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描くのはしっかりとした女の友情『MONEY MONEY MONEY』劇団コノエノ!特別公演

2019.10.25 Vol.723

「劇団コノエノ!」はNYLON100℃の女優、木乃江祐希が2016年に旗揚げした劇団。

 木乃江はNYLON100℃という現在の日本の演劇界の中核をなす劇団にいながらも、「演劇を見たことのない人にもっと興味を持ってもらいたい…」と考え、旗揚げ公演から「血飛沫」が飛び交い「マジック」がなぜか行われるといった見世物小屋のような、分かりやすく見た目が派手な作品を作り続ける。「血飛沫マジック歌劇団」という異名を取るが、ストーリー自体は逸脱することはなく、描くのはしっかりとした女の友情。

 今回は特別公演ということで血飛沫マジック歌劇団の看板を下ろし、ストーリーだけで観客の心をぐちゃぐちゃにする初の会話劇をやるという。それもどストレートの。

 主人公はモラトリアム期真っ最中のフリーターの女の子。ある日、アルバイト求人誌に「時給3700円の事務」という奇妙な求人を見つけバイトの面接にやってくる。そこで働く女の子たちはみな綺麗な女子大生でモデルか女優の卵。事務の仕事など存在せず、ただ毎日、ガールズトークを繰り広げるだけで高時給がもらえる謎の会社だった…。

 お金にまつわる女子大生とおじさんの戦いを通して、お金が人を、そして価値観を変えていくさまを描いていく。今回はフィクションなのか、それとも恒例のように実話な部分もあるのか、気になるところ。

作品世界にがっつりとハマる、マンガの秋!【オススメコミック】

2019.10.25 Vol.web original

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角川文庫『ロウソクの科学』ノーベル化学賞効果で緊急重版!

2019.10.24 Vol.723

 スマートフォンなどに使われるリチウムイオン電池を開発し、2019年のノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏。記者会見で化学に興味を持ったきっかけとして挙げた英国の化学者ファラデーの著書『ロウソクの科学』が、ノーベル賞効果で書店からの注文が相次ぎ、緊急で2万部の重版を決定した。1860年に子どもたちに行った講義を収録した同書は、たった1本のロウソクを題材にさまざまな化学現象を解説する。吉野氏は小学校の担任からこの本を勧められ、「化学っておもしろそうだな」と思ったという。

 2016年に医学生理学賞を受賞した東工大栄誉教授の大隈良典氏も、自身の原点として同書を挙げている。角川文庫版のほか岩波文庫版『ロウソクの科学』や角川つばさ文庫『ロウソクの科学―世界一の先生が教える超おもしろい理科―』も好調だ。

【明日何を観る?】『ジェミニマン』 『ロボット2.0』

2019.10.24 Vol.723

『ジェミニマン』

 史上最強のスナイパー・ヘンリーは、政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の動きをすべて把握し、神出鬼没で絶対に殺せない最強の襲撃者の正体が秘密裏に作られた“若い自分自身”のクローンだと知る。

監督:アン・リー 出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライブ・オーウェン他/1時間57分/東和ピクチャーズ配給/10月25日(金)より全国公開 geminiman.jp

特撮ものへの鴻上的オマージュ『地球防衛軍 苦情処理係』KOKAMI@network vol.17

2019.10.23 Vol.723

「KOKAMI@network」は鴻上尚史が、さまざまな人たちと出会い、公演するために作ったユニット。これまで新作はもちろん、第三舞台時代の作品を新しい演出で上演するなど、さまざまなアプローチを試みてきた。

 今回は昨年のKOKAMI@network『ローリング・ソング』で鴻上と初遭遇した中山優馬を再び主演に迎える。

 物語の舞台は異星人や怪獣の襲撃を受けている近未来の地球。そこでは人類を守るために地球規模で「地球防衛軍」が組織されていた。しかし地球防衛軍が怪獣と戦った結果、さまざまな場所で壊滅的な被害を受けた住民たちが抗議の声を上げる。「私の家は怪獣ではなく、地球防衛軍のミサイルでやられた。弁償してほしい」などと。毎日のようにくる住民たちのクレームの処理に追われる苦情処理係は悩む。「私たちは人類を守ろうとしているのに、なぜ住民たちは文句を言うのだろうか」とか。そんなある日、突如、ハイパーマンが現れたのだった。

 円谷作品といったヒーローものや特撮ものへの鴻上的オマージュで描くファンタジーの中に数々のメタファーを埋め込んで送る、正義、真実、愛、エゴといったさまざまな問題が含まれた物語。

「第32回東京国際映画祭」見どころPick Up!【10.28〜11.5開催】part.2

2019.10.22 Vol.723

 今年で第32回を迎える東京国際映画祭(以下:TIFF)がいよいよ10月28日より開幕。アジア最大級の国際映画祭として今年も東京に世界中から厳選された映画が集結。世界が注目する日本のコンテンツから世界で話題の最新映画、未来の巨匠たちの作品まで見どころを一挙紹介!

