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脱こじらせへの道 第14回 問題は向き合えるか向き合えないか

2016.01.08 Vol.658

 明けましておめでとうございます。田口です。
 もう8日ですが、今年1回目なので、恒例のご挨拶ということで。

 昨年6月に始まったこのコラム、ご好評いただきまして、無事に年を越すことができました。今年も女性のこじれを中心に、さまざまな問題について考えていきたいと思っていますので、ご期待下さい。

 さて、昨年後半は極端な二極化が進み、その中でのこじれについていろいろ考えてみました。
 今回と次回でその中間層の中にいるこじらせについて考えてみようかと思います。

 と言いつつ、今回のアンケートは「半数以上の人が経験あり!? 彼氏や夫がいても……セックスフレンドはいますか?」なんですが、あまり「セフレ」という言葉だけに引っ張られないで読んでいただければと思います。

 女性のセフレ事情としては2パターンがあると思うんです。

「セフレなんてありえない。心と体が別なんて…」という否定派と、「彼氏とはできないことをしたい、彼氏では満たされないことをしたい」ということでOKだという肯定派の2パターン。

 否定派の意見はまあ「そりゃそうでしょう」という感じですよね。

 肯定派の意見の中にはさらに「自分がこれをしたいから」「彼氏とはこれができないから」ということでセフレを作る場合と、彼氏との不具合があってセフレを作ってしまうという2パターンがあります。

 実際にセフレがいてもいなくてもいいんですが、その理由のところでこじれているか否かが分かれると思います。
 こじれているのは、ただただ寂しいからセフレを作っている人。
 理由が、「寂しいから」とか「今の彼氏とうまくいかないから」というものだったら、それは彼氏とちゃんと向き合わないといけない。

 反対にそうではなくて「○○がしたい」とか性的に満足していないということが理由だったら、彼氏ではなく自分の性癖に向き合って、もっと深めたほうがいいのではないかと思うんです。

 その性癖を深めるために、結果的にセフレができてしまうのはアリなのかもしれないですね。(セフレを全肯定するということではないですが、あくまで個人の問題ですからね)

 自分の性癖に気づいて、これを彼氏にお願いすると引かれてしまいそうだからセフレに走ってしまうという考え方は、なくもないです。彼氏とできるのが一番ですが、まあその趣味にもよりますから。
 もちろん、彼氏であろうとセフレであろうと、生活に支障が出ない範囲で、というのが基本だと思いますが…。

 ところで、男子が風俗に行く理由と、女子の「自分がこれをしたいから、彼氏とはこれができないから」という理由でセフレを作るというのはちょっと似ていて、女子の男子化が進んでいるという見方もできます。
 私はそれでいいと思っています。むしろ、今後はそれを目指すべきじゃないかと思っています。男子っぽくなってもいいのかなと。

 そもそも男と女の性欲についての認識のされ方は真逆ですよね。女性は性欲があるとなぜか否定されて、男性は性欲がないと否定されるみたいなところってありません? 据え膳食わねば男の恥、みたいな。

 女性も男性のそういうところには近づいてもいいし、男性の中にも性に消極的な人がいるというのは知られてもいいことですよね。
 セックスの前では平等であってほしいですね。

 さて、アンケートを見ながらお話しましょう。
 どのくらいの状態をセフレと言っているのかにもよりますが、「1回だけ」とか、「一人だけいた」という状態を含めるとこういう数字になると思います。
 
「いる」という人の中にも、火遊びの人と常習の人がいて、常にセフレが何人もいるとか、常に誰かいないといけないというパターンは「いる」という状態。1回だけのアバンチュールみたいなパターンはセフレがいるとはいえないと思います。一人の人と定期的にやっているのがセフレ。

 アンケートにあるように、「いる」という人が3割くらい。「いた」という人も含めると半分以上というのは妥当な数字かと思います。その「いる」という人の中でも半分以上は、セフレとしてつきあった人数は1人とか2人だと思うんです。
 一度や二度の浮気が長引いちゃったという感じ。
 常習化している人は2割いないと思うんです。感覚としてですが…。

