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一言で言うと「大人の会話劇」城山羊の会『ワクチンの夜』

2021.11.29 Vol.747

 城山羊の会はCMディレクターの山内ケンジの脚本・演出による演劇プロデュース・ユニット。山内は2004年に「CMディレクター山内健司の演劇」として演劇活動を始め、2006年に「城山羊の会」を発足。以降、コンスタントに作品を発表し続け、2015年には『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞している。

 その作品は一言で言うと「大人の会話劇」。このジャンルには多くの作家がいるが“ここでしか味わえない”感の強さは群を抜いている。設定自体は特に奇抜なわけではなく、登場人物も特に変な人ではないのだが、登場人物たちの人間関係を深くえぐることによって、なんとなくおかしなところが浮かび上がってくる。劇場ではユーモアにあふれた会話でクスリとさせられ、帰り道ではこの人間関係の描き方を思い出してじわじわとさせられる。

 今回はワクチンを接種したある年配の夫婦のその夜のお話。正直、日本全国で多くの人が経験したシチュエーションで、奇抜な登場人物も出てこない。先に説明した城山羊の会の定番スタイル。そう考えると「日常って、よ〜く見てみると思っているより面白いんじゃないの?」と思わされる。「つまらない日常」みたいなフレーズに踊らされてる人にはぜひ見てもらいたい作品。

【明日は何を観る?】『ディア・エヴァン・ハンセン』

2021.11.26 Vol.747

『ディア・エヴァン・ハンセン』

 エヴァン・ハンセンは学校でも家でも心を閉ざしている少年。ある日、自分に宛てに書いた手紙を、図らずも持ち去った同級生のコナーが、自ら命を絶ってしまう。手紙を見つけたコナーの両親は、エヴァンとコナーが親友だったと思い込み…。

福岡で実際に起きた事故をモチーフとした最新作 劇団桟敷童子『飛ぶ太陽』

2021.11.23 Vol.747

 昨年からの新型コロナウイルスの影響で世の中には「リモート」という便利なシステムが出来上がってしまった。実際に会わなくても仕事ができてしまうことに最初のうちは便利さを感じていた人も多かったのだが、今もそうなのだろうか。

 演劇界でも苦肉の策として「配信」が取り入れられた。それはそれで地方在住のファンやさまざまな事情で劇場に来られない人たちに向けて今後も残っていくかもしれない。しかし演劇の醍醐味はやはり生身の人間が目の前で演じるものを見ることに他ならない。

 そんな演劇体験を嫌というほど感じさせてくれるのが桟敷童子の舞台。作・演出の東憲司が作り出す物語は自身が幼少期に過ごした福岡の炭鉱の町・筑豊や霊場巡りで知られる篠栗での原風景をもとに、困難に立ち向かう人々の壮絶な生きざまを描いたもの。そして劇団員全員で作り出す大掛かりなセットは劇場でありながら野外公演かと思わせるほどのリアリティーと迫力のあるもので、劇場に入った瞬間から観客を強引に物語に引きずり込んでいく。

 今回は「二又トンネル爆発事故」という1945年に福岡で実際に起きた事故をモチーフとした最新作。こんな時代だからこそ、究極の演劇体験を!

【オススメDVD 5選】画面にくぎ付け! 見始めたら止まらない! 秋の夜長に中毒性満点エンタメ

2021.11.21 Vol.747

『大豆田とわ子と三人の元夫』

 松たか子が、問題はあるが明るくてユーモラスでキュートなバツ3女性を好演し話題を呼んだドラマ。『カルテット』、『最高の離婚』、『Mother』など、数々の傑作ドラマを生み出し、大ヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』も記憶に新しい、脚本家・坂元裕二によるオリジナル作品。松たか子が演じる主人公の3人の元夫役に岡田将生、角田晃広(東京03) 、松田龍平。

 大豆田とわ子(松たか子)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と暮らしている。ところがある事情から元夫たちに連絡をとらなくてはならなくなり…。

