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佐賀の空港にファン殺到中!『キングダム』コラボをめぐる旅で感じた日本と中韓の“焼き物”の絆

2026.02.21 Vol.web original

「佐賀キングダム空港」来場者が2.4 万⼈を突破

 現在、佐賀県の空港周辺が観光地として人気だ。佐賀県では、連載20周年を迎えた人気漫画『キングダム』(集英社刊)の原作者・原泰久⽒が佐賀県出身であることにちなみ同作とコラボレーション。「キングダム×(駆ける)佐賀県〜佐賀の⽕を絶やすでないぞォ。〜」と題し、多彩な企画で佐賀県の魅力を発信するプロジェクトを実施している。

 その一環として、期間限定で「佐賀キングダム空港」の愛称がつけられた佐賀空港では、壁面やガラス⾯、階段などが『キングダム』の特別装飾で飾られるほか、「受け継がれる火」をテーマに有⽥焼コラボ⼤⽫などが展示される「佐賀キングダム空港特別展」を開催(3階スペースパーク)。同展は1⽉27⽇のスタートからわずか2週間で来場者2.4万人を突破。早くも、空から佐賀に降り立ってすぐ楽しむことができる最初の人気観光地となっている。

 特別展示の中でも注目の有⽥焼コラボ作品は、⽩磁の⼈間国宝である故・井上萬⼆⽒の技と志を受け継いだ井上萬⼆窯三代⽬・井上祐希⽒が、本プロジェクトのために制作したオリジナル作品。好評を受け、全5種各20枚、計100枚のみ制作された作品の抽選販売も決定(直系19cm版・申し込みは3月3日まで)。

 井上⽒は「最初にお話を頂いたとき、テーマが“受け継がれる火”ということで、運命的なものを感じたんです。実は昨年、祖⽗(萬⼆⽒)を亡くし、父も早くに亡くしており、⾃分⼀⼈になって正直、⽕が消えそうだと感じるときがありました。そんなときに今回のお話をいただいて。祖⽗から受け継いだ⽕を絶やすでないぞ、という、⾃分へのメッセージのようにも思えたんです」と作品に込めた思いを語ってくれた。

 今回のコラボ作品には、⽩磁の“⽩”に自身の作⾵である『⾶沫(しぶき)』の表現を掛け合わせ、『キングダム』に登場する5⼈のキャラクターそれぞれが持つ思いや熱量を、どうすれば最⼤限に引き出せるかを意識して制作したとのこと。

 そんな逸品を堪能したら、空港から車で10分ほどの場所にある干潟よか公園へ向かうべし。ここには、コミックス77巻まで全ページを、無料で一気読みできる「キングダム読破堤」が登場。有明海沿いの防波堤に、全長300m超もの長さで全ページが掲出される光景は圧巻。よく見ると、戦いの過激な描写部分には、黒塗りならぬ、名産の“佐賀海苔”でカバーするという遊び心も! 防波堤の向こうに有明の海を感じながら“思いの火”を受け取ることができる期間限定の貴重な機会。これはファンも未読の人も「今こそ佐賀に行かんといかん!」

 コラボ期間中は他にも佐賀の魅力と『キングダム』の熱量が掛け合わされた特別な観光体験を楽しめる企画が満載。

 空港から車で約1時間ほどの場所にある古湯温泉街では、指定の宿泊施設や日帰り温泉、飲食店などをめぐると名シーン“王騎の入浴”がプリントされた「オリジナル手ぬぐい」や「オリジナルイラストカード」がもらえるプレゼントキャンペーンも実施。実は古湯温泉には、秦の始皇帝の命を受け、不老不死の霊薬を求めて日本へ渡った「徐福」が見つけたとされる伝説が残っており、和モダンな雰囲気と有田焼を生かした湯舟など特別な温泉体験が人気の宿「古湯温泉 ONCRI/おんくり」をはじめ、古湯温泉をゆったりと堪能できる人気の宿が多数。始皇帝の時代に思いをはせながら名湯につかってみては。

期間限定の貴重な光景!「佐賀キングダム空港」の特別展示や装飾

 

「佐賀キングダム空港特別展」では、インパクト満点の巨大なコマ装飾や、井上萬⼆窯三代⽬・井上祐希⽒が手掛けたコラボ大皿などを展示

徐福の伝説が伝わる古湯温泉には、名湯と佐賀グルメを堪能できる宿が充実!写真は「古湯温泉 ONCRI/おんくり」

 