 セフレも、特定のパートナーがおらずセックスをする相手だけがいる場合と、彼氏や夫がいてセフレもいるという場合もあります。
 夫がいる場合、
「旦那が女として見てくれない」というのは、それを求めたいんだったら別れたらいいのにって思いますけどね。こういうと随分乱暴に聞こえてしまうかもしれませんが、生活と女として生きることのどっちが大事なの?って考えて、生活を取るんだったら、セフレとは別れたほうがいいですよね。極論ですが。そういう選択って、アリだと思うんです。

 そう考えると、以前お話した「物語を作る人」と別のパターンで「選択をできない」というのはこじらせの原因のひとつの定型かもしれないですね。
 選択をしなければ、今の状況がずっと続くと思えるし、そうすれば傷ついたり勝負することから逃げられますもんね。でもそれって、前にも進まなければ現状を維持することもできない、負のスパイラルに陥る可能性があります。だから余計にこじらせるのかなって思います。

 
 その一方で、「前の彼氏のときはいたけど、今は彼氏一筋です」という人がいますが、それは今は彼氏と向き合えているということ。「昔はいろんな人としてみたかった」とも書いているんですが、そのころは興味があったんでしょうね。やるだけやって一回りして、今の彼氏とは向き合えている。いいことだと思います。それで気が済んだのだったら。

 ここまで話して、結局はセフレって性欲を満たすためのものなのか、心を満たすためのものなのか、という問題も出てくるんですが、こじれという観点でいえば、そこはあまり関係ないかと思います。
 どっちにもこじれはあるんですが、原因や問題と向き合えているかどうかが大事。向き合えていないのがどっちのパターンでもこじれているのではないでしょうか。

 だからみなさんにお願いです。友人に「セフレがいる」ということを告白されたり、相談されたときには「なんで?」と聞いてあげましょう。
 もしかして、ただ彼との不満を抱えてるだけなら、あなたが話を聞いてあげればセフレを作らなくても良くなるかもしれない。セフレと別れて女子会で済むかもしれないですから。
 建設的ですね。今年はこういう建設的なこともたくさん言っていきたいと思います。

 最後に私の今年の目標を。
 私、実は読書ができない女なんですが、最近はコラムなどを書かせていただく機会が増えてきて、だんだん活字に対する苦手意識がなくなってきました。
 なので、「今年は本を出したい」というのを目標にしたいと思います。
 内容ですか? まあ普通で考えれば、このコラムで書いているような女性とかセックスに関わるものになると思われるかと思いますが、できれば私のような読書が苦手な人間でもこうすれば本が書けるんだというハウツー本にしたいです。その中で、GIRL’S CHや女性の性に関することを存分に書いていければ。
 できればお堅い出版社から出したいな〜。
 どちらか、お願いします(笑)

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第62回 2016年は「いい感じ」です。

2016.01.07 Vol.658

 少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。2016年も『キキマス!』、ダイノジ、そして大谷ノブ彦もよろしくお願いいたします。

『キキマス!』は4日からスタートしていますが、冒頭から「疲れてます」でした。というのも、年末からお正月にかけては稼ぎ時というか、働かなきゃいけない芸人なんで、あっちこっち行ってたんです。カウントダウンジャパンでは1万人を前にDJしましたし、デパートで子供たちと一緒に歌って踊ったり、漫才もやったりして。なかなかいい正月でした。続いているウオーキングしながらですけど、品川神社にも行きましたしね。神社、好きなんですよ。身が引き締まります。ちゃんとした初詣は家族揃って行こうと思ってます。

 さて年頭というと、今年の抱負だったり目標を聞かれたりすることが多いです。僕はというと、うん、2016年は「いい感じですね」って感じかなあ。というのもここ最近、2年ぐらいかな、今年はこれをやろうとか、やりたいだとか、がっちり決めることはしなくなったんです。もちろん、こんな年にしたいなっていうものは持っていますし、言いもするんだけど。「いいことあるぞ! いい年だぞ!」ってね。

 なぜこうなったかというと、ここでもラジオでも言い続けていることだけど、外圧的なものを受け入れるっていう姿勢でいるからです。言っちゃえば、自分で運命を切り開かない。人からやってみたらって言われたらやってみるっていうのをしているから。

