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若き起業家の原動力になった私の言葉【鈴木寛の「2020年への篤行録」第54回】

2018.03.15 Vol.704

 徳川家康の生誕地で知られる愛知県岡崎市。八丁味噌などの伝統的な産業から、トヨタ自動車関連まで各種産業が立地していますが、高齢化の波や、21世紀型の高度な知識集約型の産業ニーズへの対応といった課題に直面しています。

 そんな岡崎市で近年、産業支援拠点の「岡崎ビジネスサポートセンター(通称・オカビズ)」が全国的な注目を集めています。地場の中小企業や個人商店などがアドバイスを受けて、培った技術やノウハウを生かすのが特徴。創業100年の老舗の米穀販売店が顧客のオーダーメイドでお米をブレンドするサービスを始めたり、60年の歴史がある佃煮製造会社がおつまみ用に食べきりサイズの新商品を出して販路拡大に成功したりするなど、地元メディアでも取り上げられています。

 4年目の昨年の相談件数は当初目標の4倍となる約2500件。「行列ができる経営相談所」として、中小企業庁や全国の自治体関係者などからの視察も続いていて地方創生の代表例になりました。

 オカビズを岡崎市に提案した仕掛け人の秋元祥治君は、私の教え子です。早稲田大学在学中にインカレの“すずかんゼミ”で、いまで言うプロジェクト型学習で学びました。21歳で地元の岐阜で中小企業支援と若者をつなぐインターンシップ事業のNPO法人を設立し、現在はオカビズで活躍しています。

 いまや日本を代表する社会起業家の一人になった秋元君ですが、創業当初は資金繰りに窮するピンチにも何度か見舞われ苦労も重ねました。しかし試行錯誤して自ら事業をしてきた経験があるからこそ、オカビズに来る事業者に実践的なアドバイスができるのだと思います。

 この3月に秋元君が出した初の著作『20代に伝えたい 50のこと』(ダイヤモンド社)では、私が学生だった彼に伝えた言葉を紹介してもらいました。

「うだうだ言って何もしない人よりも、うだうだ言われてでも何かしている人のほうが、ずっと偉い」

 大学時代に帰省した際、地元の大人たちが街が衰退する理由を人のせいにばかりしていることに疑問をもったそうです。「文句だけを言うオトナにはなりたくない」と思ったことが創業のきっかけになりました。

 私自身は当たり前のこととして何気なく言ったつもりでしたが、20歳の若者の「原動力」となりました。そしていま38歳になった秋元君が、いまの20代に伝えようとしてくれています。「言葉のバトン」の重みを私自身もあらためて感じるとともに、この春に門出を迎える若者たちにも受け継がれてもらえれば、この上ない喜びです。

(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

4DX特別招待券プレゼント【4DX体験コラム vol.6『SUNRISE 4DX COLLECTION/サンライズ4DXコレクション』】

2018.03.15 Vol.web original
ユナイテッド・シネマで上映される、好きな4DX作品を鑑賞できる4DX特別招待券を読者3組6名にプレゼント!

【使用可能館】ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマ札幌、ユナイテッド・シネマ前橋、ユナイテッド・シネマ春日部ほか
【有効期限】2018年5月31日
【応募方法】応募方法は下記の2ステップ。
<応募条件>
ステップ1:TOKYO HEADLINEのTwitterアカウントをフォロー
ステップ2:対象ツイートをリツイート
【締め切り】3月30日(金)13時。当選者の方々にはTwitterのダイレクトメッセージでご連絡します。
https://twitter.com/TOKYO_HEADLINE

【ひめくりワンダホー】るぅくん(3歳1カ月)

2018.03.15 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

【ひめくりワンダホー】めるもちゃん(4歳10カ月)

2018.03.14 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

男性40歳「中年だけど、若い女の子にモテたいです!」【黒田勇樹のHP人生相談 88人目】

2018.03.14 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 3月30日から始まる舞台『プライベート』に向け、絶賛稽古中です。

 ゴーゴー!シアターゴーワー旗揚げ公演『ドロシー!』が終わった後「焼き肉かしゃぶしゃぶを食べて、女の子と温泉に行きたい」と「相談受付中」という2つのアピールをさせていただきました。

