SearchSearch

格闘家イケメンファイル Vol.65 修斗の未来を託された高校生 箕輪ひろば(みのわ・ひろば)

2017.01.23 Vol.683

「毎日楽しいです。学生なので時間がたっぷりある分、格闘技につぎ込めるだけ時間をつぎ込んでいます」と現役高校生の箕輪ひろば。しかし、もともとは大人しい少年だった。

「水泳はやっていたんですけど、球技とか運動がずっと苦手だったんです。小さい頃からピアノをやっていて、中学時代は吹奏楽部でフルートを吹いているようなバリバリの文科系(笑)。しかし、父親が体を鍛える意味で、何か運動をやらせたいと思っていたようで、中学に入学するタイミングで道場に入門しました。父の紹介と言ったら聞こえはいいですが、半分だまされたような感じで(笑)。ですから、プロの格闘家になりたいと言った時は、すごく驚いていましたね。ここまで格闘技にのめり込んだのは、入門してすぐに見た同じ道場で、世界チャンピオンにもなった山上(幹臣)さんの試合。まさにその世界戦だったんですけど、衝撃を受けて自分もこうなりたいと。その時は小学生が、将来プロ野球選手になりたいと言っているレベルでしたが、その思いはずっと持っていたと思います。ですからきつい練習も楽しくやってこられました」

 とはいえ、その強さは有名で、順調にプロデビューとなるはずが…。

「心残りがひとつあって、僕は最後のアマチュアの戦績が負けで終わっているんです。地区大会でも順調で、全日本のトーナメントに出場した時、絶対に優勝できると確信していたのに、コロッと負けちゃった。優勝できると思っていた自分の気持ちが甘かった。完全にその気でいたし、このまま無敗でいい感じでプロに上がって…とか想像していたんですけど、ちょっとマジか?! みたいな感じで(笑)。そこは挫折というより反省ですね」

 それなりにつまずきもあったが、それでも順調に格闘家としての道を歩んできた。そのモチベーションと強さの秘密は?

「やはり山上さんという憧れの選手の存在は大きいですよね。僕はその人の背中をずっと追いかけている。しかも同じ団体の新人王で、同じ階級。それで世界チャンピオンになっているので、憧れであり、目標であり、いつかは追い抜きたい存在でもあります。また、この環境で練習できているというのも、自信になっている。辞めていく選手もいる中、とても厳しい環境の中でもしっかりと練習できていたという気持ちはありますね」

 プロになってから今までを振り返って。

「2016年はすごく充実していました。常に試合があって、その試合一つひとつに向けて追い込んでいけた。修斗だけでも4戦していますが、修斗以外の試合にも出ているので、それらの経験がすべて自分の糧になっていると思います。今はいい流れでどんどん試合を組んでもらっているので、その勢いを崩さずに、同期の中では1番でいつづける。そして2017年は、もっと上に行かなきゃいけないので、どんどん上を食っていこうと思います。その先にはもちろんチャンピオンも狙う。20歳までにはベルトを巻いて、その後は世界に挑戦していきたいと思っています」

 目指すファイター像は?

「代表から常に言われているんですけど、打撃や蹴りではボクサーやキックボクサーに、テイクダウンの攻防では柔道家やレスリングの選手に、そして寝技だったら柔術やグラップリングの選手に勝つのが総合格闘家なんだと。寝ても倒れても打撃でも組んでも、常に勝てと言われてきたので、何をさせても箕輪が一番強いと言われる選手になりたいです。総合的に一番強くなる。それが目標です。例えば寝技のほうが得意だからといって打撃に苦手意識を持つのではなく、打撃もしっかりできて、倒せて、最後はしっかり一本を取れるファイターですね。そうやって勝つのは当然として、お客さんには、強いファイターというより、面白いファイターだと思われたい。最近僕が感じるのは、負けない試合をするファイターが多いんじゃないかなっていうこと。それでは見ている人は面白くないと思うので、やはり勝ちにいって、しっかり相手を倒す。明確にどちらが勝っているか分からなくても、お互いにしっかり攻撃して、常に攻防を繰り広げている状況を見せる。そんなファイターとして活躍していきたいです。格闘技に詳しくなくても、それどころかまったく知らなくても、僕の試合を見て“面白かったね、かっこよかったね”って言ってもらえるようなファイターになります」

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第10回:つらいことには“ハッピー”で抗いたい

2017.01.23 Vol.683

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)のDJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

黒谷友香「友香の素」vol.171 新しい年、そっからかい?