 きっかけっていうと、たぶん、名古屋でオーラが見える人に会ったこと、それとゲッターズ飯田くんかな。そのオーラが見える人がね、芸能界で一番オーラがある人はビートたけしさんだって言ったんです。何がすごいかっていうと、たけしさんはオーラだとか霊だとかをちゃんと理屈で“ない”と言える人なのに、催眠術にはすぐかかる。それがいいタレントだよって。僕はオーラとかはほとんど信じてないんだけど、この話ってさ、ツッコミができるかってことと、催眠術にかかってしまうという性質、そのバランスのことかもって思った。ツッコミをネガティブとするなら、もう一方はポジティブ。自分はそのネガティブな部分しかないから面白くないんだとも思いました。それで、同じぐらいのタイミングでゲッターズ飯田くんと話すことがあって、彼の言うことを聞いてみようと思ったんです。財布は緑にしてみよう。神様がいるかどうかは分からないけど、神社に行く人になってみよう。ツッこむんじゃなくて、聞いてみるということをやり始めたんです。

 それからしばらく経つわけだけど、なんとなくですが、いいんじゃないかなって思ってます。何かが切り開かれていく感じもあります。日々いいことがあったなって気付くし、悪いことがあったとしてもこれで運が一つ貯まったと思う。外に出る、人に会う、いい出会いがある。そういうのに気付かないっていうのは悪だと思うんです。だから、2016年は「いい感じ」なんです。

小池百合子のMOTTAINAI 新国立競技場 外観は決まった。次は中身です。

2015.12.28 Vol.657

 ようやく新国立競技場・メーンスタジアムの設計が決まりました。まずは結論が出たことを喜びたいと思います。

 日本スポーツ振興センター(JSC)の技術提案等審査委員会による審査の結果、建築家・隈研吾氏による「木と緑」を前面に打ち出したA 案が選ばれたわけですが、工期短縮が可能という点が主な決め手になったようです。ファストフード、ファストファッションならぬファスト建築かと揶揄する人もいますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合わないなど、あってはならないことです。早期完成にこしたことはありません。

 隈案は神宮外苑、広くは神宮の杜との一体感が感じられ、一国民として納得感があります。木材を多用した点も、日本の大切な森林が放置され、息苦しくなっていることを考えると、様々なメッセージを含んでおり、評価したい。今年5月にPFI手法も活用して完成した豊島区の新庁舎も木材を多用した隈研吾氏の作品ですが、区民にも安らぎを感じさせると好評です。

 ただし、2年前から日本ウェイトリフティング協会の会長を務めている私としてはいくつかのリクエストがあります。新国立競技場を舞台とすると、舞台で演じる選手が主役のはず。アスリート・ファースト(選手本位)といった重要な観点から、たとえば国際的な陸上競技に不可欠とされるサブトラックや、競技前のウォーミングアップ場ともなる広いジムの確保、あり方などです。旧国立競技場にあったジムは狭いながらもウェイトリフティングの重要な練習場の一つでしたが、現在は選手が放浪している状態です。新競技場ではより広く、充実したジムを確保し、他の競技選手の練習場所としても活用できるようにしてもらいたいものです。

 ちなみに東京五輪のウェイトリフティング会場は国際フォーラムとされ、ありがたいことにこれ以上ない舞台が決まっています。重量挙げというくらいですから、重いバーベルの上げ下げで床の補強が必要となります。各地の体育館でも床が脆弱だと、競技や練習ができないことがままあります。つまり、見かけだけではダメなのです。

 ウェイトリフティングは柔道とともに五輪の初日に試合が行われます。ロンドン五輪でも、最初に銀メダルを確保し、日の丸を高々と掲げたのは女子48㎏級の三宅宏実さんでした。この銀メダルがはずみとなり、日本選手団に勢いが出たものです。

 外観だけでなく、選手本位のコンセプトを充実させ、明確な結果を出す。それこそがレガシー造りの基本となると思います。
 (自民党衆議院議員)

