伝統の「大宮盆栽」を見てととのう!カンデオホテルズ大宮、ロビーと露天風呂に盆栽展示

 さいたま市大宮区の「カンデオホテルズ大宮」にて、4日より最上階の露天風呂「天空のスパ(スカイスパ)」を気軽に利用できるビジター利用プランがスタートした。同プランの開始に合わせ、期間限定でさいたま市の伝統産業である「大宮盆栽」をロビーとスカイスパに展示、報道陣に公開された。

6日まで「カンデオホテルズ大宮」ロビーに展示される「大宮盆栽」樹齢約100年の五葉松

 かつて東京の団子坂(文京区千駄木)周辺には、江戸の大名屋敷などの庭づくりをする植木職人が多く住んでいた。1923年の関東大震災で、甚大な被害を受けた盆栽業者が盆栽の育成に適した土地を求めて移住し、彼らの自治共同体として生まれたのが「大宮盆栽村」(さいたま市北区盆栽町)だ。最盛期の1935年頃には約30の盆栽園があったといわれ、1989年には世界中の盆栽愛好家の学びと交流を目的とした「世界盆栽大会」を初開催。現在も日本だけでなく世界中から愛好家が訪れる「盆栽の聖地」として知られている。

 今回、「カンデオホテルズ大宮」では3鉢の貴重な「大宮盆栽」を期間限定で展示。展示する盆栽はさいたま市北区の「藤樹園」に所属する盆栽家・廣田敢太さんが手がけた。ホテル13階のロビーには樹齢約100年、高さ約110cm、幅約100cmの「五葉松」を展示。男性用スパに樹齢約80年の「黒松」、女性用スパに樹齢約50年の「五葉松」がそれぞれ飾られている。

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