【インタビュー】「マジックで魅了し、芝居で感動を与えたい」大人気俳優とマジックが異色のコラボ!

舞台『MAGICIANS IN SUCKERLAND(マジシャンズ・イン・サカーランド)』
 舞台や映像で活躍中の人気イケメン俳優が出演する舞台「MAGICIANS IN SUCKERLAND(マジシャンズ・イン・サカーランド)」が8月28日から上演される。同舞台は、松本岳×稲垣成弥、瀬戸啓太×青木一馬のW主演で、全員が初の2人芝居に挑戦。さらに、本格的なマジックとコラボレーションし、これまでに見たことのない世界を展開する。作・演出の久保田唱(企画演劇集団ボクラ団義)、マジック監修のテツヲ(マジッククリエイター集団「ROUTE13」)、そして主演俳優の4名に話を聞いた。
【写真左から】ミズキ役・松本岳、イルカ役・稲垣成弥
 この日は初のマジックの練習日とあり、各自がトランプの扱いに悪戦苦闘。もちろん全員これまでマジック経験ゼロの状態で…。

稲垣「これ、とんでもないです(笑)。難しい…。でもうまくできればすごく面白くなりそう。頑張ります!」
松本「プライベートでもトランプを毎日持ち歩かなきゃ」
瀬戸「トランプだけでもこんなに大変なのに、ほかのマジックもあるんですよね? 大丈夫かな…」
青木「浮いたりとかしたい!」
 それぞれが、期待と不安、そしてやる気を見せつつインタビュースタート。

テツヲ「マジックって“成功するかな…”という気持ちでやるのではなく、できたところを想像するのが一番。“こうなるんだ”って思い込む。持っているものを消えるというマジックをやっている時に、“消えたと思わせてるけど、手に持っているし…”って思うとダメ。“消えてるでしょ”って堂々と見せる。もし、それが見えちゃってたら、知らん顔して横にパーンって投げるぐらいの勢いじゃないと(笑)」
稲垣「それでいいんですか? 僕、そういうの得意かも(笑)」
テツヲ「できてますっていう顔しなきゃ。信じる力は必要です」
松本「そっか、失敗してもシラっと投げちゃえばいいんだ(笑)」
稲垣「僕は、堂々としてみせるのが得意なのでできそうです」
松本「でも2人芝居だから、僕はそこに対して突っ込んでいくよ(笑)。僕の役はミスってもそんなに問題ない役だからいいけど…」
稲垣「僕はミスが許されない役だから…。だからやっぱり何かあったら、すぐにバーンと放り投げるしかないですね(笑)」
松本「でも、今回は舞台でストーリーをちゃんと作っていく中で、マジックとコラボレーションするので、マジックが成功するという結果だけではなく、そこに行くまでの過程が見られるのが面白いんじゃないかな」
青木「すごく面白い企画だと思うので、僕たちと来てくれたお客さん全員が一体になって、その世界観を作っていけるんじゃないかと思いました。見てくれた人が“この舞台、一体何だったんだろう”って思ってくれたらいいですよね」
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