友香の素 vol.158 一年が過ぎるのが早く感じますよね

2015.12.28 Vol.657

 今年も早いもので、年の瀬が迫ってきました! 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 一年間の労をねぎらう忘年会シーズン、忘年会に次ぐ忘年会への参加で、毎晩お忙しい方も多いかと思いますが、年々、一年が過ぎるのが早く感じますよね〜。って、私これ、毎年のように書いてるぞ。忘年会で会った同世代の友人たちもそう言ってたけれど、これってもう、年の瀬のご挨拶みたいになりつつあるのかしら!? でもでも、20代だったころに果たしてそう言ってた?? そう言われて共感してた〜?? うーん…遠い昔で思い出せない。そういえば、小学生のころは、時間が経つのがすっごく遅く感じていた記憶が…。遅すぎてか「ん? 私、まだ3年生か〜」なんて思ってましたもん。一年引っ張るのが長すぎて、たまに何歳か分からなくなったりしてたな〜。←それはそれで別の問題がありますかね(笑)。

 きみまろさんじゃないけれど、「あれから何十年」です。「早いものです。あのころは若かった!」「ホントにね〜」って、いやいやいや。そんなこと言ってる場合じゃございません! 振り返るのはまだまだ早いっ。労をねぎらってる場合じゃない。私の知っている乗馬仲間の方で、毎週のように愛馬と共に乗馬を楽しまれている女性がいらっしゃるのですが、その方はなんと70代。70代で毎週のように馬に乗る。私の年齢からすると「これから何十年」ですよ。正直、凄すぎます。とっても素敵な方で、お話しする度にその方の雰囲気に癒されてしまうんですよね〜。私もそんな魅力あふれる女性になりたいです。そう思うと、日々勉強ですね。自分を開拓していくことを楽しんで、新しい自分を見出していきたいです。

 ところで皆さん、もう年賀状は書きましたか? 私はこれからですが、今年の年賀状のデザインを考えたり、書いていたのが、まるで昨日の事のよう〜。やっぱり、一年って早いよね?!

江戸瓦版的落語案内【くしゃみ講釈(くしゃみこうしゃく)】

2015.12.27 Vol.657

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

楽して魅力的なボディーに

2015.12.27 Vol.657

 エステティックTBCが家庭で手軽にできる美容機器を新発売。痩身が人気のサロンだけに、ダイエットをしている女性には気になるところ。美容機器カテゴリーマネージャーの一井さんに話を聞く。

「TBCが来年創業40周年を迎えるにあたり、サロンに来て下さる方以外の方に当店の技術を体感いただきたいと思い家庭用美容機器“セルボディシェイプ”を発売しました。これまではサロンに来ていただいて、エステティックコースやサロンコスメなどをご提供してきたのですが、40年蓄積した実証データや技術、知識、テクニックといったノウハウを使い、幅広いお客様に“きれいに痩せる”というTBCのメソッドをご提供したいと思い販売に至りました」

 他社の家庭用美容機器との違いは?

「この商品は、TBCのボディシェイプのメソッドである“温めて”“ほぐして”“流して”“引き締める”を基に開発しました。これはどれが欠けてもきれいに痩せられません。弊社は女性ならではのしなやかな曲線のメリハリのあるボディー、リバウンドをせず、内側からきれいになるとことを目指しており、これまで年間約20万件のお客様にご提供してきました。そのメソッドにより開発されておりますので、ご家庭でより手軽に、そして効果を体感いただける商品となってます」

 1台で4つの機能を一度にできるのは便利。

「さらに、充電タイプのコードレスで、防水仕様ですので、バスタブの中でもお使いいただけます。温かいお風呂は代謝が上がると言われているので、時短しながら効率のいいケアができます。また、フェイスモードもあるので、お風呂場でお化粧を落として、そのまま使用することも。全国のTBCサロンとTBCオンラインショップで購入が可能です」

 1日10分でいいという手軽さも魅力。忙しさを理由にダイエットを怠けていた人、そしてお正月太りが気になる人は試してみては?

