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藤井美菜「またこういう作品に出会いたい」

2017.02.27 Vol.685

 日本と韓国を行き来して活動、韓国で爆発的人気を誇る女優・藤井美菜。3月4日公開の、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を映画化した「しゃぼん玉」にヒロインとして出演する。

「今回、原作を読んでオーディションを受け、出演が決まりました。最近のCG技術でとても豪華な映画も多い中、この作品は人と自然で成り立っています。そんな現場に実際身を置いたらどんな事が得られるのか、またどんな自分がさらけ出せるのか試してみたく、オーディションに臨みました。ある意味挑戦でしたが、デビューして10年目にそんな作品に出会えたのはとても幸せな事だと思います」

 物語は、親に捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見(林遣都)が、逃亡先で出会った老婆(市原悦子)らとの触れ合いにより、徐々に感情を取り戻していくというもの。逃亡先は、日本三大秘境のひとつといわれている宮崎県椎葉村。見事な自然の風景が印象的だ。

「雲海なども見られ、天空の世界のようなところでした。秘境という名にふさわしい美しくも荘厳な景色を映像でお楽しみいただけるのではないでしょうか。自然も素晴らしかったのですが、村の人たちがとても優しかったです。見知らぬ私にも気さくに話かけて下さり、田舎ならではの温かさをかみしめながら撮影に挑みました。また、撮影中は民宿に泊ったんですが、ご飯の時にキャストやスタッフと家族のように食卓を囲んだのもいい思い出です。また、家庭料理のような素朴なメニューと味で栄養バランスも良く、体が喜んでいる事が実感でき、とてもありがたかったです」

 今回の映画の見どころについて

「私自身、この作品が大好きなので、出演できて本当に光栄です。またこのような作品に出会いたいですし、そのために自分の武器をもっと見つけていきたい。映画を見た人が、“田舎に帰ってみようかな”“おばあちゃんに会いたくなったな”って思ってもらえたらうれしいですね」

スガダイロー 4月に東京と京都でジェイソン・モランと奇跡のデュオ

2017.02.27 Vol.685

 昨年12月にニューヨークでスガダイローとジェイソン・モランという2人のジャズピアニストがライブを行った。特殊な環境での出来事だったため、目撃した人は限られた。しかし、2人はこのライブを通じ意気投合。4月に東京と京都に場所を移して再び相まみえることとなった。

橋本環奈 最新主演映画『ハルチカ』で“卒業”そして、新たな一歩へ!

2017.02.27 Vol.685

 初野晴の大ヒット青春小説『ハルチカ』シリーズを『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督が映画化。『セーラー服と機関銃−卒業−』で鮮烈なスクリーン主演デビューを飾り、女優としてさらに大きな一歩を踏み出した橋本環奈が、等身大の青春をみずみずしく表現する、爽やかな感動作!

未亡人をめぐる記憶にまつわる物語——シンクロ少女主宰・名嘉友美

2017.02.13 Vol.684

 シンクロ少女は「愛」「性」「嫉妬」「欲」などの感情をテーマとした作品を上演させれば、同世代の劇団の中では頭一つ出ていると思わせる。3月には『未亡人の一年』という刺激的なタイトルの作品を再演する。

「ジョン・アーヴィングという作家の同名の小説があるんです。その小説が好きだったし、タイトルがものすごくいいなと思って、内容は全然違うんですがタイトルだけいただきました(笑)。内容は未亡人の一年の話。そのままですね(笑)。未亡人と周囲の人々の記憶にまつわる話を描こうと思っています」というのは主宰で脚本・演出の名嘉友美。

 物語の中心となる未亡人は誰が演じる?
「実はまだ決まっていません。私の劇団は役を決めるのが超遅いんです」

 取材の時点で初日まであと1カ月!
「こういう作り方はともかく、ここまで役の決定が遅いのは珍しいんじゃないでしょうか。外部の方に出ていただくときは普通は“こういう役で”とお願いすると思うんですが、稽古では毎日違う役をやってもらっています(笑)。稽古初日に口立てで台詞を渡して、ちょっとのシーンを作って、そこから台本にするんです」