2017.01.23 Vol.683

 先日、お仕事で「俳句」がテーマの番組に出演させていただきました。オファーを受けて、一瞬「え! 俳句は、まった分からない? 」となりましたが、これは俳句に触れるいい機会だし、勉強になるはずだと考え方を変え、ありがたくお受けする事に。

 でもそこからが大変! 「五七五で詠むやつだっけ? 」「あ! あの先生に添削されるんだっけ? 」と、どうにも困ったけれど、どうにか考えなきゃならない。なのでまずネットで調べる。検索ワードは『俳句とは』。そっからかい? っと自らツッコミをいれつつ、一からというかゼロからのお勉強。その時点では、本当に自分で俳句を作れるのか半信半疑、あかんかも?!っと弱気。

 でもとにかく調べた! 有名な松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」「夏草や兵どもが夢のあと」などが紹介されており、「俳句とは、五七五の三句、十七音の日本独自の定型文。そこに季語を表す言葉を含まないといけない。」とある。季語って何だ? いきなり訳が分からない。歳時記という本を買うとたくさん載っているらしいので、ネットで購入。と同時に番組の厳しい先生でもある夏井いつきさんの俳句関連本を2冊購入、速攻読む。そこで随分と気が楽になった! 十二音のフレーズを俳句の種と呼び、種は自然や風景、人、動物、その様子など日常生活の全ての物事を種として捉えて良いし、そこに五音の季語を組み合わせたら、俳句と呼べる代物にはなるようだ。基本を理解したらグンっと俳句への距離感が縮まったが、そこから2?3日うんうん唸りながら歳時記とにらめっこ。結局14句作りその中の一句を番組内で詠んだが、その時、作品を自分の分身のように感じている事に驚いた。奥深い俳句の世界、勉強になったわ?

一木美里のおいしくたべようの会 vol.21「NYの日常、コンパクトな朝」#朝ごパン #ニューヨーク

2017.01.17 Vol.682

一木美里です。
先日、トランプ氏が大統領就任することで話題のアメリカ、
ニューヨークへ行ってきました。
トランプタワー一帯は厳戒態勢で警備されていました。
今週はそんなニューヨークの小さなかわいいパン屋さんを紹介します。

脱こじらせへの道 第38回 女性の敵は…女性?

2017.01.13 Vol.682

 明日の1月14日でGIRL’S CHはオープンしてから4周年を迎えます。
 女性の「見たい」を後押しする女性向け動画サイトというコンセプトで作られたGIRL’S CHですが、大人の女性にサイトのことを伝えたい!ということで、この日成人式を終えた女性を招いて、サイトオープンのイベントをしたのが2013年のこと。
 あの日はものすごい大雪で、電車は遅れるし、タクシーは走ってないし……と大変な思いをしたのでした。
 そのおかげで、一生忘れることのない思い出となったのではありますが。

 というわけで、お正月が終わると、サイトオープンのことを思い出す私です。

 さて、皆さんお正月はいかがでしたか?
 2017年も変わらず女性と性について色々な角度から考えてみたいと思っています。

 早速、新年一発目はこんなアンケートを用意してみました。
  「もうすぐ冬……寒い時期の無駄毛処理、してますか?」

 昨年の秋頃にとったアンケートです。
 露出の増える夏はもちろん気にしている無駄毛ですが、冬は服の上からは分からない部分も多いので、女性同士でも 他の人がどうしているかは知らなかいことも多いのでは。
 今回は、「している」「たまにしている」が真っ二つに分かれるという結果になりました。
 いずれにせよ、人に見られる可能性がある場合は処理をするという意見が多いですよね。

 中には、「脱毛処理済み(または処理中)」という意見も。
 過去にはアンダーヘアの処理に関するアンケートをとったこともありましたが、その際も半数近くの方が脱毛済みとのこと。
 私が思っているよりもずっと脱毛が普及していることに驚いたのと同時に、多くの女性が「つるつる」「すべすべ」の肌に憧れているのだなということを再確認したのでした。

    ※そのときのアンケートはこちら。
   もうすぐ露出の増える季節…アンダーヘアの処理はどうしてますか?
      http://girls-ch.com/enquete/result.php?0074

「処理をすべき」という考え方が強く広まっているからでしょうか。
 GIRL’S CHでは、出演女優さんの毛(アンダーヘア)についての指摘がとても多いです。
 動画のレビューに、「もっと処理して」とか「人前に出る人は処理をすべき」という書き込みを見ることは少なくありません。

 作品によってはメーカー側から、
「性生活がご無沙汰な女性の設定だから、処理しすぎないでほしい」
「剛毛であることを作品に活かしたいから、処理せずそのままの状態でいてほしい」
 と希望する場合もあるのですが、そんな未処理の状態が許せないというユーザーの方もいるようです。

 女優さんについては、もちろん毛の処理だけでなく、体型やファッションにも厳しくチェックが入ります。
 身体は美しいスタイルが求められる傾向にあり、ファッションや小道具などはリアルさが重要なようです。

 とにかく、女性は女性に厳しい。

 日常でもそういったことを感じるシチュエーションはありませんか?

