ファーミングプロジェクト、今年も始動!

 ファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」で3月25日、今年初のファーミングイベントが行われた。天候にも恵まれたこの日は、7企業約50名が参加、にぎやかなスタートイベントとなった。

 今年初のファーミングイベントは、ジャガイモの植え付け。さらに、各企業の畑の雑草取りと整地、持ち寄った野菜や花の種蒔きを行った。じゃがいもは昨年も植えて大収穫だった作物。今年も「男爵」「メークイーン」「ベニアカリ」の3種類のイモが用意された。まず、耕作し畝をつくり、種イモは小さいものはそのまま、大きいものは半分に切り、切り口に石灰をつけて、ひとつずつ丁寧に植え付ける。そのあと元肥として、鶏ふんと、併設する乗馬クラブで出た馬ふんにおがくずなどを混ぜて発酵させた堆肥を上にかけ、さらに土を軽くかけて作業終了。土を掘り返していると、昆虫やカエル、そして大きなカブトムシの幼虫が出て来て、子どもたちは大喜び。

 そしてこの日は、サプライズでEXILEのTETSUYAがファーミングに飛び入り参加。自然が大好きでファーミングイベントのことを聞きつけ、ここ、生命の森リゾートのファーミング畑に駆け付けてくれたとのこと。子どもたちと一緒に積極的に鍬をふるい、じゃがいもを植え、草むしりをして汗を流していた。


 そのあとは、各自の畑の草むしり。3ヵ月以上放置された畑は、雑草の根が横に張り、腰をかがめての作業に、肌寒さが残る気候の中、汗をかきながら没頭する人も。さらにきれいになった畑を鍬や耕運機でならし、元肥をまぜていく。そのあとは、各自が持ち寄った葉物野菜などの種を植えて水やりをして終了。子どもも大人も、久しぶりの土の感触を楽しんだ。

 今回のランチはクラムチャウダー、4種類のパン、それにはさむラタトゥイユ、チョリソー、ポテトサラダ、スペアリブ、生ハムとモッツァレラチーズのサラダなどの具材、デザートに数種類のベリーソースと、チョコレートムース、そして生クリームをトッピングしたフレンチトースト。その場で焼いたパンに、好きな具材をつめて豪快に頬張るのは、アウトドアの醍醐味。全部の具材を入れたスペシャルビッグサンドを作りかぶりつく子どもも。

 また、畑での作業に続き、ランチにも参加してくれたTETSUYAは、すっかり子どもたちの人気者になり、即興ダンスレッスンが始まるなど、にぎやかで和やかなイベントとなった。好天に恵まれ、参加者も増え、サプライズゲストと楽しい時間を過ごす。今年初のファーミングプロジェクトは、充実のスタートとなり、今後もますます楽しみなイベントになりそうだ。

 最後に参加企業は、今年のファーミング目標を発表。「初年度となる今年は、カレーに入れる食材を作りたい。じゃがいもは植えたので、にんじんやナスやズッキーニを作りたい」(エヌリンクス)、「畑の看板を作る。また、社内にファーミング部を作って、もっと大勢の人を巻き込みたい」(電通)、「自然と触れ合う」(青山メインランド)など、さまざまなアプローチで、ファーミングを楽しむ目標を立てた。