話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス――。
TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?
カルチャーカテゴリーの記事一覧
いつも、いのちが、そこにある「見える自然/見えない自然 ロイス・ワインバーガー展」
現在ウィーンを拠点に活動する国際的アーティスト、ロイス・ワインバーガーの展覧会。
ワインバーガーは1947年、オーストリア・チロル地方の山間にある村の農家に生まれ、幼いころは植物や動物の絵ばかりを描いていたという。両親の農家を手伝いながら鉄骨工の仕事にも就いたという彼がアートの分野だけで仕事をするようになったのは30歳ごろからのこと。最初は、自身で荒野の植物や絶滅種の植物を育て各地に植えるというフィールドワークからスタートし、90年代後半にはアスファルトをはがして庭を作ったり、除草剤を取り除いて線路を庭にしたりと、都市において人間が作った“決まりごと”を開放し、独自の表現を展開。それらの活動は、生態や環境にも根本的な疑問を投げかけ、多くの人の関心や共感を得ることになる。
同美術館が1999年に開催した「エンプティ・ガーデン」展に参加し、初めて日本に紹介されたワインバーガーが、それから20年の歳月を経て、改めて「見えない自然」という現在のテーマを発信する。絵画・ドローイングをはじめ写真や立体・彫刻作品、さらには壁画や映像作品など計120点を展示予定。
【お笑い】オススメ落語会 7.14〜
『盛夏吉例 圓朝祭』
【出演】雷門音助、柳家三三、笑福亭鶴二、三遊亭円楽、林家たい平、柳家権太楼
【日時】7月14日(日)12時〜
【会場】銀座ブロッサム
【料金】全席指定 4800円 ※特製うちわ付
【問い合わせ】ジュゲムスマイルズ(042-394-5831)
『かめあり亭 第42弾 兼好 王楽 萬橘 〜聴きたい三人会〜』
【出演】三遊亭兼好、三遊亭王楽、三遊亭萬橘
【日時】7月18日(木)
【会場】かめありリリオホール
【料金】全席指定3500円
【問い合わせ】かめありリリオホール(03-5680-3333)
『2019「特選」紫演落語会 さん喬・雲助・権太楼 紫綬褒章受章三人会』
【出演】柳家権太楼、五街道雲助、柳家さん喬
【日時】7月27日(土)13時〜
【会場】有楽町よみうりホール
【料金】全席指定 3800円
【問い合わせ】サンケイリビング新聞社(03-5216-9235)
『文治 喬太郎 桃太郎三人会』
【出演】桂文治、柳家喬太郎、昔昔亭桃太郎
【日時】8月1日(木) 18時45分〜
【会場】日本橋公会堂(日本橋劇場)
【料金】1階指定席3600円(当日4100円) 2階指定席2600円(当日3100円)
【問い合わせ】夕刊フジ営業局(03-3270-4689)平日10〜17時
※発行日までに完売になってしまう会もありますのでご了承下さい。
イケメンって、なにかね?『くさらないイケメン図鑑 現代ニッポン半世紀を彩った265人』
前著『産まないことは「逃げ」ですか?』で、妊娠・出産問題を赤裸々に綴り話題を呼んだ著者の最新刊。「週刊新潮」誌にて長年イラストも手掛けるテレビ評「TVふうーん録」を連載する著者の鋭い観察眼で、現代日本を代表するイケメン265人を分類・リスト化し、うち100人をイラスト入りで解説している。
しかし、通常のイケメン図鑑の枠には到底収まらないところが著者の真骨頂。まず表紙からして、各イケメンのパーツを組み合わせたモンタージュイケメンである。美女の顔を集めて平均化したからといって絶世の美女になるわけではないのは割と知られた話だが、このイケメンらしき架空の人物をどう評価すればいいのか。本書への向き合い方を揺さぶられる。
そしてイケメンジャンルも「すっぽこ系」という、およそイケメンを論じようとしているとは思えないカテゴリーからスタート。掟破りではあるが、巻末から読み進めるのが従来のイケメン図鑑ではないのか。
目次を兼用したイケメンリストには、イラストで描ききれなかったイケメンたちをひと言で表現。名前しか分からないイケメンは想像するほかない。制作期間2年半を経て産み落とされた本書は、全力でイケメンとはなにかを問いかけてくる。寄藤文平氏が手掛けた一見の価値ありの装丁は、本書を開いてのお楽しみに。
サラリーマンは辛苦な稼業と来たもんだ『セミ』【著者】ショーン・タン
セミ おはなし する。
よい おはなし。
かんたんな おはなし。
ニンゲンにも
わかる おはなし。(帯文より)
どんよりした灰色の壁と床が囲む、まるで要塞のようなオフィス。そこら中に散らばった書類の間隙を縫うように、しわだらけのスーツ姿で一匹の「セミ」が立ち尽くしている。言い知れぬ不穏な気持ちを抑え読み進めると、どうやら彼はある会社で、勤続年数17年を数えるサラリーマンだという。どんなに理不尽な目に遭おうとも、不平不満を言わず真面目にコツコツと、ニンゲンの分まで仕事をこなす。時折「トゥクトゥクトゥク!」と声にならない声をあげながら……。
夏フェスシーズン本格スタート「S2O Japan Songkran Music Festival」
7月に入り、2019年の夏フェスシーズンが本格スタートだ。この3連休には都内はもちろん全国各地で同時多発的にフェスティバルが開催される。
関東近郊でもさまざまな大型音楽イベントが開催されるが、そのなかで注目したいのが「S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL (エス・ツー・オー・ソンクラーン・ミュージック・フェスティバル)」だ。タイの旧正月「ソンクラーン」に行われる水かけ祭りに由来するフェスで、2015年にタイのバンコクで初開催。2018年には日本に上陸した。
