もっと相手を気遣ったセックスを…期待のエロメン夏目哉大さんにインタビュー・後編【田口桃子の脱こじらせへの道 第55回】

 前回に引き続き特別版として、期待の新人エロメン・夏目哉大さんへのインタビュー。
 着エロをはじめとして、バラエティに富んだ経歴を経て、女性向けAVに出ることになった夏目さんですが、今回はプライベートの性生活や、今後の展望などを伺ってみました。
■なんにせよ“認める”というのが時代の流れだと感じています

――好きな女性なタイプはありますか? 積極的な人が好き?

「そうですね。そういうのを嫌う女性もいるじゃないですか。遠ざけようとする感じは好きじゃないかな。“好きなんだろう”って感じで押し付けるのも違うけど、そういうふうに遠ざけちゃう人は、単純に言って趣味が合わないんだなっていうふうには思いますね」

――そういう性の話をざっくばらんにしながら、実際の性生活に生かせるものですか? 

「エッチをする前とか後にディスカッションみたいなことを割とするんです。僕から言い出せば相手も少しは言ってくれる。その少しのことから頑張って引き出していけば、お互いに言い合えるようになるんじゃないかと思うんですが、まあ…でも難しいなとは感じますけどね」

――個人的なことで申し訳ないんですが、最近、「そういうあけすけなところをやめてくれ」と言われたことがあって。意外とそういう考えの男性が多いので、夏目さんみたいな人が増えてほしい。

「なんにせよ“認める”というのが時代の流れだと感じています。ゲイとかバイセクシャルといったこともそうだし、宗教上のマイノリティーの人もそう。いろんな人のいろんな形があることを認めよう、といった流れを感じるので、むしろそこを認めないのは、“人としてどうなの?”って感じがします(笑)。僕はそういう人は責めちゃいますね(笑)」

――撮影の時のセックスとふだんのセックスって、やっぱり違いますか?

「いえ、この仕事を始めてからは仕事を意識したセックスしか多分していないです。プライベートでも、ちょっと練習するねって感じで(笑)。カメラのあるほうに自分の顔を向けないといけないじゃないですか。そういうことを意識して、自分の頭の中でカメラマンさんはここにいるな。今日はずっと右側から撮られていよう、なんて考えながらエッチしていますね」

――撮影の時に気を使うことは。

「あまりよくないんですけど、女優さんのことは気にしちゃいますね。痛くないかとか。芝居の時に“痛くない?”とか聞くじゃないですか。“痛くない”以外の答えが返ってくるわけないですよね、撮影なんだから(笑)。プライベートでも聞きますけど、それを繰り返し言ってもだいたい誰も痛いとは言わない。だからすごく細かい動作を気にするんです」

――確かに、痛くない?って聞かれたら、痛くないってしか答えられないですよね(笑)。

「絶対に本音が聞けない質問ですよね。それがあるから、無我夢中になるのも素敵なエッチだと思うんですが、相手を喜ばせてこそだと思う部分もある。そういうところがモヤっとしているところもあって、それがいまずっと引っ掛かっているんです」

――GIRL’S CHのアンケートでも聞かれたら答えにくいものとして、「イった?」って質問がありました。イってないって言いづらいじゃないですか。男性が傷つきますからね。

「じゃあどうすればいいのか2人で考えよう、ってなればいいんですが、まあそうはならないですよね。なので、こっちから、“ちょっと力抜いてみればどうかな”とか“今日はそこを意識してやってみようか”みたいなことを事前に言ってみたりします。僕は女の子と会うときに先にしちゃうんですよ。お昼過ぎくらいに会って、ホテル行ってして、そのあとにご飯を食べる。普通は飲みに行って、日常の愚痴を言って、ホテルに行ってサヨナラ。それだと前に進まない。エッチを先にした後に一緒にご飯を食べれば、“てかさ”っていう感じで言いにくかった部分をお酒の力を借りて言えたりするじゃないですか」
■男性向けAVも含め性産業の中で活動していきたい

――今後はどういう活動をしていきたいですか?

「やっぱりAV業界でやっていきたい。今、一番注力しているというか仕事をいただけているのが女性向けのAVなんですが、そこだけだと、やっぱ仕事の絶対的な量がちょっと足りないなって思うところがあって。女性向けが広がればいいなとは思いますが、そこは時間をかけて変えていかなければいけない課題だと思うので、継続して努力するとして。やっぱり自分が活動を続けるためには男性向けにももちろん出なければいけないとは思っています。あるいはちょっと発想を変えて自分で撮ってみるというのもありだと思うし。どちらにしても性産業の中で活動していきたいという思いがありますね」

――やはり撮るほうにも興味はありますよね。今日お話を聞いていて、クリエイティブな才能もありそうに思います。

「自分が撮りたいものというのは常にあるので、もしかしたらやるかもしれないけど、まあ遠い先の話かなと。でもそういう情熱を持っていないといい仕事は多分できないと思うので、その熱は大事にしたい。でもそこを発散しちゃうのは怖い。1回撮りました。すっきりした。次に撮りたいものがなくなった、ってなったときに、なんか仕事もそれでうまくいかなくなったら、って考えると怖くなっちゃうから、自分で撮るということについては割と慎重には考えていますけど」

――これから先、どんな男優になりたいですか?

「いい作品を作りあげようと思ったら、技術さん、監督、演者もそうだし全員が同じビジョンに向かって働かないといいものは撮れないと思うんです。偶然撮れちゃった、ということはあるかもしれない。ある種、ドキュメンタリーみたいなところもあるから、偶然をどうやったら引き出せるのかということを考えるのも大事だけど、でもより確実な方向でアプローチをかけるんだったら、監督が何を取りたいのかということをしっかりと理解して、それにこたえられて、それ以上の提案をできる男優でありたいかなって思いますね。だから欲張りな話ですが、なんでもできるようになりたい。それは男優としてで、自分というブランドで考えるならまた別のいろいろなキャラクターのつけ方とかも考えますけど、その土台のAV男優ということに関してはなんでもできるようになりたいなとは思います」


 いかがでしたでしょうか。
 パフォーマーとしてだけではなく、性に対する深い探究心に、さまざまな方面での活躍を期待せずにはいられません。

 夏目哉大さんの作品は、GIRL’S CH、SILK LABOより発売中ですので、ぜひご覧ください。


(写真・蔦野裕)

夏目哉大(なつめ・かなた) プロフィル
1989年12月21日生まれ 高知県出身
身長:168cm 体重:59Kg
趣味:勉強
特技:洗車(コーティング技術2級)


<バックナンバーはこちら>

【第54回】着エロから女性向けAVへ…期待のエロメン夏目哉大さんにインタビュー・前編
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【第53回】“別れた彼”からの誘いを断る勇気
http://www.tokyoheadline.com/185132/

【第52回】女が男の「喘ぎ声」を聞きたいワケ
http://www.tokyoheadline.com/183479/

田口桃子(たぐち・ももこ)
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。