おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
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長島昭久のリアリズム 国家と安全保障を考える(その四)
国際連盟の常任理事国入りを果たし、悲願の「一等国」に上り詰め、得意の絶頂にあった帝国日本。それが1920年代初頭をピークに坂道を転がり落ちて行った最大の要因は、大陸中国との関係悪化であり、その主舞台は中国の東北地方「満州」でした。そして、そのきっかけは、政治的には大正4年(1915年)の大隈重信内閣による「対華21カ条要求」であり(ちなみに、今年は100周年)、軍事的には田中義一内閣における満州某重大事件(いわゆる「張作霖爆殺事件」、1928年)といえます。忘れてはならないのは、前者が中国人民のナショナリズムを爆発させ、後者がその後の満州事変、日中戦争へと日本を駆り立てた動乱の導火線となっただけでなく、帝国日本と欧米列強(事実上の国際社会)との衝突を決定的にした事件であったということです。その後の泥沼が敗戦へとつながって行ったことは論を俟ちません。
じつは、朝河博士による警世の書が世に出る3年前に、明治の元勲・伊藤博文が帝国日本の悲惨な末路を見抜いていました。日露戦争「勝利」の翌年、当時朝鮮総督だった伊藤は、満州における日本の排他的な行動がやがて中国のみならず英米の反発を招くことを予知し深刻な危機感を抱いていました。日本は、門戸開放・機会均等・領土保全を錦の御旗にしてロシアと戦った。しかし、このまま日本が満州に居座り続ければ、結局はロシアを追い出し、代わって同じことを日本がやっているだけではないかと。伊藤は、桂太郎首相をして当時の国家首脳陣を一堂に会した「満州問題に関する協議会」を開催させたのです。そこでは、桂首相、加藤高明外相はじめ主要閣僚ほか、山県有朋や大山巌ら元老も顔をそろえ、満州をめぐる侃々諤々の議論が重ねられました。満州権益に固執する陸軍への伊藤の批判に対し、児玉源太郎参謀総長は陸軍を代表し、「我々は満州を日本のフロンティアとするために戦い、夥しい同胞の血を流してこの権益を確保したのだ」と反論。最後は伊藤の「国際秩序を重視しないと日本は世界から反発を受け中国から恨みを買って世界の孤児となり、二進も三進も行かなくなる」との結論で合意したものの、その後、実際には何だかんだ理屈をつけて満州からの兵力撤収を拒み続けたのです。
そこから、ワシントン海軍軍縮条約が締結され(1921年)、陸軍でも山梨軍縮(1922年)や宇垣軍縮(1925年)が断行され、幣原外交(1924-27年)が展開されるなど、国際協調路線を模索する動きもありましたが、最後は、大陸中国への侵略と南進による英米との衝突という愚かな二正面作戦を自ら選択し、まさしく伊藤の予言通り二進も三進も行かなくなり、ついに破滅の道へと突き進んでしまったのです。
(衆議院議員 長島昭久)
格闘家イケメンファイル Vol.18 グランドスラム・イズム 伊藤盛一郎(いとうせいいちろう)
プロ2年目、若干21歳にして9戦の戦歴を持ち、2月22日にはベルトをかけてチャンピオンに挑む伊藤盛一郎。整った顔立ちだが、話をするとくしゃくしゃの笑顔を見せるギャップに女性だけではなく、男性ファンも魅了!?
