「小説すばる」が10周年の『HiGH&LOW』を大特集 三浦しをんらがオリジナル小説発表 川村壱馬「心躍る体験」 

©小説すばる10月号/集英社 撮影/矢吹健巳(W)

 月刊小説誌の「小説すばる」(集英社)が9月16日発売の10月号で、10周年を迎えた総合エンタテインメント・プロジェクト『HiGH&LOW』の特集を掲載する。表紙には、え『HiGH&LOW』シリーズをけん引しつつシリーズのアイコン的な存在にもなっているEXILEなどで活躍するAKIRAとTHE RAMPAGEの川村壱馬が登場する。

 特集は「行くぞテメェら! 『HiGH&LOW』10周年祭り」と題して、三浦しをんをはじめ、文芸界の第一線で活躍する作家たちによるオリジナル小説に加え、『HiGH&LOW』への熱い想いを語るエッセイ、AKIRAとTHE RAMPAGEの川村壱馬、そして脚本と監督、演出を担当する平沼紀久による鼎談、初心者のための入門ガイドなどで構成。オリジナル小説のために描き下ろされた号かな漫画家陣による挿絵にも注目だ。

 川村は、オリジナル小説について、「どの先生方の作品も素晴らしいものでとても楽しませていただきました。『HiGH&LOW』の映画やドラマを知っているから、という枠を超えて、先生方の表現力、そして作家さんとしての技を節々に感じ、心躍る体験でした」と、コメントしている。

 以下に、アーティストからのコメント。

橘ケンチ(EXILE / EXILE THE SECOND)
『HiGH&LOW』の世界の中では全員が主役。だが映像の中での表現には限りがある。個性豊かな登場人物一人一人のバックグラウンドをもっと見てみたいという思いはずっと持っていた。今回その思いが叶った。しかも何とも豪華なクリエイターの方々の手によるサイドストーリーということで、   『HiGH&LOW』の原作ファンはもちろん、文学を愛する方々にも間違いなく楽しんでいただける新たな世界が生まれた。今回で終わりではなく是非第二弾を期待している。『HiGH&LOW』の世界は”ムゲン”に広がっていく。

川村壱馬(THE RAMPAGE)
まずはじめに、どの先生方の作品も素晴らしいものでとても楽しませていただきました。『HiGH&LOW』の映画やドラマを知っているから、という枠を超えて、先生方の表現力、そして作家さんとしての技を節々に感じ、心躍る体験でした。
個人的に、アーティストとして作詞などで言葉を大切に扱う人間としても、大変学びになりました。
短編小説に馴染み深いわけではないので、ここまで濃密に物語を凝縮できるのかと、短編小説というもの自体への興味も湧きましたし、僕にとってとても魅力的に映りました。
実際に映像としても観てみたいなという欲望に駆られるほど、面白さと没入感が凄まじかったです。

岩谷翔吾(THE RAMPAGE)
『HiGH&LOW』、新解釈!
映画で描かれている世界の、その先。スクリーンに映っていない時間にも、彼らはきっとこんなふうに生きているのかもしれない。喧嘩に明け暮れる姿だけではなく、一人の人間としての日常や生活感を覗き見できるのが、とても新鮮でした。小説だからこそ感じられる、彼らの呼吸や、その場所の匂いまで伝わってくるような感覚。それぞれの作家さんが描く『HiGH&LOW』の世界、すべてが面白かったです!中でも三浦しをんさんが描く雨宮兄弟には、終始ニヤニヤさせられました。笑 映画を観てきたからこそ、さらに想像が広がる。こんな『HiGH&LOW』も最高です!

堀夏喜(FANTASTICS)
それぞれのストーリーの中で描かれる、これまで知ることのできなかった登場人物たちの感情に、心を掴まれました。彼らが抱えている苦悩や葛藤。それをそっと消し去ってくれる仲間や兄弟、そして同じ志を持つ者たちの存在。さらに、その大切な存在を思うがゆえの行動が、時に切ない別れを生んでしまうこともあります。強さとは正反対の場所にあるような人間としての繊細な一面が明るみになる事で、深い共感を覚えるとともに、どこか背中を押されているような感覚さえ抱きました。激闘と日常のコントラストの中で、人間の光と影を描いたストーリーは、『HiGH&LOW』の世界をより身近に感じさせてくれるのかもしれません。