 相談はいただけたんですが、まだ焼き肉も女の子も食べてません。このままじゃ公演までには無理かな…。
 とりあえず今週も始めましょう。

閉じたり咲いたり、脱いだり着たり。【黒谷友香の友香の素 vol.185】

2018.03.14 Vol.704

 あっという間に2月は過ぎ去り、3月がやって来ました。暖かい日は最高気温が20度近くで、ニュースの映像では上着を抱えて歩いている方や半袖の方も映っていて、この季節は服装選びが本当に難しいですよね。今、地方にいる私は、東京から出発した日はダウンを着ていましたが、こちらの気温では、薄手の上着で十分な日もあったり…。各地でなんと差の激しい事。東京に戻る日は、関東地方はまた冬の寒さが戻る予報ですし。早く暖かくなってほしいものです。

 ところで、3月は弥生ですが、その由来を調べてみると、『草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力』だそう。先月のコラムの最後にクロッカスの芽がちょっと出てきたと書きましたが、3月に入った今、さすが弥生ですね? あれから成長して、可愛い小さな花をたくさん咲かせています。(ちなみに、パエリアやサフランライスに使われるサフランはクロッカスの一種なので、ぱっと見はそっくりですが、花が咲く時期は秋になります)。チューリップや水仙よりひと足もふた足も早くカラフルな花で楽しませてくれるクロッカスですが、日や時間によって花の開き具合が違っているんです。綺麗に咲いているので写真を撮ろうとして行くと、閉じていたりします。さっきまで元気に咲いていたのに! 調べてみると、温度の影響で開閉運動をするそう。まあ、それは想像しますが、ここからが驚きです。なんと、花びらの裏表で、成長できる気温がそれぞれ違っているため、内側が成長すると内側のほうが長くなるので花は開き、外側が成長すると外側のほうが長くなるので花は閉じるのです。なんと器用なことをしていたのでしょうか? このところの寒暖の差の激しさには、花も人も閉じたり咲いたり脱いだり着たりとほんと大忙しですよ(笑)。

【ひめくりワンダホー】テツくん(2歳7カ月)

2018.03.13 Vol.web Original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

【EXILE TETSUYA連載 DANCEの道】第68回「移動中」

2018.03.13 Vol.704

 平昌オリンピックが終わり、世界最高峰のスポーツの祭典にまた、さまざまな歴史が刻まれましたね↑↑↑

 その瞬間をテレビやニュースで、たくさん観ることができて本当に感動的で、改めてスポーツって素晴らしいなと心から感じました。
 日本の国旗を胸に、日々の努力の成果を発揮した日本代表選手の皆さんをはじめ、世界中の選手の皆さんに、拍手を送らせていただきたいです!!

 ただ今、平昌ではパラリンピック(18日まで)の真っ最中という事で、こちらもどんな歴史が生まれるのか、本当に楽しみです! この文章を書いている現在は平昌2018パラリンピック冬季競技大会の開会式直前なので、結果はまだ分かりません。今回の平昌パラリンピック日本代表選手団は全員で38人。アルペン、アイスホッケー、スノーボード、クロスカントリー、バイアスロンなどメダルが期待できる選手がたくさんいて、ワクワクです↑↑↑

 先日、日本代表選手団の団長である、大日方邦子(おびなた くにこ)さんとお会いしたのですが、良い雰囲気で選手を盛り上げていきたいと、力強く気合の入ったお言葉をおっしゃっておりました! 

 今までたくさんの選手と対談させていただきましたが、パラの競技には、選手それぞれのストーリーがあり、自分とその競技との向き合い方は、身体を動かす表現者として見習うべきことや学びが、たくさんあります。自分の持つ力の限界を超えて、もの凄い努力と鍛錬を積み重ねる事によって、不可能を可能にし、自分の可能性を広げている姿には、いつもパワーをもらいます。これから平昌パラリンピックも、精一杯の応援を選手の皆さんに送らせていただきたいと思います!

 でもなぜ、トップアスリートはあんなにも強さを身に付けられるのか?

努力
挑戦
メンタル

 もちろん選手によってそれぞれ違うとは思いますが、そこへの強さの秘密が知りたいのと、それを感じたいからこそ、僕自身スポーツのファンなのかもしれません。

 自分はステージに立つ表現者として、その強さを手に入れる事ができたら、もう少したくさんの笑顔が見れるような気がして、その強さの秘密に憧れます。まだまだ勉強しなければいけませんね(笑)。

 勉強といえば、この1年、僕は早稲田大学院の学生として、スポーツの勉強や、ダンスの研究をさせいただいておりましたが、なんとかすべての課程を修了し、後は卒業式を残すだけとなりました! ありがたくも優秀論文賞もいただく事ができましたし、1年間勉強したすべての事が、これからの自分の活動のパワーになると思います。これからは、書いた論文を形にして、誰かの役に立てることが自分の夢や目標になりました!