「最近、男性のファンが増えているんです。フェイスブックとかツイッターとか、友達じゃなくても絡めるので、結構メッセージとかいただきますね。しかも昨日は男性のファンの方が直接ジムに来て電話番号を渡そうと…。まずはお友達から…って言われてはいませんが(笑)。でも応援してくれるファンの声は素直にうれしいです」
格闘技を始めたきっかけは部活。
「もともと中学校の時から高校まで柔道をやっていて、高校3年で部活を引退する時に、このまま何もやらなくなるのはつまらないと思って、格闘技をやろうと思いました。実家が横浜なので、インターネットで“横浜”“格闘技”で検索したら、トップで今のジムが出てきて、ここにしようと(笑)。でも実は勝村(周一朗)先生(リバーサルジム横浜CEO、元修斗世界フェザー級王者)は、僕が小学校5年生の時に、1年生の臨時教諭として、いとこがお世話になっていたので、昔から知っていたんです。そういうつながりもあり、今のジムに決めました」
プロになってから大変だったのが減量。
「きつい時ときつくない時がありますが、毎回10キロ弱は落としています。1カ月半前ぐらいからちょっと食生活に気をつけて、1カ月を切ったら、本格的に食生活を見直し、走ったりします。食べないと動けなくなるから、食べつつ体重を落とし、疲労を抜きながら。だいぶ減量にも慣れて、最近はそこまできつくありませんが、最初のころはしんどくて、TSUTAYAで食べ物の本を立ち読みしていた(笑)。ちょうど焼き肉の本を手にとってぼんやり見ているところをいとこに見られて、勝村先生にチクられたこともあります。盛ちゃんやばいよって(笑)」
減量中の食事管理も自分でやる伊藤。好きな女性のタイプは…。
「自分は背がちょっと低いので、自分より低いか同じぐらいの子がいいです。あとは目がぱっちりしていて、鼻がすっとしていて…。結構うるさいですか(笑)? 性格的には、格闘技をやっているので、なかなか会えない時期とかもあるけど、その辺を理解してくれる子。格闘技は知っていても知らなくても大丈夫です。あとは料理ができれば。減量中のご飯を作ってもらいたい。タレントでは…アーティストのBENIさんとか。性格は分からないので、顔ですけど(笑)」
2月22日(日)ディファ有明で開催される「〜FIGHTING NETWORK ZST〜 ZST.44」のフライ級タイトルマッチで王者八田亮と対戦する。
「チャンピオンに自分が挑むわけですが、特に相手について研究とかはしていません。もちろん寝業師で、グラップリングがとても強い選手だということは知っていますが、映像を何度も見て…ということはしません。あまり考えすぎず、自分の普段の動きができれば勝てると思っているので。頭使いすぎると体が固まっちゃうんですよね(笑)。チャンピオンは得意のグラップリングでくると思うんですけど、自分は自分の戦い方がある。総合格闘技ですから、パンチや投げなど、全部使って戦って倒してやろうと思っています。見に来ていただいた方が感動するような試合にしたい。ピンチもあるけど、最終的にそれも全部乗り越えて勝つ。最後はきっちり自分がベルトを取りますが、そこまでに、お客さんが泣いちゃうぐらいのストーリーがある。という試合をお見せしたいですね」
将来的な目標は?
「格闘技をやっている人たちは、海外に出たいという人が多いと思いますが、自分は日本でやっていきたいです。大晦日にテレビでやっているような大きな大会に出て、日本の人にもっともっと格闘技を知ってもらいたい。そして日本で最強っていうのを目指しています。また、横浜が地元なので、横浜アリーナで試合をしてみたいです。で、横浜を歩いていたら声をかけられるぐらい有名になるのが目標ですね(笑)」
江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 雛鍔(ひなつば)
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
鈴木寛の「2020年への篤行録」 第17回 日本のピケティブームをどう読む?
フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」がベストセラーになっています。6000円近くもする高価で幅4㌢の分厚い本が10万部を超える売れ行きを見せているのは異例なことでしょう。1月下旬にはご本人も来日し、講演やマスコミ各社のインタビューに応じていました。米ハーバード大学のマイケル・サンデル教授のような一大ブームになっています。
「r>g」(資本収益率>経済成長率)の不等式に集約させ、資本家と労働者の格差が広がっているとの主張はシンプルでわかりやすい。本国フランスではそれほどのブームではありませんでしたが、米国では50万部の売れ行きだったそうです。スーパー経営者の出現で上位1%の階層が総所得の2割、同10%で半分を占めるという格差に対し、問題意識を持つ人が多いのでしょう。
日本は、欧米ほどの格差社会ではありませんが、それなりに関心を持たれているのは実質賃金が目減りしているからでしょうか。加えて非正規雇用の増加という「お国事情」がブームの下地にあるのかもしれません。しかし、日本の場合、本来注視すべき本当の格差は世代間の格差です。個人金融資産の6割を60代以上の世代が握っているのに、若い世代への富の移転が進まず、年金の受取額も40歳以下では半分を割るとの試算まで出ています。所得に関するデータでは米国は世界一の格差大国ですが、年金に関して日本は米国の3倍以上。もちろん、このギャップは世界最大です。
ピケティブームの影響で再分配を巡る論議も高まりそうです。国会の質疑でも取り上げられていましたが、印象的だったのが読売新聞。1月26日の社説でピケティを取り上げたのですが、後段の方で「ピケティ説に乗じ、過剰な所得再分配を求める声が、日本でも強まってきたのは気がかりだ」とブームにくぎを刺しています。その翌日の解説面では1ページを割いた特集を組んだものの、英フィナンシャル・タイムズ紙がピケティ氏のデータの使い方を問題視した記事を紹介するなど批判的な内容を全面的に押し出していました。
読売新聞が指摘するところの「過剰」な再分配とはどのレベルを想定しているのか、社説を読んだだけでは分かりませんが、経済格差が世代を超えて固定し、教育格差にまで広がらないように適切な対策は取らなければなりません。経済のグローバル化に加え、先進国では少子化が進み、相続での遺産分割もされづらくなっていますから、教育行政の現場を預かる身としては、ピケティブームが浮き彫りにした問題点に注視していきたいと思います。(東大・慶大教授、文部科学省参与)
ノッポン弟オススメ! from TOKYO TOWER vol.9
さて、「夜景」に3Dプロジェクションマッピング映像を投影する「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」が大好評の東京タワーで、またまたロマンチックなイベントを開催するよ。2月14日は…そう、バレンタインデー! ということで、バレンタインデー当日に、限定イベント「愛のステップアップ!? バレンタインデーは外階段で東京タワーに昇ろう!」を開催します。普段は土曜・日曜・祝日の11〜16時限定で開放している約600段の外階段を、2月14日に限り、21時まで延長。東京の美しい夜景を楽しみながら150mの大展望台まで歩いてのぼることができるんだ。
そして当日は9時から16時まで展望台に来てくれた中学生以下のお友達に、東京タワー塔体の形に似ている江崎グリコの「ジャイアントカプリコ〈イチゴ〉」をプレゼントするよ。そして17時以降に展望台へ来てくれた全員にはポッキーをプレゼント! さらに、外階段で歩いて大展望台までのぼった人全員に、特典として非売品の「ノッポン公認 昇り階段認定証」をプレゼント! 認定証のデザインは全10種類。どんな認定証がもらえるかな?
この日は東京タワーの塔体ライトアップもバレンタインデーを記念した色に包まれるんだ。ピンク色と赤色の「ダイヤモンドヴェール」が日没から22時まで点灯するから、東京タワーに向かう道のりでもロマンチック気分が味わえるよ。もちろん、恋人同士だけじゃなく、家族やお友達と東京の美しい夜景を楽しむのもおススメ。
1年に1度のバレンタイン限定イベントに、たくさんの人が参加してくれたらうれしいな。僕とお兄ちゃんも待ってるよ!
