防災士・EXILE MAKIDAIが災害調査の現場で語る防災への思い「まず知ることが、次の一歩に」
数々の被災地支援に携わり、防災士の資格を取得して防災の重要性を発信してきたEXILE MAKIDAI(以下、MAKIDAI)が、東京・調布飛行場で災害調査について取材するシリーズ。後編では、実際に熊本地震の調査対応にあたった国際航業の矢倉聖哉さん、官公庁との窓口を担う同社の小林実和さんと共に防災への思いを語り合った。“家族を守りたい” という一人の父親としての思いと、“災害を調査する” という仕事、実は同じ場所でつながっていた――。(全2回のうち第2回/前編から続く)
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熊本地震直後、何が起きていたか
MAKIDAI「まず矢倉さんに伺いたいのですが、熊本地震が起きてから実際に被災地で緊急撮影を行うまで、どんな動きがあったのですか」
矢倉聖哉(以下、矢倉)「今回の熊本地震は16時27分の発生でしたが、その日はまずテレビやネットで被災箇所を把握し、日没が迫っていたので撮影は翌朝に持ち越しました。被災地が熊本だったので、福岡にある九州事業所に在籍している人たちも動いています。撮影したデータは、被災状況の把握や救助活動だけでなく、復旧・復興というフェーズに移っていくと自治体への説明資料などにも活用されます」
小林実和(以下、小林)「私はその窓口を担当していて、撮影した写真などをもとに、現地がどういう状況だったかをご説明したうえで、どのエリアを優先的に対策するかといった議論につなげていきます。普段の防災コンサルティングでは “フェーズフリー” という考え方も浸透してきていて、これは災害時と平常時を分けて考えるのではなく、日常で使っているものをそのまま災害時にも役立てるという発想です。例えば、普段から自宅で大きめのモバイルバッテリーを使って、災害時には数日分の電源として活用するといった考え方ですね」