札幌の歴史と歩む、2つの名ホテルのSDGsな「おもてなし」

2025.09.27 Vol.web original

 札幌の中心地にありながら自然に囲まれた札幌パークホテルと、90年以上の歴史を紡ぐ札幌グランドホテル。北海道を代表する2つの名ホテルでは、おもてなしの心にもSDGsの視点が生かされていた。

かつてのハネムーン先が人気観光地へ! 昭和レトロなフォトスポットを巡る熱海の旅

2025.07.29 Vol.Web Original

 今年は昭和元年から数えて100年目にあたる “昭和100年”。若者を中心に昭和レトロがブームを巻き起こす中、都心からのアクセスのよさとそのフォトジェニックぶりで、近年注目を集めているのが熱海だ。

“世界三大ウザい国”モロッコは本当にウザいのか?現地で感じた自分の「ウザいハードルの低さ」

2025.07.27 Vol.Web Original

 アフリカ大陸の北西端に位置するモロッコ。実はエジプト、インドと並んで、旅行者の中で「世界三大ウザい国」と揶揄される国でもある。アラブ、アフリカ、ヨーロッパの文化が融合した独自の世界で「アフリカだけどヨーロッパに近い国」ならではの特異さのあるモロッコ。モロッコは、本当にウザい国なのか? 現地を観光してみると……?

 

「モロッコ=ウザい」は本当なのか?現地で感じた違和感

観光地では歩く時に人同士の距離が近い時があって最初は怖い

 5〜6月のモロッコは、非常に過ごしやすい。マラケシュの平均気温は26度ほどで、暑い日だと35度くらいになることもあるが、乾燥しているので日本のような蒸し暑さは感じない。観光地も夏シーズンよりは混雑しておらず、移動の難易度もさほど高くない。

 モロッコが「ウザい」と称されるのは、物を買うときや、誰かにお金を払うときに発生する“値下げ交渉”が大きな理由となっている。日本では何を買うにも値札がついているのが当たり前だが、モロッコは市場で物を売り買いするため、値札がないことも多い。無論、タクシーにも初乗り料金なんて書いていない。

 そのため、相場を知らずに値下げ交渉をしないと、現地価格より高い金額を払うことになる。観光中、現地のモロッコ人たちとのコミュニケーションが必須になるので、静かにゆっくり過ごしたい……という人に不向きな国であることは確かだ。

 観光地に着くと、たくさんのモロッコ人が声をかけてくる。モロッコ人は日本人に好意的であることが多いようで、カタコトながらも「コンニチワ!ナカタ!トヨタ!」と、知っている日本語でコミュニケーションを図ってくるのだ。市場ではすれ違う度にカタコトジャパニーズで声をかけられるため、真面目に反応していると「ちょっとウザいかも……」と感じてしまう人もいるかもしれない。

しかし、無理な押し売りをされるということもない。笑顔で「ノーセンキュー」と返せば、あっちも「そうか」という顔で「バーイ」と返してくる。むしろ、ウザがりすぎて変な態度を取ると、何かあったのかと心配されて「メイアイヘルプユー?」と、これまたカタコトな英語で話しかけられる。

 

旧市街の広場では観光客も現地の人々も混ざって余興を楽しむ

 実際に現地を訪れてみると分かるのだが、つまりモロッコ人たちは礼儀正しく、親切なのだ。すれ違う人に挨拶をすることは悪いことではなく、観光地の商人たちが、観光客の呼び込みを行うのは自然なことだ。

 現地では、モロッコ人の「おせっかい」をたくさん経験することになるだろう。モロッコには民泊が多く、モロッコ観光の一つとしても有名なリヤドという邸宅式の民泊は、家族で経営されていることもあるので、宿泊先でも温かさを感じることができる。

 たいていのリヤドでは朝食がついてくるのだが、観光ツアーに参加するために朝早くリヤドを出ることを伝えたら、わざわざ朝の6時に起きて、ビニール袋にいっぱいのパンやヨーグルトを持ってきてくれたこともある。しかもパンは、わざわざ温めてきてくれたことが分かる優しい温度だった。

歴史的大停電だって「ケセラセラ」!旅してわかった、スペイン人の陽気さの理由

2025.07.20 Vol.Web Original

2025年4月28日、ヨーロッパで過去最大級のブラックアウトがスペインで起きた。スペイン〜ポルトガルで、広範囲な大停電が起こったのだ。停電当初はフライトは欠航し、ネットワークもダウン。都市によっては24時間以上停電が続く街もあった。奇しくもそんな停電の1日後にスペイン旅行を控えていた筆者が見たのは、日本にはないスペイン人たちの、停電後の1日の過ごし方。