大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第27回 ベイスターズ本に感動した
最近、すごく感動した本があります。村瀬秀信さんという方が書かれた『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』という本。まあ、ベイスターズ本です。自分のブログにも書いたんだけど、これがすごく面白い。
野球が好きな人なら知っていることだと思いますが、横浜DeNAベイスターズの前身として横浜大洋ホエールズがあります。そのころ、それ以前から、球団はどこかどんぶり勘定というか、おおらかというか。現場のノリでやると勝つ、うまくいくっていうところがあったみたいです。僕も野球が好きでずっと見てきましたから、ち密な野球をやる人たちが鳴り物入りでやってくるんだけど、みんなうまくいかないっていうのは見てたんです。ノリというか、そういう楽観的なチームの雰囲気。当時はぼんやりと感じてただけで、うまくつかめてはなかったですけどね。
それで読みながら思ったことが、この感じ、今のベイスターズじゃないかってこと。DeNAがオーナーになって、いろいろ透明化して、これまで取っていなかったデータを取るようにしたら、ファンも観客動員も増えた。中畑清監督が来たら、チームにハマった。球団オーナーはち密に、現場は気持ちや熱さ・ノリを重視する。それで、ベイスターズはうまくいってるし、魅力的になっている。でも、もともとそういうチームだったんだよねって。選手もみんな変わってるのに、そのイズムがずっと流れ続けているって面白いですよね。
そんなことを考えつつ思うのは、中畑監督は偉大だってこと。絶好調だとか、キャンプ初日に記者の前で海に向かって歌っちゃうとか、そういうイメージがあるけど、もともとは引っ込み思案だったそうですよ。長嶋さんにあこがれて、ああいう人になりたいって、自分自身を変えてきたんです。最初は講演に呼ばれても5分しか話せなかったそうですが、あれもできるんじゃないか、これもできるんじゃないかって少しずつ増やしていって最終的には2時間じゃ収まりきらないほどになったそうです。努力すれば変わることができる、それを体現している人なんですよね。そんな人ですから、やっぱり、ほだされちゃいますよ。
さて、プロ野球は各球団が先日、キャンプインしました。『キキマス!』では毎日、現地入りしているアナウンサーからキャンプリポートしてもらっていますが、聞くたびに面白いことでいっぱい。僕も来週見に行く予定です。中畑監督に会えるかなあ。
最後に改めて。この連載でも番組でも言ってますが、今シーズン、僕は横浜DeNAベイスターズを応援しますよ!
EXILE TETSUYA「DANCEの道」第31回「また一つ歳を重ねる素敵!」
私事ですが、33歳の終わりと34歳の始まりを同時に感じる2015年2月……まだまだ自分の未熟さも感じながらも、このままこんなに大人と呼ばれる歳になってもいいのかな? なんて思いながらも、人は毎年一つずつ歳を重ねる訳で……。せっかくなら素敵に歳を重ねて素敵な大人の男になりたいと思っています(笑)。そんな2月が終わって3月1日になれば僕を含めた二代目J SOUL BROTHERSのメンバーはEXILE加入から丸6年が経ちます。それはそれはたくさんのことが今までありましたし、すべてが順調な訳ではなかったですが、全国のファンの皆さんの温かい応援のおかげでEXILE第四章を迎えることができました。
思い起こせばEXILE1年生で迎えた2009年のアリーナツアーはすべてが初めてだらけで、先輩方についていくのがやっとだったし2時間以上踊り続ける過酷さを痛感しました。そして全国のEXILEファンの皆さんにこれからどうぞよろしくお願い致します!! っていう気持ちで毎公演踊っていたのを思い出します。次の年には忘れもしないスタジアムツアーでEXILEの規模感を肌で感じ、毎回登場のシーンで涙が出そうになるくらいの感動と興奮で一生忘れられない夏になりました。その次のツアーからは、あの願いの塔が現れ全国のドームという最高なステージでここ数年で数え切れないほどの皆さんと出会うことができました!