 卒業式前ではありますが、先生方、同級生の皆さん、いつも温かく応援してくれたファンの皆様、EXILEメンバーやスタッフの皆さんに、この場をお借りして、本当に感謝いたします。

 話は変わりますが、先日、就職活動をされている新卒の方々へ向けての会社案内のイベントがあり、その説明会のゲストスピーカーとして、自分のLDHでの働き方やスタッフさんとの関わり方などを少しだけプレゼンさせていただきました! フレッシュ!という言葉が一番似合う方々が700名ほど来場されていて、自分が将来働くかもしれない、エンターテインメント会社の説明やブースを真剣に見て、聞いていました。いつかあの中から、同じ会社や同じ現場で働く人がいるのかと思うと、ワクワクしましたし、責任感も生まれました!ぜひお会いすることを楽しみにしております!!!

 実はパラリンピックの開会式や競技を観に、今まさに、平昌に移動中です(笑)。またその模様もどこかでお伝えしたいと思いますので、お楽しみに(^o^)v さてそろそろ平昌に到着しそうなので、この辺で↑↑↑

東京タワーアテンダントチームの東京タワー通信!「“トップデッキ”へようこそ」【2018.3.13】

2018.03.13 Vol.Web Original

東京タワーの最新情報を、東京タワーからの風景とともに、東京タワーアテンダントチームがお届けします!

皆さんこんにちは!
東京タワーアテンダントチームの作井 亮一です。

さて空気が澄んでいた冬らしい日々から、少し暖かいなと感じる日がちらつき、
春が近づいてきたことを実感できる今日この頃です。

【ひめくりワンダホー】クリームちゃん(4歳4カ月)

2018.03.12 Vol.web Original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

変貌するアジア太平洋地域と日本の安全保障(その拾壱)【長島昭久のリアリズム】

2018.03.09 Vol.704

 アジア太平地域の平和と安定、繁栄を確かなものとするため、米国による地域安全保障へのコミットメントが引き続き必要であることは繰り返し述べてきました。実際、域内各国は、安全保障政策を策定し、外交を展開する上で、この米国の関与を「所与のもの(given factor)」として、自国の安全と繁栄を確保してきました。しかし、いくつかの理由から、米国の関与は永続的なものとは言えなくなっています。第一に、中国の台頭によって、必然的に米国の国力や影響力は相対的に低下します。第二に、トランプ政権の「意思」次第では(それが財政上の理由なのか中国による工作の結果かに拘わらず)、この地域から米国が徐々に後退を余儀なくされる可能性もあります。

 いずれにせよ、米国がアジア太平洋地域の平和と安定の国際秩序を維持するために支払っている代価は莫大で、年間にしておよそ1200億ドルにも上るといわれています。従って、(米国民の理解と支持も含む)米国の持つリソースには自ずと限界があり、米国のコミットメントが減れば、そのぶん力の均衡(balance of power)は崩れ、地域は不安定に陥るでしょう。これによって直接打撃を蒙ることとなる国々は、地域の安全保障により強い当事者意識を持つべきです。域内の同盟・友好国間で米国の荷重を分担することができれば、米国のコミットメントの持続可能性はかなりの程度高まります。それは、トランプ大統領が選挙戦の最中から同盟国に繰り返し求めてきた「公正な分担(fair share)」の考え方とも合致します。

 そこで、私は、予てから「ホスト・リージョン・サポート(Host-Region Support, HRS)」という考え方を提唱してきました。同盟国が米国の前方展開兵力を受け入れる際に様々な便宜を供与することをホスト・ネーション・サポート(接受国支援)と呼びますが、これを地域全体に拡大する発想です。すなわち、このHRSによってアジア太平洋地域全体に米軍の前方プレゼンスを支援する多国間協力システムを構築する。HRSには、いくつかの効用があると私は考えます。

 第一に、米軍の前方展開に伴う膨大な財政支出を補完することができること。もちろん、相応の財政的な基盤は日本も負担すべきでしょう。第二に、域内の同盟国がバラバラに提供しているホスト・ネーション・サポートを地域全体のニーズや負担能力などに合わせて再調整することにより、地域の安全保障基盤を安定化することもできるでしょう。第三に、HRSを促進する過程で、米軍の前方展開兵力を指揮統制する米太平洋軍と域内の同盟・友好国との間に戦略、政策、作戦の各レベルにおける緊密な協力の枠組みがより精緻に組み上がっていくに違いないでしょう。日本は、これらメカニズムを構築するための政策調整を主導していくべきなのです。

(衆議院議員 長島昭久)

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