 

停電明けの都市で見た驚きの景色

通常運転感満載の駅構内

 スペインはヨーロッパの南西部に位置しており、陽気で社交的な国民性でも知られている国だ。ヨーロッパの中でも日照時間が非常に長い上に晴天率も高く、作物がよく育ち、GDP率も高い。そんなスペインで、広範囲に及ぶ大停電が起きたことは、ヨーロッパでは大きく取り上げられていたものの、日本ではさほど大きく報道されていなかった。

 しかし、当初は現地メディアでは「サイバー攻撃の可能性がある」などと報道されていたので、そもそもスペインに辿り着くことができるのかどうかすら危ういと思っていたのだが、幸い首都では交通インフラを中心に、24時間以内に電気が復帰した。とはいえ半日以上停電が続いていたので、色々と不便がある可能性を危惧していたのだが……心配はすぐに徒労へと変わった。

 現地に着くと、空港にはツアーガイドやタクシー運転手たちがプラカードを掲げていて、拍子抜けした。「もしかして電車が動いていないから?」と一瞬心配したが、なんと電車は無料で乗ることができた。駅員は「停電があったからね!どこまで乗っても無料だよ!」と嬉しそうな顔をしていて、なんと気前のいい国なんだろうと思った。

テラス席まで満席…

 南の玄関口でもある都市都市・マラガでは、さすがにチェーン店が軒並み閉まっていた。日本でも人気があるスペイン発の大型ファストファッションブランド・ZARAも、ハイブランドストア街も閑散としていたが、路地に入ってみると、個人店の飲食店はどこも大賑わい。聞けば「仕事が休みになってやることがないから朝からみんなで飲んでいる」とのことだった。見習うべき、スペインのケセラセラ精神である。

ノープランでも楽しめた!大阪・関西万博をふらっと体感

2025.05.30 Vol.762

 大阪・関西万博のポジティブとは言い難い見出しやリポートが目に入る一方で、「本当にそうなのだろうか」「他の人と自分の感じ方は一緒ではないしな」という気持ちも湧いてきた。大型連休の週末に大阪で仕事が入った。チャンス!と、早めに大阪入りして万博の雰囲気を感じてみることにした。

 旅に予定を詰め込まない主義。万博を訪れたい目的も万博の雰囲気を感じることで、どうしても見たいパビリオンもない。そんな記者にとって、まるまる1日は体力が持たない。そこで選択したのは夜間券だ。17時から22時まで滞在できる。ただパビリオンは21時で終了なので何を優先するかがポイントだ。

 金曜日の夕方。まだオフィスアワーということもあって人はまばら。会場の東ゲートではさすがに列ができたもののスムーズに入場。地下鉄を降りてから会場に入るまで10〜15分といったところだろうか。

 太陽が傾いて大屋根リングの格子から差す夕日がまぶしい。アイルランド、ドイツ、韓国、イタリア……人気パビリオンを横目に歩いていると、巨大な立像が目を引くアゼルバイジャン館の行列が一気に短くなったのを確認。列に加わってみるが一向に進まない。いくつかパビリオンを見学して分かったが、映像コンテンツの上映時間に合わせて人を館内に案内していくところが多い。だいたいの行列は映像コンテンツ待ち……なのかもしれない。

掘ったら意外に面白い!? 気になる万博イベントをピックアップ

2025.05.24 Vol.762

「大阪・関西万博」が開幕して2カ月弱が過ぎた。初日から悪天候に見舞われるというアンラッキーなスタートを切ったかと思えば、スマホの電波状況が悪くQRコードが提示できず入場にあたり行列ができてしまったり、子ども用のトイレの話題で炎上したりとアンチが小躍りしそうなニュースが流れている。

 しかしその一方で公式サイトを目を皿のようにして、じ~っくり見てみるとなんだかよう分からん気になるイベントもちらほら。そんな「なんかよう分からんけどおもろそう」なイベントをピックアップしてみた。万が一、大阪に行く用事ができちゃった人はついでにいかが?