 以前もこのコラムで書きましたが、女性は普段からメイクをしたりファッションに気を遣ったりと、見た目にぬかりありません。
 その反面、気を抜いた女性の姿に魅力を感じるという男性が数多くいるというのも事実。
 AVは、男性に向けて作られているものが多く、男性ユーザーが出演女優さんに求めるものはとても幅広いです。スタイル抜群の女優さんももちろん人気ですが、そうでなくてもどこかに魅力を見出してくれます。アンダーヘアもまたしかりです。
 だから男性ユーザーからそういった意見をいただくことはほとんどありません。
 そうでなければ、同じ企画のシリーズがこれほど続かないはずですから。

 あるいは、自分が外見に気を遣っているのに、手を抜いている女性が「いい思い」をしているのが許せない。
 男優や監督に優しい言葉をかけられて、ちやほやされて、気持ちよくなっているのが羨ましくて妬ましい。
 もしそんな感情をもった女性がいらっしゃったら、「いい思い」に嫉妬している自分の性欲を認めてあげてください。

 ということで、無駄毛をネタに同性に厳しい女性の内面について考えていたわけですが、編集さんと話をしているうちに、この無駄毛についての男女の意識の違いというのは、ことのほか大きいということに気づかされました。

 女性にとってはとても重要で切実な問題なのですが、男性にとってはさほどでもないようです。最近は中性的なファッションをする方も多く、おしゃれにこだわりが強い男性は気にしているかもしれませんが、それでもまだまだ多数派とは言えません。

 自身もそうですが、女性は思春期の頃から「毛は剃るもの」「無駄毛は処理するもの」という意識が植え付けられています。まわりがそうしているから当たり前のようにそうしてきた、という感じでしょうか。
 テレビや雑誌で、体毛やヒゲのある男性はいても女性はみんなつるつるだから、自然と自分もそうなりたい、そうあるべきという意識が芽生えたのかもしれません。

 担当編集さんにとって、先ほどのユーザーさんの女優さんへのリアクションは新鮮であり、分からない感情のようです。
 最近はブラジリアンワックスが人気になったり、一般女性でもアンダーヘアを整えることは当たり前、パイパンにしている人までいますが、編集さんにとっては「???」だそうです。

 意外にも、SEXよりこの問題のほうが男女の意識の違いは大きいようです。そんなわけで、次回もまた男女の考え方の違いをクローズアップしてみようかと思います。

江戸瓦版的落語案内 佃祭り(つくだまつり)

2017.01.10 Vol.682

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第40回 あなたの周りにも「トランプ」は現れる

2017.01.09 Vol.682

 あけましておめでとうございます。2017年は、昨年以上に激動の年になる予感がしています。言わずもがな、その“震源地”はアメリカです。本稿が掲載される頃には、ドナルド・トランプ氏が大統領の就任式をもうすぐ迎えます。

 トランプ氏といえば過激な発言に注目が集まりました。選挙中にメキシコからの移民規制策として「国境に壁を作る」と言い放ちましたが、昨年は、アメリカだけでなく、世界各地で、過激な言動をする政治家や政治勢力が台頭しました。

 中国との領土紛争を抱えるフィリピンのドゥテルテ大統領は、「アメリカと決別する」と述べて、同盟国のアメリカを慌てさせました。ドゥテルテ氏は「フィリピンのトランプ」の異名を取りましたが、今年行われるお隣の国の大統領選でも「韓国のトランプ」と言われる李在明・城南市長が急速に支持を伸ばしています。李氏もNHK記者の取材に「日本は軍事的には敵性国家」と述べたそうで、仮に李氏が大統領に当選した場合は、また日韓関係が悪化するのではないかという懸念が浮上しています。

 昨年は、トランプ氏ら外国の政治家たちだけでなく、日本の社会や言論空間も過激な言葉で覆い尽くされました。春先には「保育園落ちた日本死ね」というブログが注目され、物議を醸しましたが、国会で取り上げられたこともあり、流行語大賞に選ばれました。また、ニュースキャスターがブログで「人工透析患者を殺せ!」などと過激なことを書いて大炎上し、すべてのレギュラー番組を降板する騒ぎもありました。