フェスでは、ステージから巨大ホースで水が撒かれる。オーディエンスは、その水しぶきを浴びながらダンスミュージックを体感できる。それが、世界一ずぶ濡れになるとされる音楽フェスとされる理由だ。
昨年は2日間で延べ2万人を動員するほどの人気で、今年は会場を千葉県立幕張海浜公園に移し、パワーアップして開催される。
出演するのは、世界で活躍するトップDJ14組。
世界を震撼させた名作バレエ、マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』
白鳥を男性がダイナミックに踊って世界を震撼させた名作バレエ、マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』が再来日、11日から開幕する。
『白鳥の湖』といえば、クラシックの中のクラシック。バレエはほとんど知らない人てもバレエをイメージして浮かんでくるのは、この作品の一部であることが多いはずだ。マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』は、その作品を、マシュー・ボーンが新たな解釈で表現したもの。オリジナルの優雅や繊細なイメージもありながら、それ以上にパワフル、エナジー、迫力、そして衝撃といった印象で迫ってくる。なかでも、スワンを演じる男性ダンサーたちの群舞にはあまりの迫力に身を引いてしまうほど。かつて本紙とのインタビューで、演出のマシュー・ボーンは「本物の白鳥を見ていると分かるよ、彼らは意外と獰猛なんだ」と話していたが、舞台上のスワンたちは彼が形容したまま。威嚇されると、本当に怖い。
今回の来日公演は新演出版。本作は1995年の初演以来、手が加えられることがなかったが、約20年の時を経て、マシュー・ボーン自身が手を入れて、“アップデート”したのだという。新たな技術を取り入れて、ドラマが際立ち、スワンたちのどう猛さも増しているのだとか……。
何度も来日公演が行われ、毎回足を運ぶリピーターも多い。この夏、最も見ておきたい作品のひとつ。
いつも、いのちが、そこにある「みんなのレオ・レオーニ展」
小学校の教科書に掲載された『スイミー』をはじめとする名作を手掛け、日本でも幅広い世代に愛され続ける絵本作家レオ・レオーニ(1910-1999)。イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後『あおくんときいろちゃん』で、絵本作家としてデビュー。その後も、ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描き、世界中でファンを生んだ。
本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介。彼の、絵本作家やアート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てていく。『アレクサンダとぜんまいねずみ』や『コーネリアス』といった人気の絵本作品に加え、大人のファンも多い『平行植物』シリーズの油彩画なども展示される。さらに絵本『スイミー』の幻とされた原画(スロバキア国立美術館所蔵)も来日。絵本『スイミー』の絵とは少し違う計5点の原画をじっくり見る機会をお見逃しなく。
夏を盛り上げ、彩り、チルする音楽たち!【オススメCD 4選】
「スペインのひみつ」ヤバイTシャツ屋さん
この夏も日本各地で行われる夏フェスを盛り上げてくれること間違いなしのロックバンド、ヤバイTシャツ屋さんが放つ通算8枚目のシングル。シングルながら5曲を収録した本作には、すでにCMでもおなじみのリード曲「癒着☆NIGHT」を筆頭に、「NHKフレッシャーズキャンペーン2018」のイメージキャラクターに選ばれた際に書き下ろした「案外わるないNHK」、志摩スペイン村 25thアニバーサリー 夏のCMソングをヤバTアレンジでカバーした「きっとパルケエスパーニャ」などを収録している。岡崎体育リミックス「癒着☆NIGHT」も聞き逃せない!
【いまライブで聴くべきバンド】新宿「MARZ」編
今日もまた、都内のライブハウスではたくさんのバンドやアーティストがライブを行っている……けれど、数も種類も多すぎて、誰を見に行ったらいいのか分からない!!! だったらプロに聞きましょう!
今月伺ったのは、新宿のライブハウス「MARZ」。アイドルイベントやラッパーオンリーパーティーなども行っている新宿らしからぬライブハウスだ。サワヤカな店長に、サワヤカでおしゃれなバンドを紹介してもらった。
吉川晃司、三国志・曹操の墓の出土品と念願の対面!「現地では入り口までしか行けなかった」
特別展「三国志」の内覧会が8日、同展の会場となる東京国立博物館 平成館にて行われ、音声ガイドのナビゲーターを務めた歌手の吉川晃司が登場。三国志の魅力を語った。
三国志研究史上最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品をはじめ、中国から来日する最新の考古発掘成果を展示し、三国志の実像に迫る展覧会。
“三国志”通として紹介されると「いやいや」と謙遜しつつ、吉川は三国志に親しむようになったきっかけについて「自分が人生の最大の岐路に立ったと思ったことが30代前半ごろにあり、そのときに何か指南書のような、ヒントになるものを見つけたいと思いまして。ただ、それまで己を物差しに生きてきたようなタイプだったので、困ったからといって助けを乞えるあてもなく、史実や偉人からヒントを得ようと思ったのが最初でした」と振り返り「最初は日本の歴史をたどっていたのですが、大抵、肝心なところになると中国の故事や史書が出てくるので、ではそこから調べないと…と(三国志を)読み始めたら止まらなくなったんです」と明かした。