「第32回東京国際映画祭」見どころPick Up!【10.28〜11.5開催】part.1

2019.10.21 Vol.723

 今年で第32回を迎える東京国際映画祭(以下:TIFF)がいよいよ10月28日より開幕。アジア最大級の国際映画祭として今年も東京に世界中から厳選された映画が集結。世界が注目する日本のコンテンツから世界で話題の最新映画、未来の巨匠たちの作品まで見どころを一挙紹介!

散歩するようにクラシックコンサートを楽しもう「BBC Proms JAPAN 2019」

2019.10.20 Vol.723

 世界最大級のクラシック音楽祭が日本初上陸する。英国ロンドンを中心に毎夏行われているクラシック音楽のフェスティバルが「BBC Proms JAPAN 2019」として、日本で初開催される。

 初日となる30日、Bunkamuraオーチャードホールで行われる開幕コンサートでは、ショパン国際コンクールの優勝者ユリアンナ・アヴデーエワが演奏。それを皮切りに、「JAZZ from America」「Russian an
d Nordic Breeze」「Next-Generations,representatie of Japanese Soloists」とテーマの異なるコンサートを行う。

「Proms Plus Outdoor」という無料コンサートも魅力。東京では、11月2〜4日まで、SHIBUYA109の店頭イベントスペースや、渋谷マークシティのマークイベントスクエア、また駅周辺で、ソロ、デュオ、トリオなどコンパクトなスタイルで、さまざまなコンサートが行われる。 

「Proms」は、プロムナードコンサートを指す。ぶらぶらと歩きながら楽しめるコンサートを意味しており、毎回90以上のイベントが行われるが、そのなかにはミュージカル、映画音楽、ジャズ、ワールドミュージックなどさまざな音楽が集まるのと同時に、世界各地から卓越したアーティストや演奏家が集結する。

SALU、オリジナルアルバムを年内にリリースへ! リード曲のMV公開

2019.10.19 Vol.Web Original

 ラッパーのSALUが通算5枚目のオリジナルアルバム『GIFTED』を、年内にリリースすることを発表、アルバム発売に先駆けてリード曲「KURT」のミュージックビデオを公開した。
 
 今年3月にリリースされたシングル曲「Rap Game」のリリックでは、「Interview じゃ読めない俺の Back Ground まだ明かしてないことたくさん」と歌っていたSALU。来るべきあアルバムリリースに向けて、「KURT」から自身の生い立ちやバックグラウンドを徐々に明かして行くという。

 SALUは、初のZeppワンマン公演『SALU THE LIVE 2019→2020 GIFTED』を行う。現在、ファンクラブ「CLUB 36」でチケットの先行受付を実施中。

【オススメDVD 5選】表裏一体? 正反対?『X-MEN:ダーク・フェニックス』他

2019.10.19 Vol.723

『X-MEN:ダーク・フェニックス』

『X-MEN』の原作コミックの中でも最重要作といわれる「ダーク・フェニックス サーガ」を映画化。X-MENの主要メンバーである女性ミュータント、ジーン・グレイの心の闇に潜んでいたもう一つの人格“ダーク・ フェニックス”の暴走と、それに立ち向かうヒーローたちのドラマを描く。『X-MEN:アポカリプス』 に続いてジーン/ダーク・フェニックス役を演じるのは大人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のサンサ役でブレイクしたソフィー・ターナー。さらにジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスなどシリーズの豪華キャストも再結集。

販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン  発売中 ブルーレイ&DVD 4000円(税別)

日本のアートファンがこよなく愛する芸術家たち「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

2019.10.19 Vol.723

 日本・オーストリア友好150周年を記念して開催される、ハプスブルク家ゆかりのコレクション展。13世紀末にオーストリアへ進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。15世紀以降、神聖ローマ皇帝の位を世襲し、ナポレオン戦争を引き金に同帝国が解体したのちは、後継のオーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組)を統治。数世紀にわたって広い領土と多様な民族を支配し、ヨーロッパの中心に君臨し続けた。また同家は、質量ともに世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。同家本流による蒐集品の主要部分は、今日のウィーン美術史美術館における収蔵品の核となっており、本展では同館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点を展示。5章7セクションの構成で、ハプスブルク家のコレクションの礎を築いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459-1519)から、美術史美術館の建設者でもあるオーストリア=ハンガリー二重帝国「最後の皇帝」ことフランツ・ヨーゼフ1世(1830-1916)まで、同家の人々の紹介も合わせ、そのコレクションの歴史に迫る。大公レオポルト・ヴィルヘルムが所蔵していたマンフレーディの《キリスト捕縛》など、国立西洋美術館のコレクションとハプスブルグ家ゆかりの品もお見逃しなく。

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