「D」はなぜ200万人から愛されるのか? 芸能人と肩を並べるインスタグラマーの素顔



 今のSNSユーザーは、ビジネスに敏感だ。PR投稿や企業のアカウントなどの、裏で動くお金がある投稿を「ステマ(ステルスマーケティング)」といって、敬遠したり、時には嫌う傾向にある。

「僕は海外のアカウントもよくチェックしていますが、個人アカウントに、こんなにビジネスが入り込んでいるのは日本が特殊ですね。日本のインスタはどんどん過激になっています。ここ最近は露出の多いインスタグラマーも増えましたね。ジムやダイエット食品、エステなどの案件が取りやすくなるし、注目も集められる。でも、世界という大きな目で見てみると、日本のインスタグラマーのあり方はちょっと特殊です。僕はあまり、インスタで稼ぐ日本のインスタグラマーには憧れませんでしたね」

 日本におけるフォロワーの取り合いは、確かに激化している。よりわかりやすく情報を画像に盛り込んだり、脱いだり。しかし、Dは情報のある画像を投稿するわけでも、まして脱ぎもせず、フォロワー200万人に到達している。

「僕がしていたのは、僕だけの世界観のある投稿を長い間続けたことと、日本でだけはなく世界から愛されることを目標に、90カ国語で発信したこと。それに、手押しでいいねを毎日返しに行くことくらいです」

 インスタで人とコミュニケーションしたいというDは、毎日自分に押されたいいねを、手動で返すという。Instagramをビジネスで運用する人は、いいねやフォローを繰り返すbotツールを購入する人も多いが、彼は「シンプルにアカウント情報を他のツールに入力したくない」と、毎日800ものいいねを手動で押しにいっている。