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瞬殺プリンス 久保賢司【格闘家イケメンファイル Vol.69】

2017.03.27 Vol.687

 K-1ファイターとして活躍、そのイケメンぶりから女性人気も高い久保優太選手の実弟・久保賢司が登場! 優しそうな雰囲気をまとい、格闘家に見えない兄同様、こちらも癒し系のイケメンだ。

「兄とは2つ違いですが、格闘技を始めたのは兄より大分遅いです。小さい頃兄がテコンドーを始めた時に、一緒にジムに通ったんですけど、数カ月で“暴力は嫌だ!”って言ってやめちゃった(笑)。それからずっとやっていなくて、中学ぐらいからムエタイのジムに入って、本格的に始めました。きっかけ?…なんとなく…かな(笑)。で、高校在学中の17歳でプロになりました。自分は小さいころからおとなしい性格で、今でも喜怒哀楽の怒の感情が欠落していると言われてるぐらいなんですけど、スイッチが入ったらヤバいです(笑)。多分、そんなスイッチがあることを知っているので、リングに上がって思い切り暴れたいんでしょうね。実は一回引退して、その間ずっとジム(K-1ジム五反田)経営をしていましたが、復帰することが決まってから、スイッチの入り方が前回の現役時代よりすごいことになっている。殺気や狂気があふれてきて、日に日に手が付けられなくなっています」

 一度引退したのに、復帰を決意したのは?

「実はキックボクシングにいたのはずっと前で、引退前4年ぐらいはプロボクシングにいました。で、引退してジムをオープンし、現在も運営をしています。復帰を決めたのは、そのジムで若手選手の相手をするなど、指導をしている中で、もう一度やりたい気持ちが出てきたから。また、今のK-1で活躍している選手たちを見てて、自分だったら全員倒せるなっていうのがあったのも、復帰を決めた理由のひとつです」

 復帰戦は、4月22日(土)に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜』。

「現在、K-1 WORLD GPフェザー級王者の武尊選手が初代のチャンピオンだった階級のトーナメントに出場します。武尊選手が階級を上げ、ベルトを返上した事で空位になったチャンピオンの座をかけての戦いになります。その日はワンデートーナメントで、優勝するまでに3試合を1日でやる。なので1秒でも早くKOして勝たないとダメージが蓄積されていくので、初戦、準決勝はとっとと勝ちます。1回戦の相手は中国の選手で、映像を見ましたがかなり手ごわい世界レベルの選手という印象。しかし、初戦はウオーミングアップなので、リングの上で雰囲気を確かめて、その上で瞬殺します。それ以降は誰が上がってきても勝つ。その準備はできているので」

 戦闘モードに突入しつつある久保だが“我が子”の話になるととたんに笑顔になる。

「ワンちゃんが大好きなんです(笑)。家にはチワワとマルチーズの2人がいて、その子たちがほんと癒しになっていますね。休みの時は2人を連れて出かけたりとか。車に乗っけて公園とかにも行きますし、どこにでも連れて行きます。普段は近くが多いですけど。寝る時は一人が僕の腕枕で、もう一人は身体の脇にくっついて寝ています」

 ジムの代表としての夢もあるという。

「僕が目指すジムは、痛いとかつらいとか、無理して通うというのが一切なく、本当に楽しく汗をかいて、楽しくストレス解消できる場所。僕以外のトレーナーも全員それを共通認識として持ってもらい、誰でも楽しく安心して運動ができるジムにしたいと思っています。そのために、掃除の徹底など基本的な事をすごく大事にするなど、よりより環境にして会員の方が楽しくいられる場になればと思っています」

 ジムの運営に真面目に向き合いつつも、新生K-1にかける思いは深い。

「自分が選手としてK-1で復活する意味、役割はしっかり理解している。K-1イコールKOだと僕は思っているので、そこでしょぼい試合をする訳にはいかない。ものすごいノックアウトを見せていけたらと思っています。また、新生K-1の試合をずっと行ってきた国立代々木第二体育館が、4月の試合を最後に耐震改修工事のため休館し、それ以降の試合はさいたまスーパーアリーナで行われることになりました。今度のスーパー・バンタム級王座決定トーナメントが、4月大会のメインイベントなので、その決勝戦は代々木で行われる最後の試合になる。僕は代々木のリングに最後に立っている選手になるつもりです」

所英男らがモリカビュチスの遺族救済へチャリティproject開始

2017.03.13 Vol.686

 

 総合格闘家の所英男、勝村周一朗らが中心となって、昨年12月にリトアニアで亡くなったレミギウス・モリカビュチス選手(享年34歳)の遺族の救済のため「レミーガ追悼委員会(Japan)」を形成。日本の格闘家とファンからの追悼・支援金を集める「追悼チャリティTシャツ」販売を代行し、売上の一部を子供たちの養育費に充てていくこととなった。

