現フェザー級王者・工藤政英が引退発表。「初防衛戦でやりたかった試合ができた。心残りはない」【RISE】

「心残りはない」ときっぱり

「イケメンで熱い試合をする選手にベルトを巻いてほしい」と次期王者に思い託す

 記憶に残っている試合については森本との2試合を挙げ「1回目は延長で4R、2回目は延長含めて6R戦った。延長で殴り合いをしていて、つらかったが、人生で一番楽しい時間だったと記憶に残っている」と振り返った。心残りを問われると「初防衛戦に全力を向けていて、正直、チャンピオンになってから僕がやりたいような試合がなかなかできていなかったが最後に初防衛戦で僕がやりたかった試合ができたので心残りはありません」とすっきりとした表情を見せた。

 次の王者には「僕に足りなかった部分を補える選手、イケメンの選手にベルトを巻いてほしいと思っています。あとはバチバチの殴り合いをする選手。イケメンでなおかつ熱い試合をする選手に巻いていただければ」と要望した。

 今後は格闘技から離れ、地元の群馬県に戻って農業をやるという工藤。最後に「今まで応援してくれた皆様、ありがとうございました。僕は不器用でどうしようもなかったんですが、皆さんの応援があったからチャンピオンになることができました。僕は最初は内弟子として、住み込みで練習させていただいたんですが、キックボクシングだけでなく、プライベートでもご指導いただいた浜川会長に心から感謝しております。格闘技から離れて地元で仕事をするようになるんですが、本当に僕はキックボクシングが好きで、RISEファンなので、これからはファンとしてRISEを応援していきたいと思っております。今後ともよろしくお願いします」とファンと師匠の浜川会長への感謝の言葉で締めくくった。

 工藤は12日に行われる「RISE153」(東京・後楽園ホール)のリングでファンに引退の挨拶を行うことになっている。

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