格闘家イケメンファイル Vol.39 目覚めたドラゴン 佐々木大蔵(ささき だいぞう)

2015.12.27 Vol.657

 名門チームドラゴンに所属する佐々木大蔵は、25歳にして所属12年というチーム内でも古株(?)の選手。

「そうですね。選手でいうと尾崎圭司さんと大体同じぐらいの時期の入門ですね。あとは…(梶原)龍児さんより僕のほうが早いので、ドラゴン歴はかなり長いです(笑)。出身がもともと町田で、実家はジムから自転車で20分ぐらい。格闘技を始めたのは中学1年生で、このジムに入門してからです。中学1年生になって野球部に入部したんですが、そこでいじめにあったんです。それがちょうど夏休みに入る直前ぐらいで、学校にも行かなくなっていました。そうしたら両親がこのジムを見つけてくれて、見学に行こうって。見学に来たら前田(憲作)先生(K-1GYM DRAGON 代表)がいて“強くなろう”って言ってくれたんです。それがきっかけで、その夏休み中ジムの練習に没頭していたら、夏休み明けに普通に学校に行けるようになっていた。野球部を辞めたので体を動かしたかったし、体を動かしている時は何も考えていなかったので、精神力がついたんだと思います。父親が格闘技好きでK-1とかヘビー級の試合を一緒にちょっと見るぐらいで格闘技は特に好きではなかったんですが、その没頭した期間ですっかりのめりこみました」

 来年1月17日に後楽園ホールで行われるKrush.62で「第4代Krush −63kg王座決定トーナメント」が開始。山崎秀晃が返上し、空位になった王座の席を巡り8選手が戦う。 

「−63kgのベルトをかけて、トーナメントが行われます。1dayではなく、1、3、6月と行われるので、1試合1試合全力の戦いが見られると思います。3回勝ったらチャンピオンなので、集中していきたい。1回戦の相手は東本(央貴)選手。この選手にはKrushのユースグランプリという大会の準決勝で戦い、延長で判定負けしているんです。だから今回はそのリベンジの意味もあるので、1回戦で当たることになり、気合が入っています。このトーナメントでは新生K-1が始まり注目されている平本(蓮)選手もいますが、反対ブロックなので最終的にお互いが勝ち上がれば決勝で当たるので、6月には平本選手と対戦したいですね」

 自信をのぞかせる佐々木だが、このベルトには並々ならない思いがある。

「この−63kgは龍児さんから始まりずっとチームドラゴンの選手が巻いていました。一度海外のトーマス選手に取られましたが、それを秀さんが取り戻してくれた。それからずっと秀さんが−63kgを牽引してきたので、それに匹敵というか、それ以上に自分がこのトーナメントで存在感を見せて、第4代−63kg王者になりたい。その秀さんはこのベルトを返上し、−65kgに階級を上げて、見事に−65kgのベルトを取った。だから僕もこのベルトを巻いて秀さんと一緒に写真を撮りたいんです」

 プロ選手として活躍するかたわら、指導者としても活動する佐々木。子どもにも人気だが、好きな女性のタイプは意外にも…。

「保育士になりたいと思ったこともあるので、ここでキッズクラスを指導できて夢がひとつ叶いました。好きな女性のタイプは年上のしっかりした人。道場の先輩にも年上の方がいいと言われていた。甘えん坊にみえるのかな(笑)。芸能人でいったら篠原涼子とか吉瀬美智子のような大人の女性がいいですね」

 生涯格闘技にたずさわっていきたいという佐々木だが、もちろん目の前の目標はチャンピオンだ。それには1月17日の初戦に勝つことが第1歩となる。

「チャンピオンが目標ですが、1回戦に勝たないと何も始まらないので、まずは初戦をきっちり取ります。それに1回戦はリベンジの意味合いもあるので、絶対に負けられない。前回は延長判定で負けているので、今回はKO勝ちしかないと思っています。僕の試合は3分3ラウンドまで目が離せないといわれるぐらい粘るので、今回も1ラウンドとはいわず、自分らしく3ラウンド目まで粘って最後にとどめを刺しにいきたい。そこまでのプロセスも楽しんで下さい」

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第41回 「2015年 to the 2016年」

2015.12.25 Vol.DANCEの道

 ふと入ったお店のトイレの壁にこんな文章を見かけました。

「人の欠点が気になったら器の小さい人

人の短所が見えなくなってきたら相当の人物

人の長所ばかり見えてきたら大人物」

 なるほど…(笑)。皆さんはどんな人ですか?

