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厚切りジェイソン「お金があれば、将来の選択肢が増える」『ジェイソン流お金の増やし方』で資産形成を指南

2021.12.10 Vol.748

 芸人兼IT企業役員として活躍中の厚切りジェイソン。発売直後に重版が決定した初のお金にまつわる書籍『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ)の発売を記念したトーク&サイン会が大阪のジュンク堂書店大阪本店にて開催された。

 その投資術により、欧米で広がりつつある経済的自立と早期リタイアを目指すライフスタイル“FIRE(Financial Independence, Retire Early)”を達成し、注目を浴びる厚切りジェイソン。15年の投資経験をもとに、初めての“お金”をテーマに執筆した本書では、自身のギャグになぞらえた「WHY!? お金を増やしたいのに何もしないの?」や「ジェイソン流お金を増やす10の方法」をはじめ、“自分の人生を手に入れる手段”としての資産形成について分かりやすく解説している。

宮沢りえ「心震わせ惜しみなく」 舞台『泥人魚』が6日開幕

2021.12.05 Vol.Web Original

 

 舞台『泥人魚』が6日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで開幕する。5日、初日を控えて、プレスコールが行われ、一部が公開された。

 2003年に初演された唐十郎の傑作戯曲で、18年ぶりの上演。

 都会の片隅にあるブリキ店で暮らす蛍一(磯村勇斗)を探して、やすみ(宮沢りえ)という女が現れた。「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるやすみは、ある約束を果たしに来たと言う。蛍一の前で見せた、やすみの片方の足には、一条のきらめくものがはりついていて──。

小さくてもふもふ!コケ愛好家・藤井久子さんに聞く身近な「コケめぐり」の魅力

2021.12.05 Vol.747

 コケ愛好家として知られるフリーランスのライターで編集者の藤井久子さん。コケを目的として散歩や旅行、山登りなどをする「コケめぐり」をテーマとした新刊『コケ見っけ!日本全国もふもふコケめぐり』(家の光協会)が発売中だ。新宿区「長照山 陽運寺」にて、コケの魅力と「コケめぐり」について聞いた。

“認知症のある人の世界”を旅するガイドブック『認知症世界の歩き方』

2021.12.02 Vol.747

 未曾有の超高齢化社会に突入する日本。団塊世代が後期高齢者となる2025年には、認知症高齢者数は約700万人、5人に1人が認知症になるといわれる。

 そんな中で発売された本書は、“認知症のある人には実際に世界がどんなふうに見えているのか”という視点から「旅のスケッチ」と「旅行記」の形式でまとめ、13のストーリーとして解説したもの。認知症世界には乗るとだんだん記憶をなくす「ミステリーバス」や、誰もがタイムスリップしてしまう「アルキタイヒルズ」などが存在し、その世界を旅する旅人はいろいろなハプニングを体験するのだという。

 驚いたのは、人間がいかにさまざまな情報や経験を組み合わせ、そこから判断・行動しているかということだ。大きな文字でビジュアルが多いので分かりやすく、ゲームの説明書や問題集のようなイメージでサクサク読める。いつか自分や身の回りの人が、認知症世界を旅する時のガイドとしてぜひ。

カラテカ入江が“おうち掃除”の極意を伝授!『業者の㊙︎家そうじ』

2021.11.30 Vol.747

 2019年に芸能界を離れ、アルバイトとして清掃業に従事。1年後には清掃会社「ピカピカ」を起業したカラテカの入江慎也が、実際に行っている業者としての作業を“おうち掃除”に落とし込んだ実用書が『汚部屋がピカピカになると世界が変わる! 業者の㊙︎家そうじ』だ。

 芸人時代の小道具を断捨離し、部屋中を掃除して「きれいになった部屋を見渡していたら、なぜか心がスッキリとして、軽くなった。一歩前に踏み出せる気がした」という著者。キッチン、お風呂、トイレ、リビングなど家中の汚れのポイントを押さえ、100円ショップやドラッグストアなどで誰でも手に入る道具をメインに掃除法を伝授する。中でも「歯ブラシ」「軍手」で手作りできる万能グッズ「イリエツイン」は必見! 

一言で言うと「大人の会話劇」城山羊の会『ワクチンの夜』

2021.11.29 Vol.747

 城山羊の会はCMディレクターの山内ケンジの脚本・演出による演劇プロデュース・ユニット。山内は2004年に「CMディレクター山内健司の演劇」として演劇活動を始め、2006年に「城山羊の会」を発足。以降、コンスタントに作品を発表し続け、2015年には『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞している。

 その作品は一言で言うと「大人の会話劇」。このジャンルには多くの作家がいるが“ここでしか味わえない”感の強さは群を抜いている。設定自体は特に奇抜なわけではなく、登場人物も特に変な人ではないのだが、登場人物たちの人間関係を深くえぐることによって、なんとなくおかしなところが浮かび上がってくる。劇場ではユーモアにあふれた会話でクスリとさせられ、帰り道ではこの人間関係の描き方を思い出してじわじわとさせられる。