 私は、「トランプ現象」という言葉が、米大統領の話にとどまらないと感じます。メディアを通じ、過激な言動を繰り広げることで世の中の注目を集めようとする手法が定着しつつあるように見えるからです。トランプ氏はツイッターを駆使しますが、SNSやブログが普及し、ネット上の反応が数字で可視化されることで、そうした傾向に拍車がかかっています。

 ここで注意したいのは、 “本家”のトランプ氏も選挙戦の局面に応じて、巧みに発言を軌道修正して支持を広げていったことです。やはり経営者らしくマーケティングによる選挙と情報戦を徹底しました。

 しかし、当然その反動もあります。テレビの影響を受けた子どもが、極論を言う大人の真似をしてしまう可能性がないと言い切れるでしょうか。いや、大人とて同様です。過激な言動の裏に緻密な計算があるのに、有権者や視聴者などの受け手は表面しか見えていないことが大半だからです。

 昨年からの風潮が強まって、熟議やディベートどころか対話することの大切さすら見失う社会になっていくのでしょうか。言論空間が殺伐としたものにならないか、今年はしっかりと注視しなければならないと思います。
(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

格闘家イケメンファイル Vol.64 壊しのベビーフェイス 武居由樹(たけい・よしき)

2017.01.09 Vol.682

 昨年の12月、後楽園ホールで行われたKrush.71で、見事初防衛を果たした武居由樹。リング上では鋭い目つきで相手を追い詰めるハードパンチャーだが、その素顔は今年20歳になったばかりの気持ちの優しい青年。格闘技を始めたきっかけは…。

「小学校の高学年から足立区の竹ノ塚に住んでいるんですけど、その頃ちょっと悪い子で(笑)。それで母親が、10歳の時、僕をキックボクシングジムに入れました。最初は全然好きじゃなくて…。もともと運動もそんなに好きじゃなかったんです。みんなでやる体育とかは好きでしたが、一人で黙々と走ったりとか、筋トレをやったりとかが面白くなくて。だからやる気も起きないし練習もサボってばかり。でもそのジムの会長さんが、家まで来て無理やり家から僕を引っ張り出した(笑)。それでなんとか続けてこられました」

 最初は嫌々通っていたジムだが、だんだんと格闘技にのめり込んでいく。

「中学生になってジュニアの大会に出るようになり、そこで優勝とかできるようになってから、好きになりました。その頃は“俺ってもしかして強いんじゃないか?”って勘違いが入っていましたね、今思うと(笑)」

 しかし、すぐに挫折を味わうことに。

「プロデビューした後、2連敗したんです。それでちょっと、もしかして向いてないんじゃないかと。去年の初め頃だったんですけど、負けた西京選手も佐野選手も1個下なんです。年下の選手だから余計へこんじゃって、もう1回やって負けたら本当に辞めちゃおうとまで考えていました。でも、階級を下げたら、どんどん勝てるようになり、いつの間にか辞めるのを忘れていました(笑)」

 そして、ついに初代Krush-53㎏王者になった。

「小学校4年生から始めて、10年目だったので、やっとチャンピオンになれたか…という思いでした。僕の通っていたジムは結構厳しくて、遊んじゃいけないとか制約も多く、しかも毎日練習があったので、ほんと“やっと”という感じですね。でもジュニアの頃から毎日練習してきたというのが自信につながり、それが強みになっていると思います」

 そして初防衛戦。相手は1度対戦し勝っている隆聖選手。しかし、1Rにダウンを奪われてしまう。

「周りの応援もすごくプレッシャーでしたし、防衛しなきゃというのも大きかった。もちろん、その試合でメインイベントを任されたという責任もありました。なんだかんだいろいろ重なり緊張していたのかも知れません。相手は、以前対戦し勝った選手だったので、普通にやれば勝てるだろうという甘さもあった。1Rでダウンを取られ、ずっとダメージがあり、インターバルでやっと抜けたという感じでした。2Rは最低でも相手からダウンを取らなきゃと内心焦っていましたが3Rは、開き直って夢中で倒しにいきました。相手は、しっかりトレーニングしてきたのが分かりましたし、何より気持ちが強いと感じた。でも3Rで何とか倒し、防衛することができて良かったです」