振り返ってみて自分で言うのもなんですが、EXILEというグループは僕らが加入したあとからでも、物凄いことをたくさん成し遂げて来たように思いますが、それはHIROさんがいて先輩方がいて14年もの歴史があるからこそ達成できたことです。微力ながらも自分のできることを一生懸命やってきたつもりではありますが、まだまだメンバーとしてやらなければならない事がたくさんあると思いますし、メンバーから日々学んでいます。新メンバー5人を迎えた第四章は、そんな歴史や信念、価値観を尊重しながらいろいろな意味での新しいEXILEを創ろうとしています。もう少しに迫った新曲『情熱の花』の発売、そしてアルバム『19』の制作はメンバーみんなで想いを込めてファンの皆さんにお届けできる様にと思っています。
先日とある曲のレコーディングを見に行ったのですが、ボーカルの繊細な作業と緻密なこだわりにただただ圧倒されて、自分のDANCEももっともっと突き詰めていかなければいけないなぁ…と改めて思いました!! 徐々にですが、アルバムが完成に向かってラストスパートにはいってきました! 一つだけ言わせてもらえるならば…まじで凄いです!! ぜひお楽しみに!! そしてまずは3月4日に発売されます、新曲『情熱の花』、ジャケット写真や全員の集合アー写や個人アー写、そしてMusic Videoも解禁され、いよいよな感じにワクワクしてきます。時を戻したくなるような圧倒的な大人な世界観をじっくりとゆっくりと、そして情熱的に楽しんでいただけたらうれしいです。そしてそして34歳になりましたEXILE TETSUYAをこれからもどうぞよろしくお願い致します。
小池百合子のMOTTAINAI スポーツの世界でも国家戦略が必要です。
新年早々、中東のカタールに飛びました。ドーハでのアジア・ユース・ジュニア大会に日本ウェイトリフティング協会会長として、選手応援とアジア連盟(AWF)の選挙に出席するためです。
大会では日本の高校生男女がメダル多数を獲得してくれました。現在17〜18歳の彼らです。5年後の東京オリンピックでの大活躍が期待できます。
大会の合間にはAWFの役員選挙が行われました。中国、インド、アラブ諸国に中央アジアと、関係国は40か国を上回ります。
会長はアル・マナ氏(カタール)が無投票で再選。ちなみに会長の任命により私は会長補佐に就任しました。直前会長はUAEの王子の一人でした。要はアラブ湾岸諸国のお金持ちです。
重要ポストである事務局長には12年間同職を勤めてきたイラン人に代わり、イラク人のジャルード氏が選ばれました。実は、選任に至るまでの多数派工作が勝負です。国際連盟の副会長を務める夫を補佐してきたタイ人女性が事務局長選に立候補していましたが、直前に辞退し、代わりに副会長職を確保。同様に中国人候補者も辞退した結果、イラ・イラ対決となりました。
日本はこれまで医療部会の理事1名であったのを理事職、技術職で各1名、計3名、私の会長補佐職を加えると4つのポストが確保できました。各国への根回しの成果でもあります。
しかし、国際連盟(IWF)となると、日本はまったく手薄です。会長はハンガリー、事務局長は中国と枢要なポストには誰もいない。他の種目も似たような状況でしょう。
昨年末、韓国がアジア・サッカー連盟(AFC)の年間フェアプレー賞を受賞したとの報道がありました。試合内容やピッチ内外でのマナー、サポーターの行動、警告数、退場数などを総合的に評価してのことだそうです。日本は2位。最優秀女子監督にU-17日本代表の監督、高倉麻子監督が選ばれたのみです。
柔道着が青になり、試合がレスリングもどきになり、水泳のバサロ泳法が禁じられ、スキー・ジャンプの板が縮められ…。
不利なルール変更に日本国内で非難の声が起こります。しかし、問題の本質は、ルール変更に憤る前に、ルール変更の場で堂々と日本の考えを示し、世界の仲間を味方につける作業が必要なのです。
これはすべての分野に言えます。
新ルールをけなげに、器用に守り、また成果を上げる現場の努力に役員などの経営陣、管理陣が甘えていてはいけません。競技の前に重要な国家戦略が必要です。
(自民党衆議院議員)
大谷ノブ彦 カタリマス! 第9回 「芸人」って何でもやるべきだと思う