 今回はワクチンを接種したある年配の夫婦のその夜のお話。正直、日本全国で多くの人が経験したシチュエーションで、奇抜な登場人物も出てこない。先に説明した城山羊の会の定番スタイル。そう考えると「日常って、よ〜く見てみると思っているより面白いんじゃないの?」と思わされる。「つまらない日常」みたいなフレーズに踊らされてる人にはぜひ見てもらいたい作品。

【明日は何を観る?】『ディア・エヴァン・ハンセン』

2021.11.26 Vol.747

『ディア・エヴァン・ハンセン』

 エヴァン・ハンセンは学校でも家でも心を閉ざしている少年。ある日、自分に宛てに書いた手紙を、図らずも持ち去った同級生のコナーが、自ら命を絶ってしまう。手紙を見つけたコナーの両親は、エヴァンとコナーが親友だったと思い込み…。

福岡で実際に起きた事故をモチーフとした最新作 劇団桟敷童子『飛ぶ太陽』

2021.11.23 Vol.747

 昨年からの新型コロナウイルスの影響で世の中には「リモート」という便利なシステムが出来上がってしまった。実際に会わなくても仕事ができてしまうことに最初のうちは便利さを感じていた人も多かったのだが、今もそうなのだろうか。

 演劇界でも苦肉の策として「配信」が取り入れられた。それはそれで地方在住のファンやさまざまな事情で劇場に来られない人たちに向けて今後も残っていくかもしれない。しかし演劇の醍醐味はやはり生身の人間が目の前で演じるものを見ることに他ならない。

 そんな演劇体験を嫌というほど感じさせてくれるのが桟敷童子の舞台。作・演出の東憲司が作り出す物語は自身が幼少期に過ごした福岡の炭鉱の町・筑豊や霊場巡りで知られる篠栗での原風景をもとに、困難に立ち向かう人々の壮絶な生きざまを描いたもの。そして劇団員全員で作り出す大掛かりなセットは劇場でありながら野外公演かと思わせるほどのリアリティーと迫力のあるもので、劇場に入った瞬間から観客を強引に物語に引きずり込んでいく。

 今回は「二又トンネル爆発事故」という1945年に福岡で実際に起きた事故をモチーフとした最新作。こんな時代だからこそ、究極の演劇体験を!

【オススメDVD 5選】画面にくぎ付け! 見始めたら止まらない! 秋の夜長に中毒性満点エンタメ

2021.11.21 Vol.747

『大豆田とわ子と三人の元夫』

 松たか子が、問題はあるが明るくてユーモラスでキュートなバツ3女性を好演し話題を呼んだドラマ。『カルテット』、『最高の離婚』、『Mother』など、数々の傑作ドラマを生み出し、大ヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』も記憶に新しい、脚本家・坂元裕二によるオリジナル作品。松たか子が演じる主人公の3人の元夫役に岡田将生、角田晃広(東京03) 、松田龍平。

 大豆田とわ子(松たか子)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と暮らしている。ところがある事情から元夫たちに連絡をとらなくてはならなくなり…。

販売元:TCエンタテインメント 発売中 DVD-BOX2万5740円(税込)

日々の営みを見つめる絵画の世界、心落ち着く「生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 ― 素敵な100年人生」

2021.11.20 Vol.747

 絵を描くおばあさんとして知られる、アメリカの国民的画家「グランマ・モーゼス」ことアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860−1961)の生誕160年を機に開催される展覧会。国内で開催される回顧展としては16年ぶりとなる。

 農場の主婦だったモーゼスは70歳を過ぎてから絵筆をとり、農場をとりまく風景や生活を素朴な筆致で描いた作品で人気作家となったが、生涯、農家の主婦としての暮らしを守りながら、101歳で亡くなる年まで描き続けた。

 同展では、最初期の作品から100歳で描いた絶筆、また愛用品ほか関連資料まで、日本初来日を含む約130点を展示。モーゼスと縁のある場所や人生の転機となった作品や絵画を始める前から得意とした刺繍絵などを紹介する第1章「アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス」、地域の行事や日々の営みを見つめた作品を展示する第2章「仕事と幸せと」、農場の四季を描いた作品を紹介する第3章「季節ごとのお祝い」、そして、100歳で描き絶筆となった《虹》を含む、彼女が心から愛した自然を題材にした作品がそろう第4章「美しき世界」からなる4章構成。

【明日は何を観る?】『聖地X』

2021.11.20 Vol.747

『聖地X』

 小説家志望の輝夫は父親が残した別荘のある韓国にわたり悠々自適の引きこもりライフを満中。そこへ結婚生活に辟易した妹・要が転がり込んでくる。ところが韓国の商店街で日本に残してきた夫・滋を見かけた要は、後を追い奇妙な和食店にたどり着く。

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