 試合後のマイクパフォーマンスでは、K-1参戦も直訴。

「やはり格闘技、キックボクシングをやっている以上、K-1は憧れの舞台です。実は1回、K-1のリングに立ったことがあるんですが、会場に飲み込まれちゃって…。そこで西京選手に負けてしまって、全然いい思い出がない。だからもう1回、あのリングに立って、今度はK-1の世界チャンピオンのベルトを取りたいと思っています。Krushのベルトはもちろんすごく大事なので2本持ちたい。そして誰も僕に勝てないんじゃないかって言われるような絶対王者になりたいんです」

 貪欲にベルトを取りに行くと語る武居。嫌々始めた格闘技でここまで来るとは想像もしていなかった。

「あの頃は本当に将来の夢とかまったくなくて、悪さばかりしていた。そういう意味では格闘技がなければ、自分はどうなっていたか…。心から格闘技に出会えて良かったと思っています。格闘技は努力次第で強くなれるし、上に行けるスポーツ。礼儀や言葉遣いも覚えられるので、反抗期の少年におススメです(笑)。僕は小柄なほうですが、どんな相手だろうと真っ向勝負で倒しに行くのが自分のスタイル。そういう試合をお見せしますので、ぜひ1度会場に来て下さい」

【長島昭久のリアリズム】トランプ政権の外交・安全保障政策を占う

2017.01.09 Vol.682

 昨年の暮れ、臨時国会閉会直後の12月19日、私は同志の国会議員たちとワシントンを訪れ、ドナルド・トランプ次期大統領の政権移行チーム中枢と意見交換を行ってまいりました。

 私たちの最大の問題関心は、トランプ次期政権で米国の外交・安全保障政策(日米同盟を含む)がどのように変化するか、とりわけ、我が国の外交安保政策に大きな影響を及ぼす米新政権の対中、対ロ政策の変化を読み取ることでした。

 今回のワシントン訪問で得た印象を一言でいえば、トランプ政権の「アメリカ・ファースト」(アメリカ第一主義)外交に対しては相当複雑な戦略的「連立方程式」(人権や民主主義という普遍的な価値と、経済的な実利や地域紛争を収束させるといった当面の目的を両天秤にかけるなど)を解く覚悟が求められるというもので、具体的な特徴は以下の3つになります。

 第一に、中国の台頭という世界史的な現象をオバマ政権に比べはるかに真剣に受け止めていること。トランプ氏がISLL打倒を強調するのも、実は中東を安定化することにより限られた資源をアジア太平洋正面に集中させようとしているのです。その目標を達成するためには、ロシアともシリアの独裁者アサドとも大胆に手を組む可能性を否定しません。

 第二の特徴は、オバマ政権が主導した多国間の自由貿易協定や気候変動への取り組みを根底から覆す可能性。特に、石油王のレックス・ティラーソンを国務長官に、地球温暖化規制反対の急先鋒であるスコット・プルイット氏(オクラホマ州司法長官)やリック・ペリー氏(テキサス州知事)をそれぞれ環境保護局長とエネルギー長官に指名したことから、エネルギー安全保障における「アメリカ・ファースト」は明らかです。

 第三に、同盟国や友好国との関係でも惰性や妥協を許さない姿勢。日本に対しては、米軍駐留経費負担や我が国の防衛努力不足についての厳しい指摘とともに、アジア太平洋地域の平和と安定をめぐる日本が果たすべき安全保障上の役割拡大についてもかなり具体的な要望を突き付けてくるでしょう。

 はっきり言えることは、いよいよ日本が真の意味で「自立」する時を迎えたということです。自国の長期的な国益と地域の平和と安定、国際秩序の在り方を日本が主体的に考え抜いて、それに基づき安全保障でも経済でも環境エネルギー分野でも、米国のみならず中国やロシアの動きや意思決定にまで影響を与えるような戦略的外交力を確立せねばなりません。

 トランプ氏が描こうとしている世界は、まさしく国力と国力が犇めき合うリアリズムの世界です。しかし、そのリアリティと真剣に向き合い、国力の回復と戦略の構築に努め国民的叡智を結集できれば、わが国の国益を拡大し得る活力に満ちた世界が眼前に広がると、私は確信しています。

(衆議院議員 長島昭久)

江戸瓦版的落語案内【粗忽長屋(そこつながや)】

2016.12.27 Vol.681

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

一木美里のおいしくたべようの会 vol.20 「パンのとりこになったなら」#朝ごパン #代々木

2016.12.27 Vol.681

一木美里です。
クリスマスも終わりもう2016年も終わりますね。
今週のテーマは朝ごパン。
わたしはよく親友たちと朝からランニングをして、
そのまま朝ごパンを食べに行きます?

Copyrighted Image