 僕は…、まだまだですね(笑)! 要するに人は人に見られているし、人からどう見られるかは自分次第ってことなのかな? まぁ他人にどう思われても自分がこう! って決めた生き方ならばどう見られてもいい! なんても思いますが、どうせなら周りの人たちがHAPPYになる生き方を僕は選びたいですね。

 何か上手くいかない事が続く時って必ず自分中心な考え方をしている時だなって思います。生きていれば必ず良い事もあれば悪い事もある。だけど周りの人たちが手を差し伸べてくれるかくれないかは自分次第なんだと思います。トイレの壁にあった、他人の長所ばかり見える人は周りにたくさんの仲間がいて相乗効果しながら生きているんだろうなと思います。今年の僕はそんなふうに過ごせただろうか?

 2015年も残りわずかな年の瀬に、今年をいろいろ振り返るとしっかりとやるべき事を残さずできたのか? 何をやり残したのか? なんて考えてしまいますね。しかし、いくら振り返っても時間は戻らないので、来年のことを考えていたら、あまりにも楽しそうな事がありすぎてワクワクしっ放しです(笑)。

 まず、EXILEの活動はもちろんですが、2015年に正式メンバーになったDANCE EARTH PARTY、そして先日発表になりました、THE SECOND from EXILEの本格始動が始まりますし、秋からはアリーナツアーも決定しました! 個人で3グループを兼務する事はなかなか経験できない事ですが、自分のパフォーマンスの可能性や色をグループに合わせて表現できる2016年になるので自分でも気合が入っています。SECONDのメンバーで今から来年に向けていろいろと画策していて、二代目の時から応援していただいているファンの皆さんにも、これから僕らを応援してくださる皆さんにも喜んでもらえるような企画をたくさん用意していますので、ぜひ楽しみにしていてください。

 他にも僕がやっている個人活動のEXILE パフォーマンス研究所やAMAZING COFFEEなど、本当に自分で言うのもおこがましいですが、2016年は勝手にパーフェクトイヤーと名付けてすべてに全力の情熱をぶつけて頑張らせて頂こうと思っておりますのでTETSUYA’s 七変化お楽しみに! そして今年は何と言ってもマツさん、ウサさん、マキさんのEXILEでのパフォーマンスがラストを迎えるので、最後の最後の最後の最後のワンカウントまで、しっかりとお三方の背中を脳裏に焼き付けたいと思います。皆様2015年良いお年をお過ごしください! そして2016年の素敵な年明けを迎えられるように心から願っています!(^o^)v

脱こじらせへの道 第13回 今年は“ヤリマン”と“処女”の二極化が進んだ一年でした

2015.12.25 Vol.657

 こんにちは、田口です。

 今回は年内最後の更新ということで、「経験人数? 貞操観念がないこと? どこからが“ヤリマン”だと思う?」というアンケートをとっかかりにして、この1年を総括した話にしてみようと思っています。
いや、コラムは7月から始まったのでまだ半年なんですが、そこはまあ気にしないで…。

 この1年は女性のセックスにおいて“二極化”が進んだ年だと思うんです。
 二極化というのは“ヤリマン”と“処女”。この2つが大きな角度がついて右と左に分かれてしまって、2つの離れ小島ができてしまった感じといえばイメージしやすいかもしれません。

 以前は肉食女子というものがあるらしいぞ、程度の話だったのですが、今年は自ら「私は肉食女子」と認める女性が増えてきた印象。その結果、メディアの描く女性像は、完全に肉食女子と高齢処女といった話題に二分されてしまいました。

 といってもこの極端な2つしかないというわけではないので誤解のないように。
 あくまで見え方の問題です。メディアに書いてあるようなことを分析していくと二極化が進んでいるような感じになるけど、実際はもちろんそれ以外の女性のほうが多いですから。
 でもその中間の部分が見えにくくなっているので、どちらかに属さないといけない、と思っちゃいがちなので、この極端な2つをつなげるというか架け橋になるものを作らないといけないんですが、今はそれがない。多分その役割を担うのが私たちの仕事なのではないかと思うんです。