 俳優は大変。
「それでもいいよっていう方が出てくれています。稽古では何役かやってもらうんですが、そのうちにこの人はどの役をやりたいと思っているのかといったことが見えてくるのが面白いんです」

 名嘉は登場人物に、その心情を表しているような映画音楽や洋楽を歌わせるといった独特な演出をする。
「映画をよく見るんですが、なかでもコメディーがとにかく好き。あまり歌も歌えず、ダンスもできない俳優さんたちが突然歌いだすといった種類の映画があるんですが、本人たちも踊りにいっぱいいっぱいで、無表情になっていたりするところにグッとくる。うちの俳優もみんなダンスも歌もできないんですけど、やってみたらやっぱり面白かった。あと洋楽って、個人的なことを歌っている曲が多いんです。だから“この作品に合うな。ちょっと歌ってもらおう”という感じで始めてみました」

 映画から吸収することは多い?
「映画学校に行っていたんですが、その時は全然見ていなかった。演劇をやるようになってからたくさん見るようになったし、映画っていいなって思うようになりました。アメリカのコメディー映画と日本のコメディー映画はあまり食い合わせは良くないと思うんです。でもアメリカのコメディー映画と日本の演劇は実は食い合わせはいい。真面目なヨーロッパ映画なんかを面白いという人はよくいるんですけど、アメリカのコメディーを面白いと思ったり、日本未公開のDVDを喜んで見ているような劇団の主宰さんってあまりいない。そこの隙を突こうかと思ってよく見ているうちに、面白い作品にもたくさん出会うようになっています(笑)」

 かつて『極私的エロス/性的人間』という作品で自らの体験を赤裸々に描いたことがある。
「あの作品はもともとリーディングということでお話をいただいたんですが、リーディングは見たこともやったこともなかったのでどうすればいいのか分からなかった。ドキュメンタリーというのはリーディングからは一番遠いものなんじゃないかと思って、自分のことをそのままやるというのはあまり好きな手法ではなかったんですが、リーディングだし試しにやってみようかなと思ってやってみたんですが、以降は何を書いても“これって自分のことですか?”って言われるようになったんです。失敗したなって思いました(笑)」

『スプリング、ハズ、カム』で映画初主演 柳家喬太郎

2017.02.13 Vol.684

今、最も勢いがあり、最も忙しい落語家・柳家喬太郎。古典から新作まで、変幻自在なその話芸は、落語通のご隠居をうならせ、落語を知らない若者までも引き付ける。そんな喬太郎が、フツーのおじさん役で映画初主演。娘役の石井杏奈とシャイな父親が織りなす、心がほっこりと温かくなる作品だ。

“働き方改革”は今年の日本のキーワード 小池百合子 東京都知事

2017.02.13 Vol.684

東京都知事就任後、今までにはないようなスピード感で都政の問題点に切り込む小池百合子氏。初めての予算編成でも徹底的に事業の総点検をし、終期を設けるなど、これまでの都政には見られなかった手法を用い、大きな注目を集めている。そんな小池知事に2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、これからの東京について話を聞いた。(聞き手・一木広治)

『Ⅰ』、これからも続く旅の始まり DANCE EARTH PARTY

2017.02.13 Vol.684

EXILE USA、EXILE TETSUYA、Dream Shizukaからなる音楽ユニットDANCE EARTH PARTYが1stアルバム『Ⅰ(ワン)』をリリース。国内外の有名アーティストが多数参加した同アルバムについて、メンバーが曲の誕生秘話など、ここでしか聞けないトークを展開する。

みうらじゅん × いとうせいこう 大人気イベント「ザ・スライドショー」がまさかの映画化!?

