昨年1年間の「梅毒」および梅毒に感染している妊婦から胎児にうつる「先天梅毒」の感染者数は、現在の方法で統計を取り始めた平成11年以降で最多となった。そんな近年急増する「梅毒」をテーマとしたトークイベント「今さら聞ける!?日本で流行中の梅毒の話」が2月25日、都内で行われた。
過去最多を更新「梅毒」は誰でも感染する!? 症状が消える、何度でも感染、ピンポン感染も
2024.02.26
Vol.Web Original
昨年1年間の「梅毒」および梅毒に感染している妊婦から胎児にうつる「先天梅毒」の感染者数は、現在の方法で統計を取り始めた平成11年以降で最多となった。そんな近年急増する「梅毒」をテーマとしたトークイベント「今さら聞ける!?日本で流行中の梅毒の話」が2月25日、都内で行われた。
東京都で感染者が急増している性感染症「梅毒」の報告数が、今年に入り全国で5164人に上ることが、23日発表の国立感染症研究所「感染症発生動向調査(速報データ)」にて分かった。「梅毒」とはどのような病気なのか。東京都医師会の川上一恵先生に解説してもらった記事を加筆修正のうえ再掲する(初出:2023年3月30日、肩書きは当時のまま)。
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新型コロナウイルスの5類移行を控え、東京都医師会は11日の定例記者会見で、都内で増加している新型コロナウイルス以外の感染症について注意喚起を行った。
東京都内で慢性の感染症「梅毒」の感染者が急増している。昨年の患者報告数は過去最多の3677人を記録し、年齢別で男性は20代から50代、女性は20代の報告が多い。こうした状況を受け、都では3月に「東京都とくべつ検査」として無料の臨時検査場を設けている(24日まで)。「梅毒」とはどのような病気なのだろうか? 東京都医師会理事で感染症担当の川上一恵先生に聞いた。
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