 モリカビュチスは2000年にZSTに参戦し、所らとしのぎを削る。日本を主戦場にし、HERO’S、K-1 MAXという当時のメジャーイベントにも参戦した。HERO’S参戦に当たっては、モリカビュチスの視察に訪れた前田日明氏が対戦相手だった所にも興味を示し、所も参戦決定。これをきっかけに所がブレイクしたというエピソードもあり、所にとっては人一倍思い入れの強い選手でもある。日本を離れた後も2014年まで戦い、一時リングを離れていたが、2017年にカムバックを予定していた。

 モリカビュチスはリトアニアの政治不安定から幼少期に祖母のもとに預けられ、プロ格闘家となってからも祖母が亡くなる2011年までファイトマネーのほとんどを祖母の治療費に充てていた。その間に3人の子供を授かり、間もなく4人目が生まれる予定だった。

 4人の母親であるライモンダさんとモリカビュチスは周辺の環境もあり結婚はしていなかったのだが、間もなく婚約という状況での訃報。

 一家の大黒柱を失ったライモンダさんは4人の子供を抱え、仕事にも就けないことから収入が見込めず、またリトアニア国からも社会保障(遺族支援)を受けられないことから、現在はリトアニア格闘技界とファンからのわずかな支援金で生活をしている。

 追悼委員会では「レミギウス・モリカビュチス追悼HP」(http://www.athleteyell.jp/project/remyga/)を立ち上げ、3月2日~7月31日(事前予約販売制)までTシャツとタオルを販売する。詳細は同サイトで。

6・24 K-1 YouTubeで合わせて120万回再生の大遺恨!武尊と小澤が対戦

2016.06.13 Vol.668

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg世界最強決定トーナメント〜」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のスーパーファイトに−55kg王者の武尊が登場。Krush−58kg王者の小澤海斗を迎え撃つ。

 武尊と小澤は4月29日のカード発表会見で小澤が「首洗って待っとけ」と挑発。大会前の恒例行事「大決起集会」(5月21日、東京スカイツリータウン)ではフォトセッションで大乱闘を繰り広げた。YouTubeで会見は約66万回、決起集会は約55万回再生されるなど、2人の遺恨は大きな注目を集めている。

 小澤の持つKrush−58kgのベルトの初代王者は武尊。K-1王者となった武尊がベルトを返上したため行われた王者決定戦で小澤が第2代王者になったという経緯もあり、武尊は「相手にとって不足はない」と言う。しかし小澤の一連の行動に「リスペクトも何もなく、ただ単に挑発するのは本当に腹が立つ。名前を出されるだけでもムカつく」とK-1王者となってからの“王者らしい”振る舞いを封印。久しぶりに怖い武尊が帰ってきたよう。

 一方、小澤は8日に行われた公開スパーリング後の会見でイベントでの一件に触れ「イベントが終わって次の日もムカツキが止まらなかった」と怒り心頭。下馬評では武尊有利の声が多いことについては「関係ない。試合をやってもいないのに何が分かるのか。俺には武尊が失神しているイメージができている」と武尊を挑発した。

 新生K-1を人気実力の両面で引っ張ってきた武尊にとって一筋縄ではいかない試合となりそうだ。

これから始まる「修斗世界制覇」の主人公 飛鳥拳【格闘家イケメンファイル】Vol.48

2016.05.09 Vol.666

 伝説の空手家・大山倍達の半生を描いた作品『空手バカ一代』。1973年にはテレビアニメ化され、大山は架空の空手家“飛鳥拳”として描かれた。そんな空手バカなリングネームを持つのが、修斗のイケメンと名高い飛鳥拳。

「父親が格闘技好きで、何か格闘技をやらせたいということで、6歳の時に空手の道場に入れられました。小学校の時は結構真面目にやっていましたが、実際楽しくなかった(笑)。空手が嫌というより、小学生だったので、友達と遊んでいるほうが楽しかったので。中学に入ると部活でサッカーを始めたので、週1回という割とゆるい頻度で続けていました。そして高校生、17歳の時に今のジムに入り総合格闘技を始めました。もともと父親とPRIDEを見ていて、五味隆典選手にあこがれていたこともあり、挑戦してみようと。17歳で入門し、翌年初めて試合に出て、大学1年生でプロに。アマチュアから一つずつ地道に勝ち星を積み重ねて、新人王まで勝ち上がったという感じです」

 2013年フライ級新人王獲得、そしてインフィニティリーグ優勝と順調にキャリアを重ねてきた飛鳥。いよいよ7月17日(日)東京・後楽園ホールで、空位となった世界フライ級チャンピオン決定戦に挑む。相手は、澤田龍人。

