オリーブの恵みをおなかい〜っぱい!【地元で食べるとやっぱりウマイ〜香川県編〜】
うどん県の愛称で親しまれながらも、うどんだけじゃないと魅力をアピールしている香川県。そのなかでも突出しているのが、国内生産量ナンバーワンを誇るオリーブだ。食用油としてだけではなく、おいしい牛や豚、ハマチを育むもの、さらに美容のエリアにおいても重要なアイテムとなっている。そのオリーブの魅力を探るため、香川県を訪れた。
香川県が「おいしい」季節が来ている。年間を通じてたくさんの「おいしい」を全国に提供している香川県だが、晩秋から初冬にかけては、その「おいしい」がいつも以上に凝縮されているのだ。
世界が認めるオリーブオイル

小豆島で生産されたオリーブから採った初物のオリーブオイルが出回り始め、この時期ならではの味であるオリーブの新漬けも店頭に並ぶ。飲食店はもちろん、家庭の食卓にもオリーブが登場し、土地で育ったオリーブの恵みを堪能する。
枝がしなるほどたわわに実ったオリーブは、その大半がオリーブオイルになる。国内のみならず海外でも高く評価されるまでに育った香川県産のオリーブオイル。その始まりから携わってきたのが東洋オリーブ株式会社だ。小豆島、そして豊島に農園を持ち、栽培、収穫、そして加工・販売まで行う。訪れた日も、加工工場には収穫されたばかりのオリーブのかごがずらりと並んでいた。傷ついた瞬間から急激に痛み始める繊細なオリーブは、すべて人の手を使って収穫されて、工場で加工される。丁寧に育てられた緑色のオリーブはペースト状にされたのち、オイルを分離し、そして美しいグリーンのオリーブオイルになって、食卓を彩る。
リピート続出のオリーブハマチ

料理はもちろん、食べる人の心も豊かにするオリーブは、香川をさらにおいしくしている。
全国から注目され、都内でも人気を集めるオリーブハマチもそのひとつだ。サンマやマイワシに加えて、一定の期間、粉末状のオリーブの葉を与え育てた特別なハマチで、脂がのっているのにさっぱりとした味わい。刺し身で食べるとサクサクの食感が楽しめる。高松市内のスーパーでは、一般のハマチよりも価格の高いオリーブハマチのほうが人気、というよりも、一般のハマチはあまり店頭に並ばなくなってしまったという。
島野養魚の嶋野文太さんによれば、酸化によって身の色が劣化するのを防ぐための方法を探るなかで、オリーブのポリフェノールに行き当たったのが始まりだという。毎年流通するのは、9月から翌年1月ぐらいまで。「刺し身やしゃぶしゃぶもいいけど、個人的には炙ってマヨネーズもいいよ」と嶋野さんは言う。