「芸人」っていう肩書き、いらねえなってよく思います。お笑いだけを追求する人っていう意味での「芸人」ね。『キキマス!』でも、このコラムでも何度か触れてきたことですけど、どんどんその想いが強くなってると感じています。
「芸人」という言葉を聞いた時、たいていの人が「お笑いをやっている人」って思いますよね。それはそうなんだけど、僕は、それだけじゃないって思ってます。で、調べてみたんですけど、ネタで笑わせることをやってる人が芸人っていうイメージはここ20年ぐらい。それ以前、例えば江戸時代とかもっと昔は、物を書いたり、社会問題について言及っていうか遠巻きに悪口を言ったりしていた。それって社会を揺さぶるっていうことが「芸人」の仕事として最も大事なことだったんじゃないかなって感じたんですよ。
「お笑いだけをやっている人」っていう今の芸人像を作ったのは、たぶん、僕も所属する吉本なんじゃないかなって思います。笑いを追求する、芸を追求するっていう芸人ロマンを与えて、その受け皿として劇場があり、芸人ロマンを担保に僕たちを働かせる(笑)。ある種のプロパガンダといえるかもしれません。もちろん、こういう姿勢も大事ですし、僕も求道者としての道はカッコいいと思う。ただ、その考え方って他人に強要した瞬間にとっても窮屈になります。吉本はそういう芸人の理想像を作ったから、いろんなものが出てくるなかで、それを守り続けなくちゃいけないところもあるんでしょうけど。
で、そういう芸人像があるとき、僕ってどうなんだって思うんです。芸人でラジオのパーソナリティーってありなんですか、通販の番組を紹介するって芸人としてありなんですかって。DJを始めた時も芸人がこんなことしやがってって芸人に言われましたしね。必死だったし趣味でやってるとか言い訳もしましたけど、確信はあったんです。ダイノジだからできることがある、大谷ノブ彦だからできることがあるって。そう思ってやってきました。
僕自身がそうだから言うんじゃないけど、芸人は何でもやっていいと思うし、やったほうがいいと思っています。そこには芸人としてのアウトプットがあるから、何をやるかっていうことよりも、考えの持ち方とか矜持のほうが大切だと思いますから。
多様性を含んでいるのが「芸人」。そういう価値観を共有しないと、やばいんじゃないかなあ、今って。僕の多様性を評価する人でありたいっていう気持ち、こういうところからも強くなってるんだと思います。
友香の素 vol.147 日々是好日、そんなふうに生きていきたい。
さあ、始まりました、2015年! 今年もよろしくお願いします。
お正月は全国的に寒かったですね〜。初詣、行かれましたか? 私は毎年行くのですが、今年はついに、ついにやりました! このコーナーで私事ではございますが、ご報告させて頂いていた「初詣、おみくじの結果報告〜」。過去、「大凶」に続き「凶」を2年連続引いていたこの私が、なんと今年は「末吉」をゲッ〜ト! 引いたおみくじを、木に結ばずに持ち帰れるなんて、なんて幸せ。いや〜、うれしかったなあ(笑)。その喜びにキャイキャイ言いながら歩き出すと、チラホラと雪が舞い始めて、境内の景色が一転、なんとも風情のある、ありがたい初詣となりました。
そういえば、東京も1月や2月に大雪に見舞われたことがありましたが、今年も降るのでしょうかね〜。今日、霜が降りて、地面がバリバリとしているガーデンを散歩中、去年の秋に植え込んだチューリップやスイセンの芽がポツポツと地面からほんの少し、ちょこんと顔を出しているのを発見!! 思わず「お〜〜」と感嘆の声をあげていました。冬場の何となくひっそりとしているガーデンの中でのうれしい出来事。小さくてかわいい芽から、イキイキとした力強い生命力、パワーを感じて、私も元気をもらえた気がして、心がほかほか、あったかくなりました。毎日、寒い寒いと言ってはいますが、少しずつ季節は春へと巡っていっているんだと感じた瞬間でもあります。
四季があるって素敵ですよね。変化を楽しめる。毎年、春夏秋冬はやってくるけど、同じ春夏秋冬はないんですものね。一晩寝たら昨日とは違う新しい今日が始まる。寝ている間も、季節は進んでいく。そんな事は当たり前だと考えていましたが、今日のチューリップや水仙の小さな芽は、私に大切な事を気付かせてくれました。日々是好日、そんなふうに生きていきたいな。