販売元:TCエンタテインメント 発売中 DVD-BOX2万5740円(税込)

日々の営みを見つめる絵画の世界、心落ち着く「生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 ― 素敵な100年人生」

2021.11.20 Vol.747

 絵を描くおばあさんとして知られる、アメリカの国民的画家「グランマ・モーゼス」ことアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860−1961)の生誕160年を機に開催される展覧会。国内で開催される回顧展としては16年ぶりとなる。

 農場の主婦だったモーゼスは70歳を過ぎてから絵筆をとり、農場をとりまく風景や生活を素朴な筆致で描いた作品で人気作家となったが、生涯、農家の主婦としての暮らしを守りながら、101歳で亡くなる年まで描き続けた。

 同展では、最初期の作品から100歳で描いた絶筆、また愛用品ほか関連資料まで、日本初来日を含む約130点を展示。モーゼスと縁のある場所や人生の転機となった作品や絵画を始める前から得意とした刺繍絵などを紹介する第1章「アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス」、地域の行事や日々の営みを見つめた作品を展示する第2章「仕事と幸せと」、農場の四季を描いた作品を紹介する第3章「季節ごとのお祝い」、そして、100歳で描き絶筆となった《虹》を含む、彼女が心から愛した自然を題材にした作品がそろう第4章「美しき世界」からなる4章構成。

【明日は何を観る?】『聖地X』

2021.11.20 Vol.747

『聖地X』

 小説家志望の輝夫は父親が残した別荘のある韓国にわたり悠々自適の引きこもりライフを満中。そこへ結婚生活に辟易した妹・要が転がり込んでくる。ところが韓国の商店街で日本に残してきた夫・滋を見かけた要は、後を追い奇妙な和食店にたどり着く。

片桐仁「日本人には粘土の成分が足りない!」過去最大の展覧会が20日開幕 粘土アート20年の集大成

2021.11.19 Vol.Web Original


 芸人、俳優、彫刻家として活躍する片桐仁の展覧会『粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展』が20日から東京ドームシティのGallery AaMo(ギャラリー アーモ)で開幕する。

 これまでにも各地で展覧会を行ってきた片桐だが、今回の展覧会は過去最大級の規模で行われるもの。「粘土道」として20年にわたって発表してきた作品を始め、学生時代の絵画作品や「テレビブロス」の連載で描いたイラストまで、380点を展示する。

 開幕を控えた19日に行われたメディア向けの内覧会では、片桐が巨大作品を背に挨拶。「僕に関するアート作品をすべて持ってきました」と胸を張り、「老若男女のみなさんに楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

 

『土竜の唄 FINAL』監督・三池崇史×脚本・宮藤官九郎×主演・生田斗真の大ヒットシリーズがついに完結!

2021.11.19 Vol.747

『土竜の唄 FINAL』

 シリーズ累計発行部数1000万部突破の大ヒットコミックス(高橋のぼる/ビッグコミックスピリッツ連載)を、監督・三池崇史×脚本・宮藤官九郎×主演・生田斗真という究極の組み合わせで実写化が実現。唯一無二の才能を持つ3人が作り上げた究極のエンターテインメントとして、1作目2作目とも大ヒット。そしていよいよ3作目となる本作でシリーズが完結。

 主人公の潜入捜査官・菊川玲二を演じる生田斗真をはじめ、玲二の恋人・純奈役の仲里依紗や玲二の兄弟分・日浦役の堤真一、玲二を狙う女殺し屋役の菜々緒や宿敵・猫沢役の岡村隆史らレギュラーおよび歴代キャストに加え、最大の敵となる轟烈雄役の鈴木亮平や、謎の美女・沙門役の滝沢カレンら新キャストまで、まさにファイナルにふさわしいオールスターキャストが集結した。主題歌はもちろんシリーズを通して主題歌を手がけてきた関ジャニ∞による「稲妻ブルース」。

