台湾と沖縄は “チュラネシア” だった!? 2つの島を紐解く『台湾&沖縄 チュラネシアへの旅』

 海外・国内の旅行先として依然人気の高い台湾と沖縄。2つの島を “チュラネシア” と名付け、それぞれの風土や文化、意外な共通点や違いを100項目にわたってピックアップしたカルチャーガイド『台湾&沖縄 チュラネシアへの旅 亜熱帯カルチャーツーリズム』(リトルモア)が話題だ。同書の発売を記念したトークイベントが4月20日、東京・日本橋の誠品生活日本橋 イベントスペース「FORUM」にて行われた。

カルチャーガイド『台湾&沖縄 チュラネシアへの旅』(リトルモア)著者の三枝克之さん

 A5判、フルカラー、256ページの大著をまとめたのは2003年から沖縄に移住し、2023年まで宜野湾市でカルチャーカフェ「CAFE UNIZON」を営んでいた編集者で著述家、プロデューサーの三枝克之さん。チュラネシア(美麗群島)とは、ウチナーグチ(沖縄語)の “美ら(チュラ)=美しい” とラテン語の “ネシア=島々” を組み合わせた三枝さんの造語。沖縄と台湾にはそれぞれ美ら島、美麗島という別称があり、古代中国では沖縄と台湾が流求(りゅうきゅう)と呼ばれ、どちらも蓬莱島とたとえられるなどさまざまな共通点がある。

「母親の故郷が琉球文化圏の奄美群島で、島で過ごした夏休みは自分にとっての原風景。もう一度あの世界に浸りたいと考え、20~30代は沖縄に通って2003年に移住した。その後、2016年に娘たちの留学を機に初めて台湾を訪れ、伝統市場を歩いた時にかつての沖縄の市場に通じるノスタルジーを感じた。台湾に何度も通ううちに沖縄との共通点を発見し、台湾を知れば知るほど沖縄について考え、見つめ直す機会が増えたことがこの本を作る一つのきっかけ」(三枝さん)

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