◆「ベーカリー・エキスポ・ジャパン」
(6月4日9~20時、西ゲートゾーン EXPO メッセ「WASSE」)※予約なし
 日常食である「パン」を切り口に、次世代への技術・文化の継承やエネルギーをはじめとする環境問題などさまざまな課題解決に向けた取り組み、パンを取り巻く環境のイノベーションなど「パンの未来」や「パンの可能性」を感じることができるイベント。
 パン職人世界一の座を競う国際ブーランジェコンクール「第5回 ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン」が行われ、昨年、フランスで開催された「第9回モンディアル・デュ・パン」の上位6つの国・地域の代表チームがパン職人世界一の座を競う。

◆「絵師100人展 大阪・関西万博篇」
(6月11日10~20時、フューチャーライフゾーン ギャラリー WEST)※予約なし
 漫画やアニメ、ゲーム、ライトノベルの挿絵などポップカルチャーの第一線で活躍するイラストレーターらの描き下ろし作品を一堂に展示。

◆「ブラジルの伝統格闘技カポエイラを知ろう・やってみよう!」
(6月22日11~12時、フューチャーライフゾーン ジュニアSDGsキャンプ)※事前予約・当日登録 
 ブラジルの伝統格闘技「カポエイラ」を体験できるイベント。その歴史に触れながら、体を動かし、楽器を奏で、みんなで歌って楽しむ。

◆「O-MU-TSU WORLD EXPO」
(6月23日 終日開催、東ゲートゾーン EXPO ホール「シャインハット」)※事前予約のみ

◆「ラジオ体操100万人プロジェクト!」
(6月26日10~21時、フューチャーライフゾーン フューチャーライフヴィレッジ(フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」)※予約なし

◆「LaLaLaよさこい」
(6月26日12~19時、東ゲートゾーン EXPO ホール「シャインハット」)※予約なし
 高知が本場のよさこい祭りを世界中の人たちと国境を越えて踊りまくるイベント。

◆「おもろい大阪、高齢者もワクワクする未来の暮らしプロジェクト」
(6月28日10~21時、フューチャーライフゾーン フューチャーライフヴィレッジ(フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」)※予約なし
 NPO法人希望の居場所による、高齢者がWell-beingになり、社会が元気になる共創イベント。

◆「メタ寄席~日本の落語文化を世界に発信~」
(6月28日13~14時、東ゲートゾーン ポップアップステージ 南)※予約なし
 日本の落語を世界へ発信。落語家の桂福丸よる外国語落語の実演。落語家の桂源太が学生と一緒に大喜利を開催。メタバースのVRChatによるアバター落語も放映。

韓国・全州レポート!全州国際映画祭&全州舞台の新ドラマ、ビビンバ発祥の地の絶品ビビンバ

2025.05.18 Vol.Web Original

 ソウルからKTX(韓国高速鉄道)に乗って2時間弱、伝統家屋が立ち並ぶ韓屋村(ハノクマウル)を中心とした歴史と文化の街であり、韓国を代表する「食」の都である全州(チョンジュ)を今年も訪れた。第26回を迎えた全州国際映画祭に参加するためだ。拙作『RAMEN FEVER』(21)を公式上映してくれた縁もあり、3年連続で全州を訪れることになった。全州国際映画祭は韓国で釡山に次ぎ、2番目に大きな映画際であり、インディペンデント映画にフォーカスした「アジアのサンダンス映画祭」のような位置づけ。今年は4月30日から10日間に渡って世界57カ国から選ばれた、224本の映画が上映され数多くのゲストが来場した。

GW台湾特集!美食天国、台北で見つけたローカルグルメ・雑貨・屋台フード【食と雑貨編】

2025.05.03 Vol.Web Original

 美食家を魅了してやまない国、台湾。その首都・台北を訪れるのは3回目だが、今回は現地の友人のおかげもあり、地元で人気の美味しいレストランや、興味深いエリアに足を運ぶことができた。

北杜市 “天空に一番近い列車” で行くワイン&グルメ、アートの旅〈キース・ヘリングと食 編〉

2025.04.17 Vol.Web Original

 山梨県の北西部に位置し、八ヶ岳や南アルプスなど美しい山岳風景に囲まれ、都心から特急で約2時間でアクセスできる北杜市。そんな北杜市で観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗り、グルメやワイン、アートを巡るツアーが来春発売される。今回は編集部がひと足先にその行程を体験した。(全2回のうち第2回/前編から続く)

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北杜市 “天空に一番近い列車” で行くワイン&グルメ、アートの旅〈「HIGH RAIL 1375」編〉

2025.04.16 Vol.Web Original

 山梨県の北西部に位置し、八ヶ岳や南アルプスなど美しい山岳風景に囲まれ、都心から特急で約2時間でアクセスできる北杜市。そんな北杜市で観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗り、グルメやワイン、アートを巡るツアーが来春発売される。今回は編集部がひと足先にその行程を体験した。(全2回のうち第1回/後編に続く)

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