 ちょっとアンケートに戻りますと、ヤリマンの定義ってなんだろうというところから始めないといけません。

 アンケートから見えてくるのは、数ではなく、貞操観念なのではないかと思います。
 
「3人以上は…」という人がいました。2人と3人ってどう違うんだろうと思うんですが、感情が入るか入らないかという部分もありますよね。

 彼氏とか旦那がいて。旦那がいて不倫している場合って、それってヤリマンじゃないじゃないですか。単なる不倫。
「年に5人以上と…」というのも単に出会いと別れのスピードが早すぎるだけで、別にいいと思うんです。

 一応、本命がいるのにほかの人とする。しかも自発的にする人、自分から誘ってする人、それがヤリマンかな。このへんは共通認識かと思います。

「貞操観念がない」という項目の中で、愛がなくても誰とでもやるという人をヤリマンという人もいます。この考え方には、どういうわけか古くから女性が持っている「愛がないとセックスしちゃいけない」というセックス観が表れているのではないかと思います。
 でもそんなことは誰かが決めたわけでもなく、個人の価値観の問題です。もちろん、「愛がないとセックスしちゃいけない」と思う人もいていいと思いますが、「愛とセックスは別だ」という人がいても、本人さえ良ければ何も問題ないわけです。愛がなくてもセックスしたっていいじゃないですか。
 そのうえで「同時期に3人以上と…」という意見を考えると、2人というのは彼とか旦那に愛情がなくて不倫相手に愛情があるということで、ヤリマンではないと解釈しているのかなって思いますね。
 不倫の話は以前にもこの連載でお話したので、ぜひ読んでいただければと思うのですが、不倫に物語を持たせている人にこじらせの危険性があるというのはもちろんのこと、案外そういう考え方は世の中にはびこっているのかもしれません。

 私が思うに、ヤリマンでも別に問題はないと思うんです。個人の自由です。
高齢処女も全然問題ないと思うんですが、二極化が進みすぎているのが良くないと思うんです。

 この二極化を解消するのがGIRL’S CHと言ったらなんですが、来年以降のメディアは、そういう姿勢を見せていかないといけないのかなって気がします。
それはアダルトメディアに限らずです。女性向けメディアは今はハウツーものだったり、セックスの話題や肉食女子の話題がすごくPV数を稼いでいると思うんです。まだその流れは続くと思います。
 そこで重要なのは、来年以降その話題でPV数が稼げなくなったときに、どういう方向に向かうか。私は、このままではより過激な方向に向かうのではないかと予測しています。本来目指すべきは、そこからいかに現代女性に寄り添ったものを発信できるか。発信していかないといけないと思っています。

 ではどうするか。
 そのとっかかりは、例えば処女向けのコンテンツ。いや、処女に限らず経験の浅い人に向けたコンテンツです。

 ハウツーってこれまでは、テクニシャンがテクニシャンになるための、みたいなものだったんですけど、もっと身近で使えるハウツーを、ということを目指してGIRL’S CHでは「処女活」というコンテンツを作っています。
 処女の話題って、これまでどこか触れにくいものだったりしましたよね。本人に聞けなかったり、テレビの特集でも腫れ物にさわるような扱いだったり。そんなところを、今回はハウツーという形で「決してはずかしいことではないんだよ」という風に伝えられるといいかなと思っています。

 ちなみに、1月はそんな「処女活」を含めて処女特集をしますので、ぜひご覧ください。

 また、個人的には、AVが処女とヤリマンの架け橋のひとつになれるのでは?という希望も見ています。
 ヤリマンは性に対して積極的、処女はどちらかというと消極的、その中間層の人たちに、AVというツールを利用して、性について考えてもらったり、意見してもらったりしてほしいなと。
 自分の性を語ることに少し抵抗のある人に、AVを“利用”してもらえればいいなと思うのです。

