シュートボクシング新時代のエース海人インタビュー 「車と服が好き。でもSNSは苦手です」

 格闘技で「立ち技」というとだいたいキックボクシングのことを指すのだが、そこに絞め技や投げ技を加え、「立ち技ヴァーリトゥード」と言われるのがシュートボクシング(SB)。女子ではRENAが「SBの絶対女王」として君臨。メディアでもすっかりおなじみの存在となっているが、男子のエースとして活躍するのが海人。
海人(撮影・蔦野裕)
 SBは創始者のシーザー武志(現日本シュートボクシング協会会長)をはじめ歴代エースたちは武骨で男らしさを前面に押し出した選手が多かった。しかし海人はそういった雰囲気からは一線を引く、いわゆる“しゅっとした”タイプ。昨今の格闘技界はイケメンの選手が多いが、そんな中でも海人のイケメンぶりは群を抜く。そもそも格闘技を始めたきっかけは?

「小さい時から外で遊んだりスポーツをしたりというのが好きで。それでおばあちゃんになにかスポーツやってみいひんか?と勧められて、たまたま家の近くにあったジムに行って格闘技を始めるということになりました」

 その中でもSBを選んだのは?
「たまたまそこのジムがシュートボクシングのジムだったんです」

 ではそこが普通のキックボクシングのジムだったらキックの選手になっていたかもしれない?
「どうでしょう。SBのルールが好きなので、もしかしたらこっちを選んでいたかもしれないです」

 投げや絞めがあるのがいい?
「投げとか絞めも割と好きなほうです。もちろん立ち技のパンチとかキックも好きですけど」

 そのジムに入ったのはいつごろ?
「昔はグローブ空手に出ていたので投げとか絞めはなかったんですけど、遊びでそういうことをやっていて面白いなというのはだんだん感じてきていたんです。それでシュートボクシングのルールを聞いたら“あ、これ意外に好きやな”って思い始めたって感じです」

 小さい頃にけっこう喧嘩をしていて、それで投げとか絞めがあるのが好きなのでは?
「そうですね、はい(笑)。割と多かったかもしれないです(笑)」

 格闘技以外のスポーツは? 球技なんかは?
「全く。格闘技だけですね。球技はまあ普通にはできると思いますけど、そんなに得意なほうではないです」

 ではやるべくして格闘技をやっている?
「今となってはそう思います」
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