が抜けていてとてもいいムードだ。
最初のMCでは、宇原雄飛が「夏の最後に、僕たちと皆さんで最高の思い出を作りたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください」と挨拶。KEISEIは「僕たちは喉を枯らして、皆さんは手が腫れるくらいまで楽しんでいきましょうね!」と客席に呼びかけた。
次のセクションでは、バラードを2曲披露。まず杉山亮司が切ない表情で歌い出した「変わりゆくもの変わらないもの」は、大切な人を思う気持ちに胸が締め付けられるようなナンバー。ぎゅっと瞳を閉じて、時にはそっと胸に手を当てながら感情を表現している6人の姿が、楽曲の世界観を深めていく。DEEPの代表的なバラードでもある「君じゃない誰かなんて 〜Tejina〜」では、そこまでバラバラに立っていた6人が半円を描くように立ち位置を変え、静かに熱く歌い出す。ピアノの音色が寄り添う6人の声がどんどんエモーショナルになっていき、エンディングでは、張り裂けそうな思いを乗せたYUICHIROの素晴らしい高音のフェイクに思わず息をのんだ。
小泉今日子がプロデューサーを務める舞台、asatte produce「ピエタ」が2023年夏に東京・下北沢の本多劇場で上演されることが9月15日に発表された。
同作は2019年に直木賞を受賞した大島真寿美の同名小説を舞台化するもので、原作は18世紀のヴェネツィアを舞台に作曲家ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの姿を描き、2012年本屋大賞第3位に選ばれた。今回は劇作家・演出家・映像監督で演劇ユニット「ブス会*」の主宰を務めるペヤンヌマキが脚本・演出を担当する。
今回の上演にあたり小泉は「2020年、新型コロナウィルス第一波の混乱の中、数多の舞台作品が公演中止を決断し、幻と消えていきました。asatte produce『ピエタ』もその一本です。『ピエタ』舞台化は会社設立時から叶えたかった夢のひとつでした。18世紀のシスターフッドであるこの物語を、信頼する友人ペヤンヌマキさんとタッグを組んで作れるなんて!なんと嬉しく頼もしいことでしょう。まだまだ先ですが、嬉しさのあまり発表させて頂きます」、ペヤンヌマキは「小泉今日子さんが長年温めてきた『ピエタ』舞台化の脚本と演出を任せていただけるなんて、私はなんてラッキーなんだと思い続けて時が経ちました。当初予定していた2020年は延期になってしまいましたが、私の中でラッキーは続いています。原作の大島真寿美さんの小説『ピエタ』は18世紀ヴェネツィアが舞台です。孤児、貴族、高級娼婦という身分や立場の違う女性たちが導かれ絆を深めていくという物語は、私がこれまで描いて来たテーマにも相通ずるとおこがましくも思っております。小泉さんの思いが詰まった舞台が、2023年夏、ついに実現します。お楽しみに!」とそれぞれコメントしている。
同作は2020年に上演予定も新型コロナウイルスの影響により企画を変更し、ライブ、朗読、子供向け演劇など14企画23公演を行った「asatte FORCE」という企画の中の1演目として朗読として上演された。
写真家のオケタニ教授の写真展「夜景おじさん5」が9月7日から東京・中野のケンコー・トキナー ギャラリーで始まった。
昨今、すっかり定着した感のある「おじさんブーム」だが、オケタニ教授は5年前からこの「夜景をバックにおじさんを撮る」という写真を撮り始め、今年で5年連続で個展を開催。写真を撮るからといって特に構えさせることなく普段着のおじさんの可愛らしさやおかしさがにじみ出る瞬間をとらえた写真はSNSでじわじわと話題を集め、今はメディアへの露出も増加。個展には突然、女子高生がやってくることもあるという。
2019年に「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」を手掛けた株式会社スカイフォールがアニメ業界のさらなる発展とアニメ文化の継承を目的とした、ウェブサイト「ANIMUSE(アニミューズ)」を9月2日18時にオープンした。
「ANIMUSE」というのは「ANIME DIGITAL MUSEUM & ARCHIVES」を意味し、同サイトではデジタルで展覧会を開催するほか、新録のインタビューを中心として次世代のアニメ製作者へ知見をつなぐ資料を公開するコーナーや、ショップ機能も備えた。また、レジェンド声優へのインタビューコーナーもあるのだが、初回ゲストとして『ロッキー』のシルベスター・スタローンの吹き替えなどで有名な羽佐間道夫を迎える。
こけら落としとなる展示は今年35周年となる『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展“Ver.0.3 スペシャルプロローグ”で、今回は10月28日に公開となる4Kリマスター版の劇場予告編のカットにあわせて、絵コンテ、設定画、原画、イメージボードなど、約270点をマルチビューイングで展示している。
10月からは本展として有料の展覧会を続けて開催。スペシャルプロローグ公開にあたり本展(第2弾以降)の前売券も発売している。
矢沢永吉の50周年記念ライブ「50th ANNIVERSARY TOUR “MY WAY”」が8月27、28日の2日間にわたり、東京・国立競技場で開催された。新しくなった国立競技場で行われる初の有観客音楽ライブで、約2時間の公演のフィナーレには、歓喜のタオルが宙に舞った。
