加工過程で出た資源を活用!インナービューティーの知見を生かし国産ペットフードを開発

 インナービューティーブランド「エステプロ・ラボ」が、これまで培ってきた発酵や腸内環境への知見をペットフードの商品開発に生かす新たな取り組みを始めている。プロジェクトを牽引するのは、フォトグラファーとして活動しながら、現在はプロデューサーとしても活動する藤原佐知子さん。開発の拠点となった製造工場を訪ねると、素材や製法にこだわった商品作りがほぼ手作業で行われていた。なぜペットフード事業を立ち上げることになったのか、手作業にこだわって製造する理由についても語ってもらった。

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「エステプロ・ラボ」初のペットフード事業「PROLABO QUALITY」プロデューサーの藤原佐知子さん(撮影:蔦野裕)

きっかけは魚市場の仲卸会社の社長から受けた相談

 藤原さんがブランド初のペットフード事業「PROLABO QUALITY(プロラボ クオリティ)」に携わるようになったきっかけは、今から3年ほど前にさかのぼる。
「犬の散歩をしていた時に、たまたま魚市場の仲卸会社の社長さんと知り合いました。その方が “魚の加工の過程で、まだ食べられる部分まで廃棄されてしまう現実がある。せっかくの資源を無駄にせず、例えばペット用のおやつとして生かせないだろうか” というお話をされていて。それで一緒に商品化に取り組むことになったんです」

 もともと愛犬家だった藤原さんは純粋に “いいな” と思い協力を申し出た。

「社長さんが食品乾燥機を5台ほど用意してくれて、魚を切って持ってきてくれる。そこから先は私が担当するという形でスタートしました」

 マクロビオティックの調理資格を持ち、ある程度素材の扱いや調理法について知識があった藤原さん。食材の用意があれば、加工や試作を繰り返しながら少しずつ商品を形にできるのではないかと考えた。

 食品乾燥機で乾燥させていたのはおやつの原材料となる国産のタラ

 転機が訪れたのは昨年9月。エステプロ・ラボを展開するプロラボホールディングスの佐々木広行会長と会食する機会を得た藤原さんは「最近どんなことをやっているの?」と尋ねられた。

「カメラマンの仕事のほかに、ペットのおやつを開発していますとお話ししたら “これからは人だけでなく、ペットの健康についても考えていきたいよね” という話になって。そこでこれまでに考えてきたことを企画書にまとめ、具体的な商品や製造工程についての話し合いを重ね、実際の商品化に向けて動き出すことになりました」

開発だけでなく自ら工場に立ち、製造工程もチェックしている藤原さん
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