“こだわり”がハンパない作品 印象派NÉO vol.3『不思議の国の白雪姫』


 ミュージシャン、アーティスト、俳優、演出家といったさまざまなフィールドで活躍する夏木マリが自らのクリエーションによるコンセプチュアルアートシアター『印象派』を立ち上げたのが1993年。2008年までに9作品を発表し、一度は区切りをつけたのだが、夏木自身、まだまだやりたいことは山ほどあり、ファンからの「もっと見たい」という声も多く、2009年に『印象派NEO』として復活。今回はそのvol.3で3年ぶりの新作となる。
『印象派NEO』以降の作品はおとぎ話をモチーフとしており、今回は「不思議の国のアリス」と「白雪姫」に想を得たもので、夏木曰く「私のナンセンスに、作品としてのインテリジェンスを加え、創造的にくすぐる作品に仕上げたい」とのこと。

 東京公演後は4月2日に京都、そして4月25日にはパリのルーヴル美術館オーディトリアムでも公演を行う。もともと宮廷画家たちに反抗したモネやルノワールといった画家たちの精神にインスパイアされ『印象派』というタイトルになったことを思うと、パリにもぜひ足を運んでみたい作品だ。
【日時】3月9日(木)〜3月12日(日)(開演は木金19時30分、土日14時。開場は開演30分前。受付開始は開演1時間前)【会場】世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)【料金】一般 S席前売6500円、当日7000円/A席前売・当日5500円/U24 3000円【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(TEL:0570-00-3337、10〜18時) [公演特設サイト]http://inshouha-neo.com 【演出】夏木マリ【振付】井手茂太(イデビアン・クルー)、小㞍健太、長谷川達也(DAZZLE)、牧宗孝(東京ゲゲゲイ)【出演】Mari Natsuki Terroir(マリナツキテロワール):川本裕子、山﨑麻衣子、ノリエ・ハマナカ、小島功義、城俊彦、鈴木竜、小関美央、長屋耕太、牟田のどか、マメ山田、野澤健、夏木マリ
[パリ公演HIS特別記念ツアー開催]http://www.his-j.com/neo