武田真一アナ、出前研修で「育業」の大切さ伝える「子育ては楽しくてやりがいのある仕事」

仕事も子育ても、人生のさまざまな出来事を楽しみたいということ
現在はアナウンサーにとどまらず俳優、講師と新たな仕事にも果敢にチャレンジしている武田さん。
その極意を「人生のさまざまな出来事を楽しみたいということですね。仕事もそうだし、子育てもそうでしたし、転職もやってみると楽しかったです。今はフリーランスで妻と立ち上げた社員2人の個人事務所を経営しています。明日はどうなるか分かりませんが、そういう人生も楽しい。大企業に所属して、定年まで勤められる保証があるのも安心で楽しかったですけど、先が見えない仕事も楽しいなと思っています(笑)。
私だけではなく多くの人が、仕事も子育ても趣味も、家族や知人とのお付き合いも楽しめるような社会になればいいなと思いますし、そういう社会の理想を自分自身が具現化して伝えられるようになったらいいなと思っています」と語る。
今回、育業の取り組みを伝えた経験を「この社会にはいろんな立場の人がいて、それぞれのバックグラウンドがあって、いろんな人生があっていろんな好きなものがある。そういう人たちがそれぞれの抱えているものを諦めたりすることなく、そのままのありようでみんながお互いに認め合って支え合って生きていくような社会。あるいはそうした一人ひとりの個性が財産になっていくような社会。育業にはそういう社会を作る可能性があると思ったんですよ」と言い
「単純に有休を取りなさいと言われても、なかなか理解が進まないと思いますが “これからの未来を担う子どもを育てることはすごく大事な仕事なんだ” という考え方は理解されやすいと思うんですよね。そのために “周りも組織も会社もみんなで協力していこう、ひいてはそれが自分たちにも返ってくるんだ” という取り組みは、一人ひとりのあり方を尊重する社会を考えるうえで、とても分かりやすいモデルだと思うんです。一人ひとりが “自分らしく生きていくことは素晴らしいことなんだ” という認識が広まる一つの素晴らしいきっかけになるんじゃないかと思います」と総括した。
最後にこれから子育てする、育業したいと考えている方に伝えたいことは?
「後輩が結婚したり子どもができたりした時に必ず言うんですけど、子育ては人生で一番楽しくて価値のある仕事だと思うので楽しんでほしいです。つらいこともありますが何物にも代えがたい経験で、存分に味わって楽しんでほしいなと思いますね。もちろんいろんな生き方があって、楽しい人生のあり方は一つではないんですけど、もしお子さんができたということであれば、舐めるようにかわいがって楽しんでほしいです」
(TOKYO HEADLINE・後藤花絵)