夏だ、やっぱりフェスだ!「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」


 頂上には「アルプの里」という高山植物園があった。ロックガーデンには希少な高山植物が咲き乱れ、キラキラと光る池もある。ゆっくりと歩きながら、シャッターを切る。遠くから遊具で遊ぶ子どもたちの声も響く。3日間フェスサイトを歩き回り、体のあちこちに痛みを感じていたはずなのに、園内をぐるりと歩き、リフトに乗り、足湯まで浸かった。

 日も傾きはじめ、越後湯沢駅の混雑もとうにピークを越したころ、新幹線で帰途についた。乗車前にすすった名物のへぎそばでお腹が膨れたのか、隣の席から寝息が聞こえた。

“参戦する”という表現が多発するためか、「フェス=大変、つらい」のイメージは一向に薄まりそうにない。本来、夏フェスは楽しいものだ。自分なりの「+1」をして、夏フェスを楽しんでみては。