「ずっとベルトを持っていた同門の先輩である内藤のび太選手が、ベルトを返上したことで、ようやくタイトルマッチに挑める事になりました。本当はインフィニティリーグで優勝したらチャンピオンに挑戦できるということだったんですけど、当時も王座を保持していたのび太選手が同門だったため、この機会をずっと待っていた。澤田選手とはライバルといわれていますが、そもそも最初に僕が対抗意識を燃やしていたことが、因縁のライバルのようにいわれるきっかけ(笑)。向こうはいわゆるエリートコースで、なんというか…エリートが飛び級してきたみたいな感じで…。僕は普通にアマチュアからやって…とコツコツルートで上がって来たので、なんかムカついた(笑)。そういう反骨心もあり、リーグ戦での初対戦の時は、絶対にぶっ飛ばしてやろうと思っていました。その意地もあって、勝てましたし、このリーグ戦では優勝もしたので、ライバルとはもう思っていません」

 ライバルと思っていないといいつつ、格闘技エリートに思うところはあるようで…。

「インフィニティリーグも優勝を争いましたし、今度の試合もベルトがかかっているので、絶対に負けられない。澤田選手はもともとレスリング出身で、レスリングは強い選手ですし、一本やKOが多くとれるところはすごい。僕はいつもKOを狙っているけど、判定が多いので、一本やKOを取れるのは本当にすごいなと思います。前回、僕が勝ったので、向こうは絶対に負けられないという気持ちでくると思いますが、僕も負けられないのは同じ。相手がどうくるかですが、前回みたいにタックルを切って、相手の得意な状態に持ち込ませなければ、間違いなく勝てると思います」

 笑顔がさわやかで女性にも人気の飛鳥だが、プライベートは…。

「自分でも困るぐらい趣味がない(笑)。休みの日は、出かけたりもしますが、大したところには行かないし…。何をしているかって言われると、本当に困りますね。好きな女の子のタイプは…すごい優しい人がいいです。自分が性格的にあまり引っ張っていくタイプじゃないので。優しく見守ってくれる感じで、包容力のある人が好きです。タレントさんだったら深田恭子さんとか。包んでくれそうなタイプなので」

 7月の試合について読者へメッセージ。

「就職はせず、この道一本で行くことに決めたので、ようやく巡ってきたこのチャンスでタイトルを獲るという事は、絶対に実現させなきゃいけないこと。将来的には海外で試合をしてみたいとか夢はありますが、今は7月に集中するだけです。若いイケメン俳優とか、ジャニーズのアイドルファンは多いと思うのですが、戦う暑苦しい男たちもかっこいいと思うので、ぜひ試合会場に足を運んで、そんな男たちの真剣勝負を見て下さい」

K-1が3つの階級を新設。11・3大会で−57.5kg初代王座決定トーナメント開催

2013.06.27 Vol.669

 K-1が23日会見を開き、3つの階級を新設することを発表した。

 K-1は2014年の第1回大会から−55kg、−60kg、−65kg、−70kgの4階級で王座を認定してきたが、選手層が厚くなったことと適正体重で試合をしてほしいということで、−57.5kg、−62.5kg、−67.5kgを新設。K-1はヘビー級と合わせ全8階級で展開されることとなった。
 また11月3日に行われる代々木大会で−57.5kgの初代王座決定トーナメントが開催されることが合わせて発表された。

 今回の階級新設に大きな影響を与えたK-1公式サポーターの関根勤も会見に出席。「新生K-1が始まったとき、世間に浸透するには5キロ刻みの階級は分かりやすく非常にいいことだと思ったんですが、見ていくうちに5キロのなかで苦しむ選手がたくさんいた。選手層が厚くなってきたので、適正体重で戦ってほしいなと思いまして、前田さんに“2.5kgで区切ったらどうでしょう?”ということを昨年からずっと提案させていただいていました」と明かした。そして「これで8階級の王者が揃えば、王者のそろい踏みとか2階級のワンデイトーナメントが可能になる。どんどん話題が盛り上がっていけばいい」と話した。

 今後、多くのドリームマッチの実現が期待されるが関根は「武尊選手はKrushでは−58kgだったので57.5kgが適正ではないかと思う。そうすると新しいライバルが出てくる。武尊選手を取り囲む風景が変わってくる。それから卜部兄弟の兄弟対決で盛り上がりましたが功也選手は62.5kgがベストかなと思う。兄弟対決は2回見たのでもういいかな…。僕も兄弟がいるので見ていられない。2回見せていただいたので、今度は新たな敵と戦ってほしい。67.5kgは頑張って70kgに上げていた選手もいましたが、その状態で外国人選手と戦うのは非常にリスクが高かったので、適正体重で戦える選手がたくさんいると思う。ゲーオが階級を落としてこないことを望みます(笑)」などと話した。

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