2017.02.13 Vol.684

みうらじゅんといとうせいこうによる「ザ・スライドショー」が映画化、全国公開される。みうらが全国津々浦々で撮りためた写真に、いとうが突っ込むという、2人で写真を見てトークするだけのステージ。しかし、今年20年の節目を迎え、チケットは即完売という大人気イベントだ。1996年の第1回目から2016年の13回目までのショーを振り返り、その歴史と変わりゆくスタイル、そしてレジェンド級の仲良しである2人の関係性を赤裸々に語る。

鳳恵弥 舞台『こと〜築地寿司物語〜』で日本初の女板前の主人公を演じる

2017.02.10 Vol.684

 築地の老舗寿司店である「築地玉寿司」の2代目店主にして日本初の女板前、中野里ことさんをモデルとする舞台『こと?築地寿司物語?』が2月23日から上演が始まる。主役の「こと」を演じるのは元・準ミスインターナショナルでモデル、女優としても活躍中の鳳恵弥。

「ことさんは一言で言うと強い女性だったんでしょうが、男勝りというわけではなく、恥じらい、子供たちへの愛情、他人を思いやる気持ちといった女性らしさがあったからこその強さを持った女性。そんなことさんの生き方を通して、玉寿司ののれんを守るということがどれだけ大変だったかとか、みんなにとって大事だったのかといったことが、しっかり伝わる作品になっています」

 脚本が人気脚本家の江頭美智留氏。そして演出に唐十郎の愛弟子、中野敦之氏。

「中野さんは江頭先生からの台本を受け取って熟読していく中で、ことさんはもちろん、出てくる女性のすべてがさまざまな女性の強さを見事に描き出していると本読みの中で台本解説をして下さいましたが、稽古が進んでいく中でそれぞれの役者がまさにその女性の強さを体現していくのが伝わってきます」

 この鳳、準ミスインターナショナル後に「北区つかこうへい劇団」に入団。現在も「年間4本以上は出ています」という。

「舞台は子供のころから好きで、ミスインターナショナルは女優になるための登龍門的なものと考えていたんです。最初はモデルのお仕事が多かったんですが、“自分がやりたかったのはこれではないな”と思っていたところで、ドラマでご一緒した俳優さんにワークショップに誘っていただいて、そこから舞台にのめり込んでいっちゃった。周りからは猛反対を食らいました(笑)」

 本紙的にはウェブで人生相談コラムを連載中の黒田勇樹との絡みも気になるところなのだが…。

「黒田さんは敵役なので結構からんでいます。芸歴としては大先輩なので“黒田先輩の胸を借りて”という感じなんですが、板の上に乗ったらそんなことは関係ないのでばちばちやらせていただいています」

 共演に鳳とは10年振りの共演となるNMB48の市川美織、ガンダム芸人の若井おさむら興味深い名前が並ぶが「若井さんの例のやつもあるかも知れません」という。そんなところもちょっと楽しみだ。

「千代田区を住みたい街、住み続けたい街にする」石川雅己さん(東京都千代田区長)

2017.01.23 Vol.683

日本を元気にするために、各市町村が行っている取り組みを紹介する不定期連載。JAPAN MOVE UPの総合プロデューサー・一木広治が、さまざまなキーマンに鋭く迫る集中企画。新年1回目は石川雅己千代田区長が登場。2001年の初当選以後、4回連続当選を果たし、今年5期目を目指す石川区長のこれまでの実績と今後の展望について聞く。

根木慎志 × 伊藤達也 “社会が変わるってどういうこと?”ということを考えればワクワクするはず

2017.01.23 Vol.683

【TEAM2020 × CHALLENGED SPORTS】

2000年のシドニーパラリンピックで、男子車椅子バスケットボール日本代表に選ばれ、キャプテンを務めた根木慎志さんと、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部長代理に就任した伊藤達也衆議院議員に2020年に向けて我々がやらなければいけないこと、できることをうかがった。(聞き手・一木広治)

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