初日は、辟易するほどの熱気ムンムンの熱帯夜のライブに。途中、ゲストのMISIAも登場し、暑くて熱いステージを繰り広げて、オーディエンスを喜ばせた。2日目は一転、何度も立ち上がる火柱の演出が温かく感じられるような涼しい環境でのライブ。矢沢は「今から2時間、50周年ヨロシクゥ!」と、真っ白なマイクスタンドを操り、時にはそれをギターに持ち替えながら、エンディングまでロックし続けた。
昨年、惜しまれつつ53年の歴史に幕を下ろした水族館「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)。同館が一般社団法人路上博物館、京浜急行電鉄のクラウドファンディング「京急油壺マリンパーク3D化計画 ~みんなで残そう思い出と歴史~」によって「VR京急油壺マリンパーク」として復活した。
一昨年7月に30歳の若さで急逝した俳優で歌手の三浦春馬さん。エンターテインメントを愛し、音楽や演劇、日本の伝統、自分自身の可能性にときめき続けた三浦さんの姿を綴った書籍『春馬くんとの“未来の雑談” ~三浦春馬の勉強ノート~』が9月16日、講談社より発売されることが分かった。著者は7年間を共に歩んだボイストレーナーの斉藤かおる氏。
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業し、NHK教育テレビの音楽番組で「うたのおねえさん」を務めた経験を持ち、主にプロを対象にした歌唱指導を行っている斉藤氏。三浦さんとはミュージカル『ZIPANG PUNK 五右衛門ロックlll』出演後に出会い、読売演劇大賞杉村春子賞を受賞したミュージカル『キンキーブーツ』の当たり役・ローラ像を一緒に作っていった。
書籍の冒頭で斉藤氏は、三浦さんへの思いを「本にしなければ。漠然とそう思いはじめたのは春馬くん31回目の誕生日の頃でした。歌唱の師として私だけが知っている、ひとりの青年の夢と努力を書き記すこと。共感して貰いたいこと。彼の繊細さ、素直さ、頑固さ、真面目さ、ユニークさ、私が感じたことを、7年間の学びの道程の中から知って頂けたらと願っています。
そして……春馬くんを知るすべての仲間たちが、これからも、折に触れ春馬くんの話をして下さることを希望しています」と語っている。
今なお多くの人に愛され、輝き続ける三浦さんの表現への思いや素顔に迫る一冊。『春馬くんとの“未来の雑談”』は9月16日、全国の書店およびネット書店にて発売。
全米で記録的ヒット中のバットマン単独映画最新作。新バットマン/ブルース・ウェイン役には『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズでブレイクした人気俳優ロバート・パティンソン。“バットマン”となって2年目、まだ若く未熟で、感情的で自分をコントロールできない人間味のあるブルース・ウェインがヒーローとして成長していく姿をエモーショナルに演じ切っている。さらに、ヴィランとしてコリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツら豪華な顔ぶれが集結。ペンギン、カーマイン・ファルコン、リドラー、キャットウーマンといった魅力的なヴィランたちの登場も本作の見どころだ。
優しくもミステリアスな青年ブルース・ウェイン。両親殺害の復讐を誓い、悪と戦う“バットマン”になって2年。ある日、権力者を標的にした連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。政府の陰謀とブルースにまつわる過去の非道や父親の罪を暴くリドラーを前に、ついにブルースの良心が狂気に侵蝕されていく…!
“現代アートの最高峰”ゲルハルト・リヒター。日本では16年ぶり、東京の美術館としては初となる待望の大個展。
ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター。油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、具象表現や抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組み続けてきた。
本展では、近年の最重要作品とされている、4点の巨大な抽象画からなる作品、《ビルケナウ》(2014年)が日本初公開。同作は一見、抽象絵画に見えるが、その下層には、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所で囚人が隠し撮りした写真を描き写したイメージが隠れている作品。1960年代以降、ホロコーストという主題に向き合おうと試みながらも断念してきたリヒターがついにたどり着いた達成点にして転換点ともなった作品。絵画と全く同寸の4点の複製写真と大きな横長の鏡の作品(グレイの鏡)などを伴って展示され、1枚の抽象画を鑑賞するというより、ある歴史と対面しているような感覚を覚える空間となっている。
他にも、鏡やガラスを素材とした作品に他の作品が映り込むなど、見るたびに異なる様相が現れる展示構成となっており、改めて“ものを見る”とは何か問われる体験ができる。
今年、90歳を迎えたリヒター。彼が手元に置いてきた初期作から最新のドローイングまでを含む約110点によって、一貫しつつも多岐にわたる60年の画業を紐解いていく。
私立聖学園の生徒会を舞台にした恋愛漫画の金字塔『天使なんかじゃない』、ファッションデザイナーを目指す主人公の恋と成長を描く『ご近所物語』、中島美嘉と宮﨑あおい出演の実写映画化で社会現象を巻き起こした『NANA』……数々の人気作を世に送り出した漫画家の矢沢あい。矢沢本人が総監修を務めた“ベストアルバム”のような原画展「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が現在、新宿髙島屋 11階特設会場にて開催されている。