 日本映画界を代表する豪華な顔ぶれが限界突破の熱演を見せる、まさに全編クライマックスのエンターテインメント。

日々の営みを見つめる絵画の世界、心落ち着く「川瀬巴水 旅と郷愁の風景 」

2021.11.18 Vol.747

 大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883〜1957)の回顧展。

 近代風景版画の第一人者として知られる巴水は、日本各地を旅しながら、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた。それは近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代にあって日本の原風景を求める旅でもあった。

 そんな巴水の版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画《新版画》を推進した版元の渡邊庄三郎。海外にも通用する木版「美」の構築をめざした2人によって生まれた作品は、郷愁や安らぎをもたらす木版画として今なお多くの人々に愛されている。また、旅の情緒にあふれる日本の風景は海外の愛好家も魅了し、欧米でも巴水の作品は今なお高く評価されている。

 同展では、初期から晩年までの木版画作品より、まとめて見る機会の少ないシリーズ(連作)を中心に構成。赤い寺門に白い雪が映える東京二十景《芝増上寺》、富士山と桜、湖の彩りが美しい《西伊豆木負》、つづら折りの山道を行く《塩原おかね路》など、四季折々、日本各地の風景を描いた伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群を堪能できる。時を超えた旅情に浸ってみては。

やりこみたい最高峰のMMORPG「 グランサガ (Gran Saga)」

2021.11.18 Vol.747

 最高峰のクオリティーで描かれるスマートフォン向けオリジナルゲーム『 グランサガ (Gran Saga) 』がついに正式にサービスをスタート。

 ゲームは王道のRPGがベースになっているMMORPG。女神の祝福で誕生し、人間が文明を築き上げたエスプロジェンは黒き龍に襲われた。女神の名のもとに12人の騎士が集結、黒き龍との戦いの幕が開ける。

 美しいグラフィックに迫力のバトルシーン、個性豊かなキャラクターによる冒険と、遊び応えのある内容。バトルではキャラごとの属性と、敵の属性を考える必要があったり、複数のキャラをバランスよく育てる必要もあるなど、やり込み要素は満載だ。

 正式サービス開始前から人気も注目も高く、事前登録者数は300万人を超えている。これからその数もさらに増えそうだ。

 梶裕貴、鬼頭明里ら豪華声優陣によるフルボイスストーリー、下村陽子による音楽、イラストやロゴデザインは天野喜孝が手がけ、テーマソングはRADWIMPSと屈指のクリエイターやアーティストが集結している。

 スマホだけにいつでもどこでも遊びたい時に遊べるのがポイントではあるが、どんどん長くなるナイトタイムの格好の遊び相手になりそうだ。

増田貴久がブロードウェイミュージカルに初挑戦「ハウ・トゥー・サクシード」

2021.11.15 Vol.747

 増田貴久がブロードウェイミュージカルに初挑戦したことで話題も注目も集めたミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』が戻ってくる! 

 トニー賞7冠のコメディーミュージカルの決定版。ビルの窓ふき清掃員のフィンチが「努力しないで出世する方法」という本を読んで一念発起、次に「入るべきは大企業」という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に飛び込み、社長に直談判。人事部長に社長の関係者だと勘違いされて入社を果たし、トントン拍子に出世していく。全てが順調だったある日、重大なアクシデントが発生して……。

 ポップで力強い楽曲、軽快でパワフルなダンス、出世街道を楽しそうに駆けあがって主人公の姿にウキウキワクワクが止まらない。増田演じるポジティブなエネルギーに満ちたフィンチを筆頭に、『レ・ミゼラブル』のエボニーヌ役を筆頭に多数のミュージカルに出演する唯月ふうか、アーティストとしても活動する松下優也ら豪華キャストの一挙手一投足に心が踊る。

 年末年始を前向きに乗り切るパワーを本公演からいただこう!

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