 最後にちょっとばかり、コラムのタイトルっぽいことに触れてみようかと思うんですが、ヤリマンとサセ子は別物ですよね。
 
 サセ子は断れない、受け身でセックスしちゃう人。セックスが好きとは限らない。男にぐいぐい来られると断れない人。それに対してヤリマンは自分がやりたいからやる。
 やりたくないのにやっているというところは、サセ子はネガティブなイメージがありますよね。
 
 ヤリマンになってもいいけどサセ子にはなっちゃダメですよ。

 また、今回のアンケートにあった、「人数」についての意見。
50人以上と経験したらヤリマンだとか、はたまた100人以上からか。
 しかしひとつ言えるのは、人数にかかわらず目標数を持ってセックスするのはヤリマンとカテゴライズしていいと思います。
 
同じ数をしていても、ちょっと人生を振り返ってみたときに「えっ?100人も?」というのはもしかしたらありえない話ではないかもしれません。

 たとえば80人くらいまできたら、「じゃあ100は目指そうかな」という思いは出てきますよね。数字のマジック。

80人まではヤリマンじゃないんだけど、残り20人を目指したところで、この20人についてはヤリマン。そして100人に到達したところで、やはり3桁はヤリマンって扱いになりますよね、結果的に。

 やはり数字を意識した段階でダメかも。「考えるな!感じろ!」ですね。

 こうやってヤリマンの話をしていると楽しいというかおもしろい話がたくさん出てきますよね。

 あと「ヤリマンはいい奴が多い」って言う男性は多いですね。
 まあこれについてはやらせてもらった人に悪いことは言えないので話半分で聞いておきますが…。

 とりあえず、今年はこれで終わりです。
 来年もまた女性についてのあれこれを探っていきますので、みなさんよろしくお願いいたします。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第61回 ドリカムのワンダーランドにやられた!

2015.12.23 Vol.656

 史上最強の移動遊園地に行ってきました。ナゴヤドームで行われたドリームズカムトゥルーワンダーランド。ドリカムはずっと聴いてきましたけど、ワンダーランドやライブにはなかなかタイミングが合わなくて。今回ようやく会場に足を運ぶことができたんですが……、衝撃でしたね。「史上最強の」っていうけど言葉のままでした。ナゴヤドームが、ディズニーランドやUSJっていうか、ファンタジーの世界。お客さんのなかを騎士とかが歩いていたりするし。……会場に入ったときから、自分はワンダーランドにいる、そんな感じなんです。そしたら、吉田美和さんが…! もう、うわーっ!ですよ。

 ライブではあるかもしれないけど、移動遊園地であり、ワンダーランド。こういう考え方を持っていたり、そういった考えをライブに取り込んでるアーティストやバンドって、いないことはないと思うんです。SEKAI NO OWARIとかね。ただ、ドリカムはこの『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND』っていうのを90年代からやり続けている。この形式を90年代に作り上げている。それってすごいですよ。

 僕が勝手に思ってることですが、始めたときはきっと、これは果たして音楽ライブなのか?みたいな意見があったんじゃないかなと思うんです。それでも会場に来てくれる人たちを喜ばせたい、楽しみたいって、スタートしたんだと思います。この、何が起きるんだろうってワクワクドキドキする気持ち、それがずっと続いていて、たくさんのお客さんが足を運ぶんだと思います。

 ドリカムは今年、ベストアルバム『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』をリリースしているんですが、CDが売れない、音楽が売れないというこの時代に、セールスはミリオンを超えているんですよね。代表曲は全部入っているベストですが、収録曲は、カラオケでよく歌われているドリカム曲、カラオケランキングやダウンロードされている曲のデータなどを突き合わせて選んだものなんだそうです。カラオケのことまで考える……、これってなかなかできないことですよ。

 ライブでも、作品でも、ドリカムさんって、みんなが戦ってるところのさらにその上いっちゃってるんだよな。それと並行してドキドキとワクワクをストイックに追求し続けているんですよね。僕もダイノジも、DJダイノジもそっちに行きたい。ドキドキワクワクしたいし、してもらいたい、そういうのをやってきたいんだよなって改めて思います。

初めてのワンダーランドで、すごい刺激もらっちゃいました。

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE[お見立て(おみたて)]

2015.12.14 Vol.656

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

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