山崎育三郎ら再びドラァグクイーン! ミュージカル『プリシラ』きょう開幕



 山崎育三郎らがドラァグクイーンを演じて好評を博したミュージカル『プリシラ』がきょう9日、日生劇場で開幕する。初日に先立ち、8日、同所で公開ゲネプロが行われ、山崎、ユナク、古屋敬多(Lead)、陣内孝則、そして演出の宮本亜門が取材に応じた。

 LGBTQのバイブル的作品である映画『プリシラ』を舞台化したもの。オーストラリアを舞台に、3人のドラァグクイーンの珍道中を描く。舞台は世界15カ国以上で上演され大ヒット。日本では2016年12年に初演されてチケット完売が続出した。今回は初演と同じメンバーが集結した。

 再びドラァグクイーンの衣装に身を包む山崎は「衣装で『プリシラ』が始まるぞという気持ちになってきました」と準備は整ったよう。「衣装を着ると『プリシラ』の世界にすっと入っていけます。衣装はひとつのスイッチになっていて、(劇中で)何度も着替えるんですけど、僕1人で22着衣装があるので着替えごとに自分の気持ちが変わっていくんです」。


 陣内も衣装のひとつである水着のために「ムダ毛の処理をして臨んでいる」と笑わせる。「私もう、死ぬ思いでやってるの。コルセットをしているんだけどボンレスハムよ! 正月からちょっと太っちゃったから、大河の鎧を着るよりこっちのほうが大変なのよ! 死ぬ思いで頑張っていますので、その必死感を見に来て」。

 笑いに涙と感情の変化が忙しい物語展開、きらびやかな衣装など見どころ満載。劇中で使用される往年のディスコチューンの数々も聴きどころだ。なかでも山崎は『トゥルー・カラーズ』が特に気に入っているといい、「華やかで笑いもたくさん起こっていく作品なんですけど、そのなかで唯一3人で落ち込むシーンがある。そこで励ましながら歌う『トゥルー・カラーズ』は何度歌ってもグッとくる」。


「この2年ちょっとで社会の意識が変わった。僕たちが前に上演していた言葉がこんなに深い意味を持つようになったんだと。これだけ大きく世間の見る目が変わって、僕たちも変わったんで、作品がすごい深いものに、一段と感じやすくなっている。時代の大きな変わり目にできて良かった」と、演出の宮本。

 いよいよ幕が上がる。

「命の輝き、登場人物が交わることによって輝いていく。それを見るだけで力が湧いてくると思います」と、古屋。「最近ちょっと元気がないなとか、朝ツラいみたいな人に、ぜひ見ていただけたら。“待ってるわよ!“」。

 古屋とWキャストのユナクも「(初演から)さらにレベルアップしているのはもちろん、アダム2人のノリも半端もない。“アー・ユー・クレイジー?”って感じで思いっきり行きたい」

 山崎は「ほぼチケットがないという状況で、一番チケットがとりずらいミュージカルではないでしょうか。その期待に応えたい。前回よりも何倍もパワーアップして帰ってきています。チケットないんですが、劇場で体感していただけたら」と、アピールした。

 30日まで日生劇場で。